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■沖縄式言論封殺法⇒「沖縄イニシアティブ」方式■
3月27日付け琉球新報「声」欄に次のような投稿が載った。
県民大会論争について 浦添市 清水定芳 (62歳)
3月20日本欄は良かった。 県民大会への賛否両論が併記され、どうすべきか迷った人も結論が出せたと思う。 新聞の使命は「偏見なく真実を報道」。 だが、偏り勝ちなのも現実。 その点、投稿は両論併記が簡単だ。 賛否を決めるときは多少稚拙でもそうしてもらえばと願う。(以下略)
3月20日の「声」欄の論争は当日記でも取り上げ、それに呼応して当日記コメント欄でも活発な「論争」があったので記憶の読者も多いでしょう。
琉球新報は時折アリバイ造りのように自社論調にそぐわない「投稿」、「寄稿」を掲載する。
上記清水氏は琉球新報の一見公平に見える両論併記の裏に潜む「沖縄イニシアチブ」方式という卑劣な言論封殺手段をご存知ないのだろう。
20日の「声」欄の論争も一見両論併記に見えるが1人の投稿者を複数の反論者で袋叩きにする「沖縄イニシアティブ」方式そのものであった。
■小林よしのりVS目取真俊論争■
「沖縄イニシアティブ」方式の由来は後に譲るとして、最近の例では目取真俊氏と小林よしのり氏の論争に新報はこの汚い手を使った。
その経緯をすでにウィキペディアが、次のように書いている。
≪目取真は『琉球新報』でも小林を中傷。小林は自ら申し出て反論文を掲載。だが反論一回きりという条件だったため、以降は『琉球新報』と目取真のコラボによる小林中傷特集としか言い様がない些かアンフェアな状況に。沖縄に巣食う同調圧力の象徴とも見なされている。≫
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9B%AE%E5%8F%96%E7%9C%9F%E4%BF%8A
ちなみに当日記では最初に小林よしのり氏の中傷記事を書いた目取真氏については過去にエントリーしていた。
⇒やぶ蛇、自爆、自殺点? 左翼作家のよしりん批判
この新報の汚い手法を見ていた沖縄の保守系と見られる(すくなくとも左翼でない)某大学教授が自ブログで次のように悲憤慷慨しておられた。
<しかし、琉○新報さんは、やってくれた。
たった一回だけ「反論」書かせておいて、こんどは、またサヨク知識人を総動員して、一人を攻撃しようってか?
沖縄イニシアティブ「論争」の時にやった手段ですよね。
世間では、そういうやり方を、
キタナイ
といいます。
え?
何のこと?
次回にご期待ください(笑)。
またかよ。>8日目のお雑煮
◇
で、次のエントリーでも某教授の怒りは納まらないようです。
◇
<とえあえず。思想も、イデオロギーも、何でもいいと思う。
左翼やりたいなら左翼やればいいし、
右翼やりたけりゃ右翼やればいい。
軍命があったと思うのなら、一生懸命それを実証すればいい。
ないと思うなら同じように頑張って実証すればいい。
それだけのこと。
しかし、
意見を主張するためには、
社会科学的な手続きがいる。
論敵をやっつける時には、守らなければいけないルールがある。
ねつ造してはいけない。
読者が原典を読まないことをいいことに、印象操作しようとするのは、
卑怯以外のなにものでもない。
そして、
人の意見にはレベルの高低がある。
嘆かわしいのは、その基本的なルールすらまもらず、しかもあまりにも程度が低いということだ。
こんなレベルで騙されるのだろうか、沖縄県民は。
ジャーナリストという自覚が少しでもあるのなら、自らを恥じるべきだ、
若き琉球新報の記者たちよ。
君自身は、原典を確認したのだろうか?
まさか、「読むまでもない」なんて思っていないよね。プロだよね。
原典をよんでから、もう一度よく考えてみよう。
その上で、今と考えが変わらないのならそれでいい。
お願いだから、少しは、まともな論理を展開してほしい。
こんなレベルが通用してしまう沖縄。
あー、県民を辞めてしまいたい。>何に怒っているのか
この教授がいかに怒りをあらわにしても琉球新報にとっては蛙の面に小便。
次のような社説を白々しく書くくらいだから純粋な読者はつい騙されてしまう。
<何かを変えようとする際、反対意見が出ることは珍しいことではない。その声にしっかりと耳を傾けることで、より良い方向に改善できることは多い。その意味でも反対意見は重要である。>(署名規制 あまりに短絡的な対応だ )
社説が大真面目で言っているのか、それとも己の言行不一致を自虐的に皮肉っているのか、筆者のような凡人には測りがたい。
上記某教授のブログについてのエントリー↓。
ドタバタ劇が? 沖縄大学土曜教養講座開催で
■沖縄紙の共同開発 「沖縄イニシアティブ」方式■
結局最後まで説明を持ち越したが、そもそも「沖縄イニシアチブ」とは何なのか。
「沖縄サミット」を目前にした2000年5月~6月、沖縄の新聞紙面を賑わせたのが「沖縄イニシアティブ」論争。
沖縄の新聞を舞台に沖縄の保守系学者が沖縄の将来を展望した政策論発表したが、これを数を頼んだ沖縄の左翼学者が袋叩きにした。
というと、一般読者は沖縄の学者が論争して一方が勝っただけの話ではないかという印象を持つ。
ところが論点は政策論からイデオロギー論に摩り替えられ、左翼学者を支援する沖縄紙の画策などもあって、以後沖縄の保守系学者は物言えば唇が寒い状態に置かれることになる。
もう少し具体的に述べよう。
2000年5月3日から11日にかけて、沖縄タイムスに琉球大学の三人の教授(高良倉吉、大城常夫、真栄城守定)が連名で、同年三月下旬、アジア・パシフィック・アジェンダ・プロジェクト(A・P・A・P)沖縄フォーラムで発表した「アジアにおける沖縄の位置と役割-沖縄イニシアティブのために」という論文を発表した。
これを読んだ沖縄タイムスОBの左翼論客新川明氏が同紙の16日、17日紙面で批判ののろしをあげた。
その感想が「日本国による沖縄『統合』の歴史的な作業がいよいよ最終的な仕上げの段階に入った」というのだから当初からイデオロギー論争に引きずりこんで袋叩きにする意図が露骨に見える。
沖縄タイムスというホームグラウンドで「沖縄イニシアティブ」を袋叩きにした左翼知識人の面々は」次の各氏。
新川明・新崎盛暉・仲里効・石原昌家・川満信一・比屋根照夫・目取真俊など。
http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Kaede/4722/l/inisia.html
で、肝心の「沖縄イニシアティブ」とは↓
沖縄イニシアティブ(本文)
http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Kaede/4722/l/inisia-zen.html
「沖縄イニシアティブ」を読む
http://www5b.biglobe.ne.jp/~WHOYOU/initia-m.htm
この沖縄紙の「アンフェアーな論争」を見て、
こんな意見を言うメディアもあった。
<メディアの言説空間におけるバッシングとも言えるほどの批判の集中にもかかわらず、今や稲嶺県政のブレーンになった比嘉良彦が述べるように高良らの「提言」が「沖縄のサイレントマジョリティーの本音を顕現したもの」という評価も無視できない。>(週刊かけはし:「沖縄イニシアチブ」論争によせて http://www.jrcl.net/web/framek428.html )
ああ! この頃から「沖縄のサイレントマジョリーティーの本音」は新聞紙面から放逐されるようになったのだ。
「沖縄イニシアティブ」方式という卑劣な手段によって。
沖縄の新聞は卑劣だと思う方、
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