ふろむ播州山麓

旧住居の京都山麓から、新居の播州山麓に、ブログ名を変更しました。タイトルだけはたびたび変化しています……

幸福で自由な13カ国 (ブータンの幸福10)

2012-01-29 | Weblog
 前回ブログで世界報道自由度と、世界幸福地図のランキングとをみました。両ランキングのベスト20に共に含まれたのが以下の13カ国でした。人口の多い順に並べてみます。(数字)は世界229カ国中の人口の順位です。また参考に日本の都道府県と市の人口を記します。

1カナダ     3401万人(36位) 日本12805万人の4分の1ほど。
2オランダ    1661万(60) 東京都1315万
3スウェーデン  937万(87) 神奈川県904万
4オーストリア  839万(91) 大阪府886万
5スイス     766万(93) 愛知県741万・埼玉県719万
6デンマーク   555万(108) 千葉県621万・兵庫県558万
7フィンランド  536万(110) 北海道550万
8ノルウェー   488万(115) 福岡県507万
9コスタリカ   465万(117)
10アイルランド  446万(117)
11ニュージーランド436万(120) 静岡県376万
12ルクセンブルク 50万(165) 東大阪市・松戸市並み
13アイスランド  32万(170) 秋田市・那覇市並み

 カナダとオランダは1000万人を超える国ですが、ほかは人口の少ないコンパクトな国ばかりです。人口の多寡そして人口密度は、人間の幸福度に密接に関係するのではないかと思います。
 実は昨日、新年会で大阪に行ってきました。やはり梅田の繁華街は疲れます。よそ見しながら歩いたりすると、見知らぬ通行人にぶつかります。また東京など大阪の比ではありません。やはり京都ののんびりした街路は楽ですきです。

 人口だけで見れば、小国はいくらでもあります。10万人以下のいくらかなじみのある国名をみてみます。人口調査国は計229カ国。
アンティグアバーブーダ(198位) 8.7万人 「世界幸福地図」16位
セーシェル(199) 8.5万 「世界幸福地図」20位 豊岡市級
ドミニカ(203) 6.7万 京田辺市級
グリーンランド(206) 5.7万 伊万里市級
リヒテンシュタイン(212) 3.6万 下呂市級
モナコ(213) 3.5万 境港市級
セントヘレナ(225) 4118人 京都府和束町4389人
フォークランド(226) 3017人 京都府南山城村2990人
バチカン(229) 最下位でわずか 458人 日本の村字並み

 アンティグアバーブーダとセーシェルは「世界幸福地図」のベスト20位にランクされていました。また人口40万人のブルネイは幸福度9位、70万人ほどのブータン(幸福度8位)などを加えれば、幸福度ベスト20位にあげられた国々にはどれも共通項を確認できそうです。
 しかし人口の少なすぎる国、たとえば10万人以下程度では、世界ランクにカウントすることに無理があるのではないか、という気もします。バチカンやフォークランドなどは調査対象国にはなっていないではないかと思います。
 いずれにしろ、数千万人以上の人口を有する国の幸福度を高めることは、なかなかたいへんです。しかし国民人口数10万人規模以下であれば、自由度も幸福度も引き上げることが割と容易にできそうに思います。それは日本の自治体にも当てはまるのではないでしょうか。それぞれの事情や言い分はあることでしょうが。
<2012年1月29日>
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