幕末気象台

おりにふれて、幕末の日々の天気やエピソードを紹介します。

引っ掛かった大物 天保騒動

2014-04-04 00:21:05 | Weblog
ようやく、日記のような御天気記録のデ-タ入力が終わり、なにか面白い記事はないかと
思い探していましたら、写真の記事が出てきました。



記事の内容は、甲府勤番頭の切腹や、甲府代官や石和代官の御役御免、逼塞など衝撃的なものでありました。
同じ時購入した文書に、詳しい幕府の御裁許がありました。



中の、石和代官の御裁許内容を読んでみますと、

      石和御代官 西村貞太郎

其方義、出府中支配所、甲州都留郡村々之もの共

並同国谷村陣屋元のもの共騒立候故、手附手代共え

申付其段申出出立いたし候節 如何様ニも差急

可相越候処、纔之道法を五日之日数ニ而右陣屋え着

致候段等閑之至り畢竟右躰之心得方故手附

手代共取鎮方不行届、国中騒動ニ為及候仕儀ニ

相成誠ニ右次第封書を以相尋候節石和陣屋え

夜通罷越候旨兼而届書乍差出置、右様之義ハ

不申越哉之心得ニ候様、其外彼是取繕候相違之

答書差出候段旁々以不埒之至ニ候、依之御役御免

小普請入、逼塞被仰付候


とあります。
おっと思いましたのは、通常の一揆ですと村役人層位までの処分が多いと思っていましたが、
この史料では、甲州支配のトップの面々が重科になっております。

幕府にとって如何に重大な事件だったかが分かります。


実は、私は天保騒動については、名前も分からない有りさまでした。
あまりの大物が掛ったので、入門書を取り寄せておりますが、、、


釣った魚に釣られる事もありますので、深入りする前に糸を切って身を守ろうかと思っています。


コメント (7)
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