天保十二年七月四日、西暦になおしますと1841年8月20日で、場所は東京都八王子市恩方のことであります。
8月20日の八王子は晴れ
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当日は摂氏28、9度ととても暑い日でした。
(右から二つ目の気温のピークで8月では2番目の気温となっています。)
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「苦熱」と江戸の松崎慊堂の日暦にはあります。
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水車の樋掛けに、安下から働きに来ていた繁蔵が、あまり暑いので、昼休みに大勢の子供を連れて堰に水浴びに行きました。
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子供の前で水門から、御宮の下まで泳ぎ、もどる途中事故は起こりました。
帰りの中程で沈み、三度ほど手を出したのですが、そのまま沈んでしまいました。
すぐさま、騒ぎとなり大勢で介抱したのですが、繁蔵そのまま亡くなりました。
こうもんが破れていてなんとも不気味だったと「尾崎日記」
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今でも、暑い日は必ずといっていいほど水の事故がありますが、私の知る限りでは皆泳ぎの上手い人ばかりです。
実は私は金槌で柄も金属同然
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ところで、この話しには後日譚があります。
八王子恩方では、水の事故は三年続いていました。
そこで、住民拾二軒が集まり相談した結果、
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この事件の五日後七月九日、近辺のお寺から和尚さんや弟子も沢山来て、盛大な法要が営まれました。
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その費用は拾二軒で割り勘となり、一軒当り、二朱ト七百七十文でした。乱暴ですが、一朱を四百文と計算しますと、千五百七十文、一文を十円としてしまいますと、現在のお金で
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今は絶滅危惧種の河童
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この事を友人に話しましたら、鼻で笑われました。
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鼻で笑った友人が幸せか、神に祈った村人が幸せか、
不可解
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とゆうわけで、きゅうりは私からの供物です。
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