幕末気象台

おりにふれて、幕末の日々の天気やエピソードを紹介します。

慶応二年 畳一畳の贈り物

2014-12-24 12:11:39 | Weblog


年末年始は雑用が多いので大変です。

その一つにお歳暮があります。
江戸時代は贈答の多い社会だと言われます。

そこで、江戸の「生川氏日記」を見て実際を調べたいと思いました。

「生川氏日記」は慶応二年一月から慶応三年九月までの日々の天気と贈答を記録しています。
頂きものの、備忘帳のようなものだったと思います。

調べていきますと、畳一畳の贈り物があり驚きました。

慶応二年五月十六日の記事には、

「朝より御天気に相成、向店にて出火の節 畳一畳失紛いたし候に付、畳一畳遣し候」

とあります。

微に入り、細に入った贈り物でございますな。

年末年始の贈答もあとでまとめて見ようと思っています。
コメント (2)
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