◆化粧・お歯黒
「歯黒」とは、歯を黒く染めるのに用いられる液のことで、鉄くずなどを、茶、かゆなどを加えて発酵させて作ります。主成分は酢酸第一鉄で、酸化をうけてタンニン分と結合して、黒くなります。
歯黒めの時期は、平安時代ではおよそ、女子が十二、三歳のころで、まだ形式ばったものではありませんでした。しかし、室町時代には礼式化されます。時期は九歳、十三才、十七歳、または結納、嫁入り、妊娠の折など、そして広く既婚者の標示となります。
◆写真:鏡を鏡箱に入れる 風俗博物館
「歯黒」とは、歯を黒く染めるのに用いられる液のことで、鉄くずなどを、茶、かゆなどを加えて発酵させて作ります。主成分は酢酸第一鉄で、酸化をうけてタンニン分と結合して、黒くなります。
歯黒めの時期は、平安時代ではおよそ、女子が十二、三歳のころで、まだ形式ばったものではありませんでした。しかし、室町時代には礼式化されます。時期は九歳、十三才、十七歳、または結納、嫁入り、妊娠の折など、そして広く既婚者の標示となります。
◆写真:鏡を鏡箱に入れる 風俗博物館