公営競技はどこへ行く

元気溢れる公営競技にしていきたい、その一心で思ったことを書き綴っていきます。

カルテット計画 その10

2009-02-28 15:44:13 | 競輪

その8を振り返ってみることにする。

http://blog.goo.ne.jp/yoroshiku109/e/7b40a46a88d0b7015edda6365591d435

GPについては、12月30日開催の一発勝負という方式がもっとも合っているのはいうまでもない話だと思うので、開催日、開催形態は変えないが、選手の選出方式については変えたほうがいいかもしれないな。

現在のグランプリの選考方式は、次の通りとなっている。

1 当年におけるGI競走優勝者

2 当年に夏季オリンピックが開催された場合は、そのオリンピックにおけるトラックレース競技個人種目メダリスト

3 当年の世界選手権自転車競技大会個人トラック種目優勝者など選考委員会から特別に認められた選手

4 当年1月~読売新聞社杯全日本選抜競輪最終日における獲得賞金上位者

1~4の番号は、優先出場権の順番。


ところで、ここ最近は、3についてはほとんど選考対象となったことがない。2も適用されたのは十文字と永井だけ。大半の年は、1と4のみでグランプリ出場枠が決められているといえる。

となると、メンバーはあまり代わり映えがしない。となると、売り上げも伸びないということもいえる。昨年のグランプリ1レースの売り上げは57億円余りと振るわず、グランプリそのものがマンネリ化しているといえるのかもしれない。

そこで、新選考基準はこうしたい。

1 当年における世界選手権・ケイリン優勝者=1番車(アルカンシエル着用)

2 五輪開催年のみ五輪・ケイリン優勝者

3 当年におけるG1優勝者

4 グレードレース(G1・G2・G3)ポイント最上位者(上記1~3の対象選手を除く)

5 UCI・ケイリンポイント最上位者(上記1~4の対象選手を除く)

それでも選考選手が不足する場合は、4から繰り上げる。


というわけで、外国人選手も最大で4名出場(五輪開催年以外は最大3名)が可能となる。

というのは、寛仁親王牌の出場選手については、当年の世界選手権のケイリン、スプリント、チームスプリント、1kmタイムトライアル優勝者に優先出場権を与えることにするから。

賞金獲得上位の基準を外したのは、手島慶介の死が影響している。それと、記念(G3)における不可解な直前欠場を防止するため。ま、グレードレースポイントを作成する際には、2002年に実施されて大失敗に終わり、わずか1回限りの実施となったグランプリポイントの二の轍を踏まないように、きめ細やかに定めないといけないな。

UCIポイントについては、既にUCIのほうで作成されている。これに、国際競輪とグランプリを加えた新UCIポイントの作成をUCIにお願いしたいところ。ま、トラックレースについては、日本車連とUCIの関係がソコソコ密なようなので、さほど障壁というものはないのでは。

ま、外国人選手をグランプリに出場させる、ということについては、競馬のジャパンカップのようになりかねない、という懸念も考えられるが、だったらルールは世界共通のUCIルールにすればいい。 

UCIルールはギャンブル競輪には向かない、という声が大半を占める中で、敢えてUCIルールのケイリンとはどういったものなのか?ということを述べる必要性があるな。

コメント (2)
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