◆琵琶を弾く明石の御方
柳襲の表着と細長、羅の裳
「かかる御あたりに、明石は気圧さるべきを、いとさしもあらず、もてなしなど気色ばみはづかしく、心の底ゆかしきさまして、そこはかとなくあてになまめかしく見ゆ」
――ご立派な方のなかで、引けを取りそうなものながら、決してそうではなく、態度など才気があって謙遜で、心の奥のゆかしさも偲ばれて、何となく上品で優雅でいらっしゃる――
風俗博物館
柳襲の表着と細長、羅の裳
「かかる御あたりに、明石は気圧さるべきを、いとさしもあらず、もてなしなど気色ばみはづかしく、心の底ゆかしきさまして、そこはかとなくあてになまめかしく見ゆ」
――ご立派な方のなかで、引けを取りそうなものながら、決してそうではなく、態度など才気があって謙遜で、心の奥のゆかしさも偲ばれて、何となく上品で優雅でいらっしゃる――
風俗博物館