当掲示板で取り上げ、また以前にも当ブログでも取り上げたが、観音寺競輪がただいま大ピンチの状態で、独自の試算では開催日数を今の67日から一気に40日程度にしないとプライマリーバランス(収支均衡)が取れなくなることから、競輪関係団体に開催削減案を申し出るという話について、昨日当掲示板を見ていたところ、なかなかに面白い意見が見られた。
とりわけ、赤字の垂れ流しの元凶であるF2をもう基本的に賞金ゼロにしてしまうばかりか、そこを突破できない選手はいつまでたっても本格的賞金レースとなるF1には進めない。そして、その開催は当然のことながら車券発売はなし。
つまり、地方競馬の能検レースのようなものとし、着順上位選手にはわずかなカネを出すが、それ以外の選手は遠征費からなにやら全て「吐き出し」。つまりプロゴルフの世界も、せっかくトーナメントに出場できても(これに出るだけでも難しい)、3日目以降の決勝ラウンドに進めなければ賞金「ゼロ」。しかも遠征費、宿泊費等は全て「自腹」となって(スポンサー協賛大会だと若干カネが出るような大会もあるそうだが)赤字収支もいいところだが、それを導入したらどうか、というわけか。
内容としては大変面白い。
というか、思うに、競輪場経営危機を救うためには、選手にそれ相当の犠牲を払わせるべきではないか、ということもいえるわけだ。
開催を減らすということはもちろん、選手の出走機会もそれだけ「減る」わけであり、ひいてはそんな選手は「いらない」ってことになる。
もっとも私の考えでは、上記の話もまだ温情のある話であり、要は下位の選手にもまだチャンスを与えてあげようというものだ。
私はそんなものは一切必要なし。要は「だるま落とし」で十分。つまり、そうした下位の連中を落としたところで、体制にはあまり影響がない、ということを述べてきた。
確かにプロ野球やサッカーの場合は、若い選手が解雇されるケースが大半なんで、「トライアウト」のような制度を設けることは非常に意味があると思うが、競輪って下位の選手の大半は「ロートル」だし、そもそもその大半の選手は若い時代にそれ相当に稼いだ選手たちである。
ローンの支払いがまだ残っているとか、生活を脅かされるとかいったことは、今やサラリーマンでもさらされているわけだろ。しかもサラリーマンは逆に若い頃はほとんど稼げない。
かつては最も過酷な条件下にさらされた「肉体労働者」、競輪選手だけど、今やサラリーマンよりもある意味、「楽な」稼業としか思えないんだよな。
確かに、S級にいるような選手は大変だと思うけど、客がほとんどいないようなところでプレーしている選手って、ほとんどそうしたS級選手と賞金以外の面で「同列」に扱うことが適当なのか?
最初は私も4年前より実施された現在の番組制度について、いくらか変えたほうがいいのではないかと思ったが、今は基本線としてはこれを踏襲し、逆に「だるま落とし」をやって取り除くことが大事なのではないかと思った。
またそうしないと、番組改革なんてやろうものなら、それこそ草案・実現だけで5年ほどはかかってしまう。はっきりいってそれだけの時間は今の競輪の現状では割けない。
ま、こうした絡みの話は随時取り上げて行きたい。要は観音寺案が「通る」ようなことがあれば、競輪よりももっと開催日数が多い競艇にも飛び火することは必至だからね。
そうかなぁ?
むしろとんでもない大穴が出ることや、不可解な内容のレースになることも少なくありませんが。
とりわけ「期末」あたりとなると、「お助けレース」といわれるものが頻発するレースでもあります。
そのあたりの事情を知っている客は、こういったレースにはまずつぎ込まなくなってますね。昔は逆にそれを知ってつぎ込んでいたようにも思えますが。
ちなみに私はまずこのあたりのレースは手を出さないですね。
>ほとんどが公務員である競輪施行者にそんな事ができるだろうか?到底無理な話だ、競輪を存続させるなら、民間への業務委託が必須である
そうともいえますが、結局集客という面においては、主催者である自治体が率先して行う必要があり、民間委託者は要は自治体が手数をかけていた事柄を代理して行うにすぎません。
言い換えると、儲からないと分かったら、さっさと手を引きます。また、そうした条項になっているわけです。
すると、その場は有無を言わせず即廃止となります。
さらにいえば、民間委託に主催者である自治体が追い込まれているということは、監督5団体は主催者に全てその責務を押し付けているような気がしてなりません。
今、競輪が本当の意味においてやらねばならないのは、関連5団体の抜本的大リストラ。
競技会が来年一本化するそうですが、当然それだけでは不十分。やはり、客にレースを提供する立場である選手の連中があまりにも甘ったれた体質に染まっているので、ここにまず着手する必要があります。
振興会や全輪協の問題は政府の問題となるため、そう簡単には手をつけられないでしょう。
まずは競輪衰退の「元凶」という他ない現行の選手会解体が第一。ま、すぐにはできませんが、できないのならば、大量首切りをまず行い、次第に選手会の力を衰退させることが第一でしょう。
そうしたことができなければ、いくら包括的民間委託とかいったところでおのずと限界が生じます。
ま、競輪そのものを一度ぶっ潰し、再構築するというんであれば話は別ですが。