中爺通信

酒と音楽をこよなく愛します。

バルトークはお好き

2017-01-17 23:59:23 | クァルテット
 さて、山形Qの「第62回定期」まで、あと2週間。リハーサルに余念がありません。


 今回のメインはドヴォルザーク「アメリカ」。

 ではありますが、目玉はやはり、バルトーク「第3番」でしょう。生で聴く機会はそうそうないはずです。


 しかし、抵抗がある人も少なくないようで…。

 これまで山形Qは、バルトークを番号順にとり挙げてきているので、今回が3曲目。

 山形Qのお客さんは、ありがたいことに常連さんが多いので、今までバルトークに全く興味がなくても、四重奏曲の2曲だけは聞いたことがあるという方もいるのです。…わが山形Qの功績ですね。

 それですっかりバルトークの魅力にハマってしまい、朝な夕なに耳にせずにはいられない体になってしまった…

…というお便りは、残念ながら届いておりません。どちらかというと、チラシを渡した時に、
「ああっ、またバルトークやるんですか…」
空気がもれた感じのトーンで言われることがありました。「実はその日はちょっと急用が」とまでは言わないものの、という感じです。

 これはバルトークのせいではない。今までの山形Qの演奏のせいです。だって難しいんです。

 しかし、私たちも3曲目となると、少し違います。もっと曲の良さが伝えられるはずです。


 それに、朗報か悲報かわかりませんが、「第3番は短い」。CDだと15分ぐらいで終わってしまいます。

 その短い中にバルトークらしさが、もっとも凝縮していると言われているのがこの「第3番」なのです。全6曲中、第3番がイチオシだという人も多い。


 ぜひこの機会にいかがでしょうか?ビターで時おりザラザラした食感ですが、とにかくカッコいい曲です。


 これから仕上げの追い込みですが、良い演奏になるように頑張ります。

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