僕の詩集No.1200【 義 妹 の 詩 】

　　　義 妹 の 詩
　　　　~~ 亡き義妹に捧げる ~~

　　　　　　　　　にのみや　あきら

四人姉妹の三番目の妹が
他界した
他界は年の順番とはかぎらないが
腑に落ちない他界である
本人も思いもよらない
出来事だったのではないだろうか

才子多病、才子薄命と言われるが
とにかく多才な人だった
色々なことに興味を持ち
取り組んでいた
身体が良く持ったと思う

孫がいなかったのが寂しかったでしょう
でもその分
芸に打ち込んだようですね
絵画・茶道・ヨガ陶器のコレクション
それに洋裁学校の教師

夫の愛
子供たちの愛情に囲まれて
幸せな人生だったに違いない
やがて私たちもそちらへ行きます
出会ったら
芸術の談義でもしましょう

ご冥福をお祈りいたします
2017.1.7.
　　　　　　　　　合掌

僕の詩集No.1199【 喪 失 ( 3 ) 】

　　　喪 失 ( 3 )

　　　　　　　　にのみや　あきら

全てを失ってしまった
友人も
恋人も
家族も
僕は途方に暮れ
生きる気力が
なくなってしまった
何をどうしたらいいのか
見当がつかない
全て　一からやり直しだ
先ずは全ての人と信頼回復
失った物が大きいから
さぞかし落ち込んでいるだろう
と思われるかもしれないが
僕は至って元気
これには自分でも驚いている
自信を持って
やる気を取り戻す
信頼回復に取り掛かろう
生活の再生のため
気持ちを新たに
前進しよう

僕の詩集No.1198【 自分に会いたい 】

　　　自分に会いたい

　　　　　　　　　にのみや　あきら

霊峰から
自分を眺めてみたい
自分はどんな人間か再考するために
きっと想像していた人間とは違うだろう
それだけ人間って
複雑で曖昧

自分の本当の性格は
優しい人間だろうか
厳しい人間だろうか
たわいない人間だろうか
それとも・・・怖い人間だろうか
どのタイプであっても
問題は心

本当の自分を発見したら
自棄にならないで
失望しないで
前向きになること
そして今までとは違った生き方で
自分を洗浄すること

僕の詩集No.1197【 西 日 】

　　　西 日

　　　　　　にのみや　あきら

部屋いっぱいに
西日が溢れ
今日一日が
終わろうとしている
今日一日なにをやったのか
振り返っても思い出せない
ああ、年だなあ
すっかり物忘れが激しくなった
悲しいいじけてしまう
でも、どうすることも出来ない
人生このままズルズルっと
西日のように
終わってしまうのか
情けない話だ
まだ生きているんだ
もう少し頑張らなければ
まだまだ時間はある
残された時間を
有効に使って
後悔のないように
過ごすのだ
西日のように
終わろうとしないで
朝日のように
始まりにするのだ

僕の詩集No.1196【 恋 】

　　　恋

　　　　　にのみや　あきら


気分が落ち込んだら
恋をしよう
全てが開ける
全てが解決する
恋で
心を癒すのだ
気分を取り戻すのだ
恋は素晴らしい
人の心を和ませてくれる
落ち込んだ気分を癒す恋は
正常でないかもしれないが
ここでは
そんなこと問題ではない
気分が落ち込んだら
燃えるような恋がいい
落ち込んだ気分を
直してくれる
占い師や精神科医より
効き目がある
気分が落ち込んだら
恋をしよう