地方競馬 払戻率引き下げ可能に!競馬法改正案提出へ(スポニチアネックス)
農林水産省は18日、経営難に陥っている地方競馬の支援で競馬法を改正する方針を固めた。売上金に占める当たり馬券の払戻金の割合(払戻率)について、競馬を主催する事業者が一定の範囲で決められるようにする。払戻率の引き下げを可能にし、地方競馬の収益を改善するのが狙い。今月召集の通常国会に改正案を提出する。
全国に19カ所ある地方競馬は、91年度の売上9862億円をピークに減少傾向が続き、10年度の売上金は3332億円まで落ち込んでいる。そのため改正案が成立、施行されれば、多くの地方競馬が払戻率の引き下げを検討するとみられる。払戻率は競馬法で計算の仕方が定められており、現在は75%程度。法改正では集客増加に向け引き上げもできるようにし、払戻率の設定をより柔軟にする。
だが、地方競馬の馬券だけ払戻率が下がれば、中央競馬(連勝式75%、単勝、複勝式80%)との払い戻し格差が生じてファン離れが一層加速するとみられる。地方競馬の一部施行者では払戻率を5%引き下げることで1億円規模の収入増が見込めるというが、致命的な売り上げ減につながる恐れもある。
ま、前にも言ったように、地方競馬は今、宝くじ並みにテラ銭を取らないことには、大井などの南関4場以外のところはやっていけないと思う。ファン離れ云々は確かに懸念材料ではあるが、「当たるも八卦」の姿勢で馬券を購入している客が多い現状を考えると、宝くじ並みには取れないにせよ、ま、競輪・オートレースが検討しているテラ銭30%程度だとそんなに影響はないのではないか、と思う。
そもそも、今の公営競技というと、新規客の参入がほとんどないことが問題。そんな状況だと、客はほっといても「減る」。中央競馬だってそうだろ。
一方、バンク先生が、
『役人の天下り等の無駄遣いに使われるのは許さん!』
とよく言ってたけど、テラ銭が増えるからといって、無駄遣いは言語道断。