幕末気象台

おりにふれて、幕末の日々の天気やエピソードを紹介します。

アマビエさまの御真言

2020-09-27 12:01:18 | Weblog
 昨今、コロナの流行で、アマビエ様が大流行だぞとよ

阿弥陀如来さまには「南無阿弥陀仏」
キリストさまには「ア-メン」
不動明王さまには「のおまくさんまんたら、さらだせんだま-かろしゃだ-や、そわたらや、うんたらた、かんまん」
と神様、仏様には、それぞれお唱えする真言があります。

それでは、アマビエ様はいかがでしょうか。
多分なかったように思います。

そこで、 幕末に疫病が流行した時の、まじないの言葉をしらべてみました。
安政五年 のコレラの節の、まじないのうた 
     梅か香は 其木ばかりに香りして 余の木のえだに うつる かもなし     
  天がした 神のみすゑの 国なれば 光れるふしの さわりもあらまじ【塩屋記録】【伊予市】
がありました。
 
また、文久二年のはしか流行の節のまじないとして
はしか除 (多羅葉に書く)
麦殿ハ生まれぬ先にはしかして  かせての後ハ我身なりけり○  何才 誰、、○印の処へ灸を三火  すへ川へ御流し可被成候【大高氏記録】【水戸】
とありました。

文久二のはしか除けをコロナ除けになおしてやってみました。
まずは、葉書の元になったと言われる多羅葉の葉と釘、現代版お灸を用意しました。



葉の裏に釘で、まじないの言葉を書き灸をしました。




灸をすえた後、アマビエさまを念じながら、心静かに近くの川にお流ししました。

麦殿ハ 生まれぬ先にコロナして  かせての後ハ我身なりけり
南無アマビエ大明神、南無アマビエ大明神

                       







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