ふろむ播州山麓

旧住居の京都山麓から、新居の播州山麓に、ブログ名を変更しました。タイトルだけはたびたび変化しています……

バナナとインフレ(3)

2013-02-14 | Weblog
 京都新聞が市内公共料金の値上げラッシュを報じました。2月14日朝刊ですが、新年度から保育所の保育料が5%アップ。公民保育所はあわせて229カ所で、預かる幼児は毎年増え約3万人。女性の社会進出、不況による共働きの増加が原因だそうですが、人件費などの運営費にあてるという。
 文化会館、体育館、武道センター、運動公園の使用料は15%アップ。市美術館は会場使用料を25%上げ。施設の改修費用などにあてるそうです。観光駐車場も値上げ。自家用車と二輪車を200円アップ。
 また以前に報じられましたが、京都市は水道管の老朽化対策のため、本年10月より水道料金を3.7%アップ。12年ぶりの値上げになります。このブログで以前に書いたことがありますが、わたしの住む西山麓は水道管が古くなり破裂事故も起きたため、道路のいたるところで取り換え工事が行われています。

 関西電力は原油輸入価格の上昇を理由に、4月1日から11.88%の値上げだそうです。円安で原油価格が高くなっているのはわかりますが、これはおかしい。まず電力会社の燃料は、石油や石炭の比率は低く、圧倒的にLNG依存度が高い。液化天然ガスの価格は下落しているのです。
 大阪ガスはこの値上げラッシュのご時世に、LNG価格の下落を理由に4か月連続、ガス料金を下げているのです。
 関電の値上げは、原油価格の上昇のためではなく、多くの原発が停止しているからであり、高値で契約しているLNG価格の値下げ交渉が進捗していないためではないでしょうか。

 例によってバナナですが、近ごろフィリピン産98円バナナをときたま見かけますが、1房3本か4本で重量も軽くなっています。1袋のグラム表示が必要かも。当然、味も大切ですが。
 政府がしゃかりきになって「インフレはいいことだ。目標は2%!!」などと叫び、野放図な政策などとる必要はなさそうです。この値上げ公認の風潮を追い風に、国民はすでに窮地に追いやられつつあります。年内には100円ショップは全国から消え、120円ショップにでも看板を付け替えるかもしれませんね。すでに100円ショップは1品あたりのサイズや重量を低下させ出したそうです。
<2013年2月14日 バレンタインデーです>

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