元幸福の科学の会員で1987年より三十数年間、在籍し、活動をしてきました。その間を振りかえります。

最初は勉強会だったのに大川隆法氏は1991年に突然に自分は地球神・エルカンターレだと宣言し、宗教法人となった。

肝臓ガンで主人を亡くして、でも死は永遠の別れではないと信じています。

2016-02-19 09:50:58 | 日記

臓ガンで主人を亡くして
(40代・女性)

http://voicee.jp/201311067454" 

出会い

 23歳の時のことです。当時、私は仕事帰りに、都内にあるクッキングスクールに通っていました。いつものようにエレベーターに乗っていると、「ここの生徒さん? がんばってね」と、スーツ姿の男性が話しかけてきました。

 「なんか、あたたかい感じの人だな」

 Kさんと初めて会った時、私は何とも言えない親しみを感じました。彼は、その学校を経営している会社の社員で、同じビルで働いていました。

ビル内で会うとニコニコ話しかけてくる彼。その後、デートに誘われ、お付き合いをするようになりました。

 15歳年上の彼のことは、「Kさん」と、先輩みたいに呼んでいました。話題豊富な上に、包み込むような優しさを持っていて、私はだんだんと心ひかれていきました。

 付き合い始めてしばらくした頃、彼が言いました。

 「Yちゃん、実はね、自分はC型肝炎という肝臓の病気なんだ」

 病名は耳にしたことがありましたが、詳しいことは知りませんでした。彼は、子どもの頃の輸血が原因でC型肝炎になったこと、肝硬変や肝臓ガンになる可能性があることを教えてくれました。

 「輸血のせいなんて、ひどいじゃない」
 「仕方ないよ。人より身体には気をつけないといけないけど、おかげで酒もタバコもやめられた」

 明るく淡々としている彼を見て、心の広い人なんだなと思いました。やがて、彼からプロポーズ。年齢差や病気のことから、私の家族は賛成しかねていましたが、私は彼と結婚する道を選びました


肝臓ガン

 結婚後、私たちは4人の子宝に恵まれました。しかも、全員男の子。心配に思われた主人の身体も、特に問題を起こすこともなく、ふつうに会社勤めを続けていました。

 しかし、ある夏のこと。体調不良を感じた主人が、念のために大学病院で検査入院をすると、ガンが発覚してしまったのです。肝臓ガン──最も恐れていたことが現実となり、私は目の前が真っ暗になりました。

 翌年2月、主人は実家に帰省している際に吐血をしました。静脈瘤が破裂したのです。現地の病院にそのまま入院し、余命1年と告げられました。悲嘆にくれる私に対し、主人のほうは少しも弱気になりませんでした。

 「一番下の子が、20歳になるまでは、絶対に生きるからな」

 そう言って、東京に戻ってから他の病院で違う治療を試みたりしました。

痩せて別人のように頬がこけ、腹水のせいでお腹が張っているにも関わらず、「疲れてないか? ずっと看てなくていいから、休みなよ」などと、いつも私のことを気づかってくれました。

 6月、主人は家族に見守られながら息を引き取りました。4人の子どもたち一人ひとりに声をかけ、「子どもたちのことを頼んだよ」と私に言い残して……。


観てもらいたい映画

 主人の死後しばらくは、葬式などで忙しく、落ち込んでいる暇がありませんでした。しかし、やがて落ち着いてくると、まるで心に大きな穴があいたようになり、何も手につかなくなりました。

 「あぁ、もうこんな時間……夕飯の準備しなくちゃ……」

 ふと気がつくと、一人でボーっとしている私。主人の面影を感じるものを目にしては、泣いてばかりいました。

このままじゃいけないと思い、私は、休職していた保険関係の仕事を再開することにしました。また、結婚前に鍼灸師の資格を取っていたことから、近くの鍼灸院でお手伝いを始めました。

 そんなある日、「子ども会のプリントを持ってきました」と、近所に住んでいるMさんが訪ねてきました。

Mさんのお子さんと、我が家の三男は同級生。何かと相談相手になってくれていました。そんなMさんから、映画に誘われました。

 「実はね、Yさんに、ぜひ観てもらいたい映画があるの」

 彼女が誘ってくれたのは、「黄金の法」という映画でした。映画なんて久しぶりです。気晴らしになるかと思い、私は、彼女と一緒に行く約束をしました。


止まらない涙

 映画の数日前、Mさんから「急用ができて一緒に行けなくなった」という連絡がありました。

申し訳ないと詫びるMさん。どうしようか迷いましたが、チケットは私の手元にあります。もったいないし、せっかくだから行ってみようかなと、私は映画館に足を運びました。

 始まってしばらくすると、スクリーンいっぱいに神秘的な宇宙の映像が展開され、その美しさに圧倒されました。

 「すごい! いったい、何が始まるの」

 まるで子どものように、期待で胸が高鳴りました。主人公の少年少女がタイムマシンに乗って、釈迦、イエス、モーセといった過去の偉人たちの時代へと旅立つ──。

手に汗握るストーリーに釘付けになるとともに、登場人物たちのセリフが心に残りました。

 特に、現代の日本に仏陀が生まれていること、人間は魂の成長のために何度も生まれ変わっていることに、心を激しく揺さぶられたのです。

涙がとめどなく流れました。こんなに何かに感動したことは生まれて初めてのことでした。


大川総裁のお話

 その後、Mさんから電話がありました。

 「映画、どうだった?」
 「それがね、感動して泣きっぱなしだったの。自分でも驚いた」
 「えー、ほんと! よかった! 今度、大川隆法先生のお話が聴けるんだけど、Yさんも来てみない?」
 「うん、行ってみる」

 あんなすごい映画をつくっている幸福の科学って、いったいどんなところなんだろう。

この目で見てみたい――。そんな思いで、幸福の科学の支部に行ってみると、私が思い描いていた宗教のイメージとは違い、とても明るい雰囲気で驚きました。

 「人間は霊的な存在であり、そちらのほうが本質です。人間は、長年、霊として生活しているのであり、それがほんとうの生活なのです。

……新しい人間関係や物質環境の変化のなかで生きてみて、新しい経験を得て、また霊界に還ってきます」(『神秘の法』第2章「憑依の原理」より)

 やさしい語り口でありながら、なぜか心に響いてくるお話でした。

  「霊界って、ほんとにあるんだ。そこに還れば、主人にもまた会うことができるのかな」

 その後、Mさんとは以前にも増して、家族ぐるみでお付き合いするようになりました。

 「長男の就職のこととか、気になることも多くて……」

 そう打ち明けると、Mさんのご主人が、長男に会って気軽に相談に乗ってくれたりしました。夫のいない私にとって、Mさん一家は頼りになる心強い存在でした。

 「こんなに何でも話せる人ができるなんて。法友(同じ法を学ぶ友人)ってすばらしいな」

 感謝の気持ちでいっぱいでした。

思いがけない一言

 幸福の科学で学び始めるようになると、信仰を持つことによって、心に安らぎが得られていくのを感じました。

 しかし、末っ子のTが小学校4年生の時です。

一緒に同級生の家に遊びに行くと、思いがけないことが起きました。


Tが、同級生のお父さんにぴったりくっついて離れないのです。私の目には、まるで父親に甘えているように映りました。「やっぱり、さみしいんだ」と、複雑な気持ちになりました。

 さらに、自宅で戦争の不幸を描いたアニメを一緒に観ていた時のこと。

 「Tくん、この時代と違って、今は食べるものがいっぱいあって、幸せだよね」
 「僕は幸せじゃないよ。だって、お父さんがいないんだよ」

 思いがけない一言に、私は、ショックで言葉を失ってしまいました。

 今でも両親がいる私に比べ、こんなに早く片親になってしまった子どもたち。

幸福の科学で、「夫婦や親子の縁は、天上界で約束して生まれてくる」と学んでいましたが、Tのさみしそうな姿を見るにつけ、私たちの子どもとして生まれてきて本当によかったのだろうかと、自信が持てなくなりました。


家族の絆が心にしみて

 「精舎でじっくり心を見つめると、人生についてのヒントが得られるよ」

 法友のみなさんにそう勧められて、私は総本山・正心館の「反省の指針・十箇条」を受けてみることにしました。研修の中で、自分の過去を振り返っていくと、ふと主人と交わした会話がよみがえってきました。

 「不思議だけど、Yちゃんと結婚することは、決められているような気がする。こういうのって運命というのかな」
「うん。私も、そう思うよ」

 それから、その言葉通りに結婚した私たち。

主人と初めて会った時に、とても懐かしい気持ちになったことが思い起こされます。


お互いに、目に見えない絆で結ばれていることを感じていたんだと、主人との縁の深さを感じて、胸が熱くなりました。

 さらに、4人の子宝に恵まれたことへの感謝がこみあげてきました。

私はもともと身体が弱い方で、中学生の頃から、点滴や鍼灸の治療を受けながら学校に通っていたぐらいです。

初めての出産で、検査のために採血した時など、貧血で倒れてしまったこともありました。

 「考えてみれば、あんなに身体の弱かった私が、4人も無事出産できたなんて、奇跡だわ。よっぽど、縁のある子たちに違いない。


それに、あの子たちが生まれる前、すでに主人は病気だった。それを承知で、苦労するのを覚悟で、私たち夫婦のもとに生まれてきてくれたんだ……」

 子どもたち一人ひとりの顔が思い浮かび、愛しくなりました。

 「みんな、お父さんとお母さんを選んで生まれてきてくれてありがとう。お母さん、がんばるからね」


懐かしい声

 また、支部で「霊人直伝メッセージ公案研修」を受けた時のことです。公案にそって、静かに自分の心を見つめていくと、主人の懐かしい声が心に響いてきました。

 「自分はとても幸せだった。いつも見守っているから、がんばるんだよ。ほんとうにありがとう」

 入院中はげっそり痩せていましたが、元通りのふっくらした笑顔が心に浮かんできました。「Kさんなのね? また会えてよかった──」涙がこぼれました。

 それからというもの、私は、子どもたちに仏法真理の話をするようになりました。特に、御本尊を拝受してからは、いつも仏の優しいまなざしを感じて、自然に信仰の話ができるようになりました。

 Tの前で、御本尊に向かって拝礼してみせる私。

 「Tくん、さみしい思いをさせてごめんね。でもね、お母さんたちには、“魂の親”がいるから、ほんとうはさみしくなんかないんだよ」

 「それにね、お父さんも、いつもあの世から見守ってくれているんだよ」
 「えっ、ほんと! お父さん、いるんだ」

 うれしそうなT。

 いつしか、子どもたちも御本尊に手を合わせ、お祈りするようになりました。

20歳になった長男も、弟たちの父親代わりをしてくれるようになりました。Mさんのご主人の経営する不動産会社に就職した長男は、高校に合格した三男に対して、「よくがんばったな。


合格おめでとう」と言って、お祝いのプレゼントを買ってあげるなど、家族を支えてくれています。以前に比べ、わが家は明るい笑顔があふれるようになりました。

苦しみを癒したい

 信仰のおかげで家庭も落ち着き、私は自宅で、以前から準備していた鍼灸の仕事を始めることができました。

毎日、様々な患者さんが訪れますが、そのなかには心に悩みを抱えている方がたくさんいます。治療中、ある患者さんが言いました。

 「主人をガンで亡くしてから、もう、あっちこっち痛くて。なんで、私ばっかりこんな辛い思いをするんだろうね」

 「実は、私の主人もガンで亡くなったんですよ。でも、私、主人があの世で見守ってくれていることを信じているんです。そうすると、また会える日まで、がんばろうって気持ちになります。死は永遠の別れではないんですよ」

 真理の話をすると、その方は涙を流しながら聞いてくれました。

「以前の私のように、真理を必要としている人がたくさんいる。もっと伝えたい――」。

悩み苦しむ患者さんたちを、少しでも癒すことができればいいな、と思って仕事に励んでいます。

 信仰は、私の人生に大きな希望をもたらしてくれました。

 主人を亡くし、子供どもたちの将来に不安を感じていた私が、一本の映画との出会いによって、人生のほんとうの意味を知り、幸福への道を歩み始めることができたのです。

 幸福の科学の映画には、人生を変える力が秘められています。私がそうだったように、これからも、映画をきっかけとして、人生に希望を持てる方がたくさん出られることを心から祈っています。


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大川隆法・本日の格言「謙虚さのもと」

2016-02-19 09:32:37 | 日記

「謙虚さ」といっても、基本的には、やはり「志の高さ」だと思います。志が高い人は、謙虚にならざるをえないのです。

『アイム・ハッピー』P.170

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参院選 福井選挙区 「高浜原発再稼動」の陰の立役者が出馬表明

2016-02-19 09:27:16 | 日記

参院選 福井選挙区 「高浜原発再稼動」の陰の立役者が出馬表明
http://the-liberty.com/article.php?item_id=10929

本州の日本海側のほぼ中央に位置する福井県は、湿潤な気候が育む豊富な水資源により、稲作栽培にも適し、全国でも有名な「コシヒカリ発祥の地」だ。

一方、原子力発電所が最も多く立地する県でもある。東日本大震災以降、福井県の原発は停止されていたが、1月下旬に全国で3基目となる関西電力の高浜原発3号機が再稼働。今月下旬には、高浜原発4号機も再稼働する予定だ。


逆風の中で、「原発再稼働」を訴えた続けた

前回2013年、参院選が行われた当時は、まだまだ原発に対する見方が厳しく、再稼働に反対する声が強かった。そんな逆風の中で、「エネルギー安全保障を強化するためにも、原発の早期再稼働を」と訴えたのが、幸福実現党の白川やすゆき氏だった。

白川氏は、日本の産業に対する安くて、安定した電力供給の必要性などから、脱原発の危険性を訴え、早期の再稼働を促す活動を展開してきた。

粘り強い活動が功を奏したのか、安倍政権は再稼働へと政策を転換し始め、結果として、高浜原発の再稼働が実現した。


「消費税を5%に減税する」「憲法9条を改正する」

その白川氏が18日、福井県庁で、今夏に行われる参院選で、幸福実現党の公認候補として出馬することを表明した。


白川氏は主要政策として、以下の3つを掲げている。

(1)経済成長:消費税8%から5%減税、原発再稼働の推進、高速交通網の整備、規制緩和による自由化、未来産業への投資による経済成長を目指す。 

(2)国防強化:憲法9条改正し、自衛隊を国防軍とする。防衛費を倍増し、抑止力強化に向けた装備の充実を図り、国家や民間企業の機密情報を守るため、サイバー空間の防衛も強化する。世界への情報発信力を強化し、公平な歴史認識の国際世論の構築。ドイツなどと連携し、国連安保理事会常任理事国入りを目指す。

(3)生涯現役社会の実現:社会保障の考え方として、「魚を与えるよりは、魚の釣り方を教えること」を基盤とし、高齢者が75歳まで誇りと生きがいを持って働ける社会を実現する。

昨年3月に、東京—金沢間を結んだ北陸新幹線は、2023年春ごろまでに、金沢—敦賀間の開通を目指している。これが実現すれば、東京—福井間の移動時間が約30分短縮され、年間で約210億円の経済効果が見込まれている。

白川氏が掲げる「消費減税」「規制緩和」などの政策は、経済を活性化させ、日本全国の発展へとつながっていくだろう。(HS政経塾 水野善丈)

【関連URL】
幸福実現党 公式サイト
http://hr-party.jp/

【関連記事】
2016年1月26日付本欄 原発再稼動がもたらす経済的恩恵とは
http://the-liberty.com/article.php?item_id=10835

2015年9月26日付本欄 川内原発2号機まもなく再稼働 日本が原発を推進すべき5つの理由
http://the-liberty.com/article.php?item_id=10240

2014年6月号 自民党が選挙後 幸福実現党を後追いする理由
http://the-liberty.com/article.php?item_id=7727


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韓国に来る米海上船団…船1隻に戦車・装甲車700台、有事の際には1カ月間戦闘可能

2016-02-19 09:25:25 | 日記

中央日報日本語版米国が来月7日に始まる韓米合同軍事演習キー・リゾルブとフォール・イーグルに大規模戦力投入を予告した。空母と原子力潜水艦をはじめとする先端戦略兵器が大挙投入される計画だ。

軍関係者は「北朝鮮の核実験とミサイル発射直後に合同演習投入戦力が大幅に変わった。北朝鮮の追加挑発抑制のため米国の強力な意志を見せる水準に高まった」と話した。

特に目に付く戦力は世界の海上で「5分待機組」として運営される海上事前集積船隊(MPSS・Maritime Prepositioning Ship Squadron)だ。MPSSは戦争に必要なすべての装備を搭載しており、有事の際に戦場にすぐに投入される一種の軍需司令部だ。有事の際に兵力を先に航空機で送り、続いて戦車と装甲車、弾薬などを積んだ艦艇が後に付いていく方式で運営される。

米軍が世界で3つだけのMPSSのうち1つを韓半島(朝鮮半島)に投じるのは最近南北間の緊張が最高潮に達しているためだ。

米軍事情に詳しい韓国軍関係者は「MPSSの機動と荷役能力などを点検するための訓練次元で1~2隻が韓国での訓練に参加したことはあった。だが今回のように大規模船団が来るのは異例」と話した。

そして「北朝鮮は経済難で戦争を長く続けにくい。これに対しわれわれの側は韓国軍と在韓米軍、MPSSだけでも米本土からの増員前まで戦争を遂行できる」と強調した。

今回韓国に派遣されるMPSSはグアムとサイパンを拠点にする第3MPSSだ。第3MPSSは5隻の艦艇と数隻の輸送船、バージ船などで構成されている。このうちどのような艦艇が韓国に派遣されるかはまだ決定されていない。迅速な運送と移動をテストするため出動命令は訓練直前に下されるという。

この部隊の主力艦である「ラムス」は4万4000トン規模だ。7層ある積載スペースに戦車と上陸用装甲車、各種軍用戦闘車両700台余りに弾薬、油類と飲用水などを積載できる。韓国軍全体が保有する戦車と装甲車5100台余りの15%水準の装備を1隻に載せることができる。これら装備と物資は有事の際に1カ月以上にわたり戦争できる量だ。

「プレス」と「ウィリアムス」はそれぞれ4万8000トンと4万4000トン級だ。このほか「ダール」は6万2000トン、「マーティン」は3万3600トン規模だ。フランスの空母「シャルル・ドゴール」も4万トン前後で、韓国で最も大きい上陸艦が1万2000トン級の「独島」であることを考慮するとその規模を推し量れる。

一方、来月の合同演習には米国本土から投入される海兵隊4500人余りを含め7000人を超える米海兵隊が参加する予定だ。合同参謀関係者は「韓国海兵隊の2倍を超える米海兵隊員が参加する予定。今回の訓練は過去最大規模になるだろう」と話した。


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米太平洋軍司令官「習主席が約束守れないことの表れ」

2016-02-19 09:08:42 | 日記

TBS系(JNN) 

 中国による西沙諸島へのミサイル配備について、アメリカ太平洋軍のハリス司令官は中谷防衛大臣との会談で、「習近平主席が約束を守れないことの表れ」だという認識を示しました。

 防衛省で17日夜に行われた会談で、アメリカ太平洋軍のトップ、ハリス司令官は、中国が西沙諸島のウッディ島に地対空ミサイルを配備したという報道について、「習近平主席が約束を守れないことの表れではないか」という認識を示しました。これまで習主席らが南シナ海の軍事化は行わないという方針を示してきたことを念頭に、中国政府を批判した形です。

 また、中谷大臣は、「南シナ海で現状の変更を試みるような中国の動きは看過できない」としたうえで、アメリカ軍が行っている「航行の自由作戦」への支持を改めて表明しました。

 会談では、海上自衛隊とアメリカ軍が南シナ海で共同訓練を行うことや、南シナ海の沿岸国への能力構築支援で日米が協力することでも一致しました


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「反中同盟」の呼びかけに加わる国と逃げる国

2016-02-19 06:21:40 | 日記

東洋経済オンライン  米国とASEAN諸国との首脳会談と聞くと、第三国間の事であり、日本とは直接の関係がないと思われがちだ。しかし、東シナ海と南シナ海は、陸上に例えると1つの塹壕でつながっている2つの砦のような関係にある。1つが破られると、他の砦もたちまち危機に瀕する。南シナ海で起こったことは、ただちに日本と深い利害関係のある東シナ海に影響が及んでくるのだ。


 したがって、東シナ海に尖閣諸島を有する日本としては、南シナ海の状況を密にフォローしておく必要がある。

■ ふたたび首脳会談を開催

 2月15~16日、米国とASEAN諸国の特別首脳会議が米カリフォルニア州ランチョ・ミラージュのサニーランズ(Sunnylands)で開催された。数々の歴史的舞台となってきた米大統領のキャンプ・デービッド山荘(メリーランド州)との比較で「西のキャンプ・デービッド」とも呼ばれる別荘であり、オバマ大統領が2013年6月と2015年9月に習近平主席と会談したのもこの場所であった。

 オバマ大統領はこの特別サミット開催に並々ならぬ意欲を見せた。もちろん、米国として初めての試みだ。わずか3カ月前の昨年11月、オバマ大統領はクアラルンプールで米・ASEAN諸国首脳会議を行ない、23項目の共同声明を発表したばかり。

 なぜ、米国はこのような特別サミットを急いで開催することとしたのだろうか。

 ホワイトハウスの発表は、抽象的な内容にとどまっている。「米国とASEAN諸国とのパートナーシップを一層深める」「オバマ政権としてアジア太平洋へのリバランシングをさらに進める」「今回の会議は2015年11月のクアラルンプールでの首脳会議で始められた、政治、安全保障、経済面での米ASEAN戦略的パートナーシップに基づく協力を強化するためのフォーラムとなる」といったものだ。

 もちろん、具体的な狙いがある。そのひとつが、環太平洋経済連携協定(TPP)の推進だ。

■ ASEAN諸国にTPPへの参加を勧誘

 ASEAN10のうちシンガポールとブルネイはTPP交渉の最初から参加しており、マレーシアとベトナムは途中から加わった。残りの6カ国も、フィリピン、ラオス、インドネシア、タイはすでに参加あるいは関心を表明している。カンボジアも最近関心を表明したと言われている。

 オバマ大統領にとって、特別サミットはすべてのASEAN諸国のTPPへの参加を実現する重要な機会であった。特別サミット終了後の共同声明でTPPへの具体的な言及が行われなかったのは態度未決定の国の立場に配慮したのであろうが、オバマ大統領は記者会見の中で、「ASEANの全ての国が最終的に参加できるよう、TPPの理解を助ける支援を始めた」と述べている。

 一方、安全保障問題、とくに南シナ海をめぐる安全保障については、米国とASEAN諸国は共同声明でかなり率直に考えを表明した。

 第1に、紛争の平和的解決だ。その関連で、国連海洋法条約など国際法に従うこと、外交的な解決が必要であること、武力に訴えないことなどを強調した(共同声明第7項)。

 第2に、海洋の安全保障と安全である。この関連では、航行、飛行の自由、その他海洋の合法的利用の確保を強調した(同第8項)。

 第3に、紛争の平和的解決についても海洋の安全保障についても、米国とASEAN諸国は「ともに順守・尊重する覚悟であること(shared commitment)」と明言して米国とASEAN諸国の考えが一致していることを強調した。

 安全保障について米国とASEAN諸国はTPP以上に立場が違うところがあるので、このような一致した見解の表明の持つ意義は大きい。

 とくに中国との関係が問題だ。共同声明は中国と名指しこそしていないが、中国が南シナ海で東南アジア諸国との対立をも省みないで行っている拡張的行動を指していることは明らかだ。

 オバマ大統領は記者会見で、この共同声明よりさらに一歩踏み込んで、「我々は南シナ海の緊張緩和のため新たな埋め立てや建造、紛争地域での軍事活動停止を含む実効的な解決手段についても話し合った」と述べている。

 クアラルンプールでは、今回のような共同声明に合意することができず、議長声明が読み上げられただけだった。その中では、埋め立て工事への言及はあったが、議長声明は合意文書ではないので今回の共同声明のような重みはなかった。米国はクアラルンプールでの結果が非常に不満だったので今回の特別サミットを開催したとの指摘もあった。

 米国は、南シナ海において無法な行動を続ける中国に対抗して国際法順守の国際的連帯を形成しようとしているが、中国との関係に強く縛られているがために参加できない国もある。今回の特別サミットは安全保障についても、明確な内容の共同声明を発出することができた。国際的連帯形成の努力はサニーランズで一歩前進したと言えるだろう。

 中国から公式の反応はない。表面的には第三国間の問題として関知しないという姿勢を取っているのだろうが、中国系の新聞は、米国で発行されているものを含め、「反中同盟」とか「反中統一戦線」とか「中国に対する包囲網」などと呼んで警戒している。

■ 同じタイミングでミサイル砲台の報道

 おりしも、中国軍が西沙諸島でミサイル砲台を設置したことが報道された。衛星写真で発見されたのは2月14日頃と言われているが発表は16日で特別サミットと同日だった。

 中国が意図的に特別サミットにタイミングを合わせたのか、確認するすべはないが、米国としては不快感を覚えただろう。ケリー米国務長官は翌17日、「軍事化が高まっている証拠が毎日確認されており、深く懸念している。ミサイル砲台の設置問題をめぐり、今後数日中に極めて真剣な協議を行うと確信している」と言明したと報道されている。最後の部分がちょっとわかりにくい言い回しになったのは、中国へ協議を申し入れているが、まだ回答がないからだろう。

 一方、中国の国防部は『環球時報』(人民日報傘下の通俗紙)に対し、「中国の海空の防衛設備は何年も前から設置されている。西側のプレスが騒ぎ立てているのは「中国脅威論」の蒸し返しに過ぎない」と説明したと報道されている。

 日本は国際法順守の国際連帯の重要な一員であり、尖閣諸島の関係でも南シナ海の状況を密にフォローする必要がある。来る3月には、フィリピンが提訴していた国際仲裁裁判の決定が下る予定だ。領有権問題について結論が出るわけではないが、中国のいわゆる「九段線」主張、つまり、南シナ海のほぼ全域を中国の領域だとする主張の妥当性については判断が示される可能性がある。

 中国は日本にとって重要な国だが、東シナ海及び南シナ海での中国の拡張的行動に対し、毅然として反対し続けなければならない。今回、米・ASEAN諸国の特別サミットが開催されたこと自体、また発表された共同声明は日本にとっても積極的な意義がある。

 米国が主導するこの国際的連帯については、インドのように最近明確に加わった国もあるが、韓国はまだ態度を明確にしていない。日本は、米国とともに国際的連帯の拡大に努めていくべきである。


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「世界に争いの種を増やしたくないが、抑止力として核を持つべき」 大川隆法総裁 講演会

2016-02-19 05:25:10 | 日記

「世界に争いの種を増やしたくない」 大川隆法総裁 講演会
http://the-liberty.com/article.php?item_id=10917

大川隆法・幸福の科学総裁が15日夜、東京都内の「TKPガーデンシティ品川」で、講演会「世界を導く力」を行った。

会場には、約2,000人が詰めかけ、約50分間の講演に聞き入った。講演の様子は、幸福の科学グループの中継網を通じて、日本全国に同時中継された。

この会場は、7年前の2009年5月に、幸福実現党の立党大会が行われた場所。同党は、北朝鮮が同年4月に長距離弾道ミサイルを撃つなど、日本に「国難」が迫っていることを訴え、警鐘を鳴らした。

その後も暴走を続けてきた北朝鮮は、今年1月初めに「水爆」実験を強行。2月にも長距離弾道ミサイルを発射して沖縄上空を通過させるなど、国際社会をあざ笑うかのように、軍事的な技術力を誇示している。

しかし他方で、日本には、ミサイルを発射し続ける北朝鮮の脅威を過小評価する向きもある。


◎「宗教家としては、できれば戦争がない方向に持っていきたい」

東アジア情勢が緊迫する中で、大川総裁は講演で、大統領選の行方によってはアメリカが「世界の警察官」の役割からさらに後退する危険性、米中同盟の可能性について言及。

また、中国が北朝鮮を水面下で支援する中で、仮に、北朝鮮の水爆が東京に落とされた場合、日本人が数千万人の単位で命を落とす可能性について触れた。

そして、「宗教家としては、世界に争いの種を増やしたくない。できれば、戦争がない方向に持っていきたい」と、あくまでも平和な世界をつくるべきだと強調した。

その一方で、大川総裁は、リアリズムの視点で国を守ることも重要という立場から、侵略国家の核兵器に対する抑止の方法として、こう述べた。

正当防衛の範囲内で、もう(核装備による抑止力を)準備しないと間に合わないところに来ていると考えています」

「核兵器というのは、他国を侵略したり、殺すためだけにあるのではありません。核兵器の最大の効能は、(中略)他の核兵器装備国に核兵器を使わせないということです」

「日本人が一方的に攻撃を受けて死ぬような事態は避けたい。

韓国や台湾、フィリピンやベトナムなどが、一方的に侵略されるような事態も抑止するためには、やはり、日米共同の抑止力があったほうがいいと考えます。その意味において、もう十分に研究しておくべき時が来たのではないかと思います」

国が滅ぼされる危険性が迫っているにもかかわらず、何もしないことが果たして正しいことなのか。北朝鮮や中国のような「侵略的な意図を持つ国」に対しては、毅然とした態度で抑止力を持つことは、国際社会における「正義」にもかなっているはずだ。

講演に先立ち、大川総裁が1月7日、北朝鮮の金正恩・第1書記の守護霊を招いて、なぜ水爆実験を強行したのか、その成否について真意に迫っていた。

この中で金守護霊は、核の小型化に成功し、日本人全員を人質にしたも同然であることを明らかにしていた。(北朝鮮、核の小型化に「成功」 金正恩守護霊が90分間激白!
http://the-liberty.com/article.php?item_id=10737)。


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最新鋭兵器の試験場にされる朝鮮半島

2016-02-19 04:59:08 | 日記

ハンギョレ新聞 

最新鋭兵器の試験場にされる朝鮮半島

 米国が17日、最先端のステルス戦闘機F22ラプターを朝鮮半島に出撃させるなど、戦略資産を活用して連日強力な武力示威を継続している。

在韓米軍へのTHAAD配備の動きに強く反発してきた中国は、官営メディア等を通して北東境界地域の軍事力増強と朝鮮半島における戦争勃発の可能性にまで言及し、朝鮮半島での軍事的緊張が極度に高まっている。

米B52爆撃機・核潜水艦に続き
F22 ラプター4機が朝鮮半島出撃

在韓米軍「鉄壁に韓国防衛」
さらなる北朝鮮の挑発抑制と同時に
韓国の核武装論狙い性格濃厚

 米国が誇る世界最強の戦闘機F22ラプター4機が朝鮮半島に出撃した。 在韓米軍はこの日資料を出し「米国の戦略兵器F22ラプター戦闘機4機が、韓米同盟の戦力を見せつけるため京畿道烏山(オサン)近隣で低空飛行を行った」と明らかにした。

米軍はこれに先立ち先月、戦術核兵器を搭載できる長距離戦略爆撃機B52を朝鮮半島に送った。

13~15日には核推進潜水艦ノースカロライナ号が東海岸で韓国海軍と連合演習を行い、釜山港に入港し報道機関に公開された。

米軍は来月7日から4月30日まで実施されるキーリゾルブ韓米連合訓練に核推進航空母艦を含め「歴代最大規模の最先端戦力」を参加させる計画だ。 核推進空母ジョン・C・ステニスとステルス上陸艦ニューオリンズ、連隊級部隊が有事の際に1カ月以上戦闘できる軍需支援システムを用意して海上に待機する「海上船団」(MPSS)等が出動する予定だ。

 米軍の積極的な対北朝鮮武力示威には、4回目の核実験以後の北朝鮮による追加的軍事行動の可能性を事前に警告し封鎖するという意志表現以上の意味が込められていると見られる。

有事の際にはいつでも核心戦略兵器を朝鮮半島に出撃させられる能力を見せつけることにより、最近韓国で論議になっている核武装世論をなだめる性格を含んでいるということだ。

韓国に対する防衛公約の確固たる履行意志を誇示することにより、米国が提供する核の傘に対する信頼度を高める意図があると解釈される。

 F22戦闘機4機はこの日昼12時頃、沖縄の嘉手納空軍基地から出撃し、2時間余り飛行して烏山空軍基地に着陸した。 F22は着陸に先立ち韓国空軍のF15K戦闘機4機、在韓米軍のF16戦闘機4機とともに低空飛行を行い威容を誇った。

この日、韓国に来たF22戦闘機4機のうち2機は沖縄に戻り、2機は当分韓国に残って作戦を遂行する予定と知らされた。

在韓米第7空軍のテレンス・オショーネシィ司令官は「F22ラプターは世界最強の制空能力を備えた戦闘機」として「米国は堅固な公約で韓国を防衛している」と述べた。

 F22は優れたステルス機能によりレーダー網を避けて敵陣に深く浸透し、目標物を精密打撃する能力を備えている。 レーダーにより捕捉される程度は「レーダー反射面積」(RCS)で示される。

F22の反射面積は0.0001平方メートルであるという。 レーダースコープに小さな昆虫のように現れる水準で、事実上レーダー探知は不可能という意味だ。

 そのうえ空対空任務のために「アムラームミサイル」(AIM120)と「サイドワインダーミサイル」(AIM9)を装着し、地上の目標物を打撃する精密誘導爆弾1000ポンド級(453.5キロ)GBU32を2発、小型精密誘導爆弾GBU39を8発搭載する。

最大速力マッハ2.0以上で、最長航続距離が2977キロメートルに達する。 韓国軍当局者は「ステルス機能と精密打撃兵器で有事の際には敵の後方に隠れている核施設や指揮施設を一瞬にして無力化できる」と話した。


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THAAD配備で懸念される中国の経済報復...ニンニク紛争再燃の恐れ

2016-02-19 04:54:48 | 日記

ハンギョレ新聞 2000年にニンニクに対する関税10倍引き上げると 
携帯電話などの輸入中断措置した前例あり 

専門家「政経分離」の見通しを示すも 
在中韓国企業人らは不安を訴える 
「中国、国益にかかわる問題に恐ろしいほど急変」
 「当時、韓国では国を挙げて大規模な交渉団を派遣した。

しかし、面会を申し込んでも、中国からは全く反応がなかった。ただ待つだけで何もできなかった。

ずっとホテルで待機するわけにもいかず、撤収しようと思ったこともあった。ところが、土壇場で中国側から面会に応じるという連絡が来て、中国側はごくわずかな人数だけで交渉に出てきた。結局、ほとんど中国の意思が反映された」

 2000年の夏、韓中関係を揺るがした「ニンニク紛争」の交渉を間近で見守ったある関係者は、当時をこう振り返った。

ニンニク紛争は韓国が同年6月、中国産の冷凍ニンニクと酢漬けニンニクの関税率を、2003年5月までに従来の30%から10倍以上の315%に引き上げたことから始まった。

韓国政府が安価な中国産ニンニクから農民を保護するために取った措置だったが、当時世界のニンニクの生産量の75%程度を占めていた中国は、突然の大幅な関税引き上げ措置に強く反発した。山東省の農民が自殺した事件も、中国政府の態度を強硬にする契機となった。

 中国は一週間後に、韓国産携帯電話とポリエチレンの輸入を暫定的に中断するという報復措置を発表した。結局、韓国側が関税率をほぼ従来の水準の30~50%に引き下げ、中国側は携帯電話の輸入中断措置を解除したことで、ニンニク紛争は終わった。

事実上、中国の貿易報復が威力を発揮したニンニク紛争は、中国の経済報復の事例として語り継がれている。

 10年後の2010年9月、中国は日本との尖閣諸島(中国名・釣魚島)紛争の際も、希土類の日本への輸出中断という経済報復カードを切ったことで、17日ぶりに日本に拿捕された自国の船長を送還させた。

ハイテク製品の重要な原料である希土類は希少資源で、日本は中国からの輸入に全面的に依存しているため、屈辱的にも白旗を上げるしかなかった。

 高高度防衛ミサイル(THAAD)の配備問題で韓中関係が急速に後退した中、中国の経済制裁に対する懸念が広がっている。多くの中国経済専門家たちは、中国が「政経分離」の原則を守ると予想している。

北京KOTRAの資料によると、昨年、中国は韓国の全体の貿易のうち23.5%を占め、1位の交易国だった。

韓国も中国の全体の貿易のうち7.1%を占め、4位の交易国だった。中国経済も良くない状況で、中国も経済報復カードを取り出すのは容易ではないということだ。

また、両国が加盟している世界貿易機関(WTO)の規定上、政治的理由による貿易制限はできないことになっている。

駐中韓国大使館のパク・ウンハ経済公使は、「韓中は、経済発展目標を実現するうえで、互いにとって重要なパートナーだ。北朝鮮の核実験で起きた政治安全保障問題を経済と連携させることは、中国の国益にも役に立たない」と述べた。

 しかし、在中企業人の間では、「中国が有・無形の手段を通じて、目立たないように制裁を加える可能性がある」として、不安感が広がっている。

北京に進出した韓国企業のある従業員は、「中国の世論を毎日チェックしているが、まだ目立った動向はない

。しかし、火の粉が飛び散る恐れがあるため、注視している」と述べた。北京のある消息筋は「今すぐではないが、THAAD配備が決まったり、対立がさらに深まると、中国が最も目に見える効果が大きい遊客(<ヨウカ―>中国人国外観光客)の韓国観光制限措置を取るという噂が流れている」と話した。

 丹東など、朝中国境地帯で北朝鮮と貿易をしている人も「いても立ってもいられない。中国人たちは国益や愛国という問題がかかると、恐ろしいほど急変する」と懸念を示した。


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北のテロ準備確認 迅速な防止法成立求める=韓国大統領府

2016-02-19 04:52:01 | 日記

【ソウル聯合ニュース】韓国青瓦台(大統領府)の金聲宇(キム・ソンウ)広報首席秘書官は18日の会見で、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が韓国へのテロに向け能力の結集を指示し、偵察総局がこれを準備していることが確認されたと明らかにした上で、「北の韓国へのテロの可能性がいつになく現実となる恐れが高まっている」として、国会にテロ防止法の速やかな成立を求めた。


 金秘書官は、北朝鮮や国際武装組織によるテロの脅威に効果的に対応するためテロ防止法の早期成立を目指すべきだと訴えながら、同法が成立していないことに懸念を示した。


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韓国国家情報院「金正恩、対韓テロに向けて力を集結するよう指示」

2016-02-19 04:51:29 | 日記

韓国国家情報院は18日、北朝鮮偵察総局などの工作機関が、金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の指示に応じ、韓国に対するテロ攻撃能力を継続的に集結していると明らかにした。

韓国国会情報委員会の幹事を務める李チョル雨(イ・チョルウ)議員はこの日、国会で国防部・外交部・国家情報院などが参加した中で開かれた「安保点検党政協議」直後のブリーフィングを通じて国家情報院がこのように報告したと伝えた。

李議員によると、国家情報院は「反北朝鮮活動家、脱北者、政府関係者などに対する毒物攻撃や中国に誘い出して拉致する可能性がある」とし「北朝鮮に批判的な政府・政界関係やメディアに対する脅迫小包や手紙を発送するなど、身の回りに危害を与える可能性がある」と報告した。

国家情報院は地下鉄やショッピングモールなど、大衆利用施設と浄水場、発電所などの国家基幹施設も北朝鮮のテロのターゲットになる可能性があると明らかにした。


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中国メディア、朝鮮半島での戦争を連日報道

2016-02-19 04:48:22 | 日記
ハンギョレ新聞 環球時報・軍出身強硬派 韓米武力示威・THAAD議論に不快感 軍備拡張の名分作りに乗り出す

 中国の官営メディアと強硬派が連日、朝鮮半島での戦争可能性にまで言及し、北東境界地域の軍事力を増強する必要があると主張している。

 中華民族主義指向が強い環球時報は17日、「北東地域の軍事配備を強化し、朝鮮半島混乱の発生を防ぐべき」という社説で、「朴槿恵(パククネ)大統領が16日の国会演説で北朝鮮の極端な挑発を糾弾し、THAAD配備に言及した。 米国も最近、航空母艦と核潜水艦、戦略爆撃機などを展開し、朝鮮半島周辺の軍事力量を増強している」として「中国は朝鮮半島の最悪状況に備え周到綿密な準備をしなければならない。

中国は北東アジア方面の軍事配備を強化し、対応能力を高める必要がある」と主張した。

同紙は「万一、朝鮮半島に戦乱が発生すれば、戦線が鴨緑江(アムノッカン)を越えて拡大しないようにし、核汚染と拡散、難民流入も防がなければならない」として「しかし米国と韓国が38度線を突破し北朝鮮に全面的に軍事行動を取るならば、中国が軍事的介入をする可能性も念頭に置かなければならない」と主張した。

 中国共産党機関紙の人民日報海外版が運営するメディア『侠客島』もこの日、「THAADが配備されれば東アジア地域の戦略的均衡が徹底的に破壊されるだろう」とし「これは中国の安保環境に大きな脅威になるので、やむをえず朝鮮半島状況に軍事的準備をせざるをえないだろう」と主張した。

 強硬派も軍事対応態勢を高めなければならないと乗り出している。中国戦略文化促進会の常務副会長であり陸軍少将である羅援は「韓米軍事訓練と米軍戦闘爆撃機配備などは北朝鮮を威嚇するための実力以上の虚勢である可能性が高いが、朝鮮半島の緊張は高まるだろう。

中国もこれを抑制できる行動をしなければならない」と主張した。 中国軍少将出身で中国国際戦略学会顧問の王海運も環球時報への寄稿で「韓国のTHAAD配備、米軍戦力展開などに対応し北東地域の軍事力を増強しなければならない」と主張した。

中国中央テレビ(CCTV)は、中国の戦略ミサイル運用部隊であるロケット軍が12日、アジア・太平洋地域に展開する米航空母艦を狙って開発されたと知られる東風21Dミサイルの発射場面を放映した。

 このような動きは、THAADの配備が未だ確定していない状況で韓米に圧迫を加え、これを撤回させようとする意図が込められていると見られる。

また名分を積み重ねることによりTHAADが配備されれば直ちに軍備を拡張する口実にする布石とも見られる。

ある中国専門家は「党の公式機関紙である人民日報や新華社通信など政府の公式な意中が載せられるメディアではなく、環球時報という民族主義指向が強いメディアを通じて中国が一種の宣伝をして不快感を表わしている」として「しかし戦争脅威論まで前面に出して朝鮮半島状況を誇張している側面がある」と話した。


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平和協定転換を同時推進 中国の提案に「非核化が先」=韓国

2016-02-19 04:35:39 | 日記

【ソウル聯合ニュース】韓国外交部の趙俊赫(チョ・ジュンヒョク)報道官は18日の定例会見で、中国の王毅外相が北朝鮮の核問題をめぐり、朝鮮戦争の休戦協定を平和協定に転換する協議を非核化と並行して進めるべきとの考えを示したことについて、「現時点では北が挑発を中断し、真の非核化に向けた意志を示すことが優先されるべきだ」と述べた。


 平和体制の構築問題は2005年9月の6カ国協議共同声明に基づき、非核化が進展すれば関連当事国が別途に協議できると説明した。


 王外相は17日、訪中したオーストラリアのビショップ外相との共同記者会見で、「中国は(朝鮮)半島の非核化実現と、休戦協定から平和協定への転換(協議)を並行して進めていく交渉方式を提案する」と述べた。


 北朝鮮は米国との平和協定締結を求めているが、米国は核とミサイルの開発を放棄するのが先だとして応じていない。


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「マイナンバー」に反対! 知るほどに恐ろしい制度だ!秘密に進められている国家による監 視社会

2016-02-19 04:22:42 | 日記

http://info.hr-party.jp/files/2015/12/NYMSn8Bw.pdf

脱税などを防止し、役所手続き が便利になるため、国民に優しい制度のように も見られています。

政府周辺では、「小さく生んで大きく育てる」 というスローガンがあるそうですが、国民の抵 抗感が少ないように入念に進めています。

しか し、黙っていると、国家によるのぞき社会、監 視社会をもたらすところが、マイナンバー制度 の怖いところです。

―具体的には、どのようにマイナンバーが 進んでいくのでしょうか。

最初は、社会保障と税、災害対策に限ら れているのですが、徐々に拡大し、強制化 が進みます。

2016 年 は、申 告 書 などに記 載 するだけ。 2017年からは、健康保険・厚生年金などの書 類への記載が始まります。

ここまでは、大きな 問題はありません。

しかし、2018 年からは、一挙に拡大します。 銀行口座(任意)や、民間分野、医療分野に拡 大します。

ここで、私たちの個人情報の外堀が 埋められてしまいます。 

さらに、2021 年には個人情報の内堀まで埋 められます。

これらの分野に、マイナンバーの 登録義務化が検討されているのです(しかし、こ れには法改正が必要です)。

こうなれば、私たちは 財布の中身、財産、病歴等を見張られ、プラ イベートがのぞかれる社会が出来上がります。

“ 超監視社会”の誕生です。 ―なぜ政府は、ここまで情報管理を進めるの でしょうか?

もともと政府は、「税金が足りないので、もっと 国民から取りたい」という意図を持っており、日 本国民の持つ財産は 1700 兆円を超えている ので、そこに課税したいわけです。

そのために、 国民の財産を丸裸にする必要があります。その 布石がマイナンバーであるわけです。

現に、「財産への課税」「死亡時に財産へかけ る消費税」などの検討がされ始めています。

マ イナンバー制度は、日本を増税国家に導く恐ろ しい制度なのです。―マイナンバー制度では、詐欺事件などさま ざまな問題も騒がれ始めています。

情報流出、セキュリティ対策は当然気になる ところです。

しかし、日本の 99.7% をしめる中 小企業において、マイナンバーの準備が完了し ている比率は 1.3%です(ソリマチ株式会社の調査に よる)。

特に、中小企業においては、対策費用 にかなりのコストがかかるため、重い負担とな ります。なにより、情報はいくら管理をしても漏 れることがあります。

実際に、世界各国では「共通番号」を使った 犯罪が多発しています。 例えば、アメリカでは、女子高生がなりすま しにあい、クレジットカードなど42 もの口座で、 150 万ドル(1億8,000万円)もの借金が作られて いたことが発覚しました。

もちろん彼女自身に は全く身に覚えのなく、どこかで番号を盗み出 されて悪用されたものでした。

アメリカ、イギリス、カナダなどの国では、情報漏洩による犯罪の温床となったため、廃止、 又は、分野別に分けて管理する方法(日本の現状 と同じような方法)へ移行させつつあります。

―私たちは、どうすればいいのでしょう? やはり、真実を知り、声を上げることです。

私は行く先々のセミナーで、マイナンバーに ついてお話しますが、みなさん一様に衝撃を 受けられます。

マイ ナンバーは、一度漏 れれば、 生 涯 悪 用 されかねません。絶 対に止めるべきです。

特に、2018 年以 降の拡大によって、マイナンバーが義務化され ることだけは絶対に阻止しなければなりません。 私たち幸福実現党は、国民運動、社会運動と してマイナンバー制度見直しの声を上げてまい ります。皆様のご支援、ご協力をよろしくお願 い申し上げます。


小島一郎 1971 年東京台東区生まれ。小学 校から高校まで、埼玉県川口市で 育つ。

1995 年日本大学理工学部 卒業後、宗教法人幸福の科学に入 局。支部長などを経て、2009 年 5月幸福実現党東京本部副代表に 就任。2010 年、幸福実現党幹事 長代理に就任

コメント (1)
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国際世論を味方にするために、外交を制するために必要なこと

2016-02-19 04:22:04 | 日記

外交を制するために必要なこと[HRPニュースファイル1570]

http://hrp-newsfile.jp/2016/2629/

 文/HS政経塾2期卒塾生服部まさみ

 ◆どんな大統領でも基本の外交戦略を貫くべし

アメリカでは、大統領選挙に向けて、民主、共和両党の多数の候補者が格闘し、熱気を増しています。

果たして、「強いアメリカ」が復活するのか、世界の警察官をやめたオバマ路線が続いていくのか。まだまだ気の遠くなるような期間を経なければなりません。

しかし、私達はアメリカの次期リーダーの誕生をただ待っているのではなく、基本の外交戦略をしっかりと進めていく必要があります。

日本の基本の外交戦略は「日米同盟」と「シーレーン防衛」のこの二つです。

基本だから当たり前で簡単なのではなく、この基本が崩れるということは、この国が危機的状況に置かれることを意味します。

混沌としている世界情勢であるからこそ、基本を見失わず、その重要性を今一度考えてみる必要があります。

国内外のマスコミも次期アメリカ大統領が誰になるかを予想することで忙しいようですが、日本は、誰が新しい大統領になったとしても日米同盟を強固なものにし、アメリカと中国が米中同盟を結ぶという最悪のシナリオを避けなければなりません。

アメリカが日本との同盟を切って、米中同盟を結ぶと言うと、少し大げさに聞こえるかもしれませんが、日米同盟を破たんさせようとする中国の国家戦略はもう何十年も前から進んでいます。

世界を支配しようとする中国に対して、日本とアメリカがどこまで協力体制を築けるかどうかが世界の平和と繁栄を握るカギとなります。

 ◆日本がなすべき外交政策

そのために、今後、日本がなすべき外交政策として、最も重要なことは、人材の育成だと考えます。なぜなら外交は「人対人」だからです。

例えば、外交を行う相手国に理解のある「親日派」の人がたくさんいることで外交政策はスムーズに進みます。

また、対外発信で使われる新聞やTV、ラジオなどの大手主要メディアも結局は、「何を放送するか」を決定している重要人物とのネットワークを持っているかどうかが問われます。

そのため、「親日派」の育成と草の根的に、大学、シンクタンク、メディア、国際機関、法律事務所などと結びついた人的ネットワークやコミュニティを網の目のように張り巡らせていく努力が必要不可欠なのです。

 ◆興味を失われている日本

しかし、今、アメリカで将来、政府高官や外交の専門家になる学生たちに「最も興味がある国はどこか?」と聞くと、「中国」と答える学生が圧倒的に多いというのです。次にインドやロシアなどが上がり、同盟国の日本はトップ5にすら入っていないと言います。(米国国務省高官)

中国やロシアはアメリカとの間で問題がある国でもあり、名前が上がらない日本とは、すでに成熟した同盟関係ができているという見方もできます。

しかし、今、アメリカが外交問題で頭を抱えている中国、北朝鮮、ロシアは日本の隣にある国々ばかりであり、むしろ、アメリカが今もこれからも、一番、話をしなければいけないのは日本なのです。

日本の基本外交戦略が、日本だけでなく、アメリカの国益にもかない、世界の平和を維持できることであると心の底から理解しているアメリカ人がどれだけいるでしょうか。

アメリカの課題である中東やロシアとの問題解決に日本がどれだけ良きパートナーとなるかを信じている人がどれくらいいるでしょうか。

関心を持たないアメリカが悪いのではなく、私達自身が日本の重要性についてもっとしっかりと発信していく必要があります。

 ◆日本の課題

安倍政権になってからも対外発信の予算を増やすなど積極的な努力はされていますが、外務省や経産省、総務省、文科省など関係省庁がそれぞれバラバラに動いていることや、官民の連携が取れず、今ひとつ成果が見えません。

予算や施設を増やすことで改革し、前進しているように見せていますが、課題の本質は「日本の考えや政策、魅力をきちんと外国語で発信し、国際会議でアピールできる日本人は片手で収まるほどしかいない」と言われるほど、人材育成において脆弱な部分があることです。

例えば、日本から英語で発信されている情報は中国と比べると圧倒的に量が少なく、メディアやインターネットで得られるアジアに関する情報のほとんどが「中国産」か「中国寄り」の情報です。

しかし、日本には中国以上に良質な研究や資料など英語にすべきソフトやコンテンツがたくさんあります。アメリカや世界が求めている答えも日本にあります。

日本が重要な国であるという正しい認識を持ってもらえるように日本の政策と立場を英語で論理的に説明できるスピーカーの育成と英語での発信量を劇的に増やすことが急務ではないでしょうか。

 ◆国際世論を味方にするために

外交の前に思想戦がありますが、例えば、相手国の中心になる人物、一万人に「思想」が入ると国論が変わると考えられています。

親日派を育成し、人的ネットワークやコミュニティを網の目のように張り巡らせていくことは、言葉を変えれば、思想をひろげるということでもあります。

世界中から好感度を得てきた日本の潜在能力を最大限に活かして、まずはアメリカの政策決定層や世論形成に影響力を持つシンクタンクや国際メディア関係者一万人にターゲットを絞って、情報を発信し、親日派を育成していくことです。

人材育成は地道で長い道のりですが、「敵を減らし、味方を増やす」という外交の鉄則に帰れば、日本の存在が重要であることを真剣に信じる人が増えることは、日本の未来と世界の平和と繁栄を護ることにもなるのです。


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