東京・靖国神社の公衆トイレで11月、爆発音がして不審物が見つかった事件に絡み、韓国人の男が建造物侵入容疑で逮捕された。
事件後に韓国に出国した男は9日、約半月ぶりに羽田空港から再入国したとされる。男は容疑を否認しており、警視庁は慎重に捜査する。
靖国神社の防犯カメラに映っていた全昶漢(チョンチャンハン)容疑者(27)が9日朝、日本に再入国したことに、警視庁幹部は驚いた。
事件後、トイレ内からは時限式発火装置とみられる部品やハングルの書かれた乾電池のほか、火薬が入っていたとみられる鉄パイプ製の不審物が見つかった。全容疑者の逮捕容疑は、神社への建造物侵入。警視庁は、全容疑者が不審物に関わった可能性があるとみて調べる。
9日、靖国神社には多くの参拝者が訪れていたが、現場となったトイレの周りは立ち入り禁止の規制線で囲まれたままだ。