狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

三枚舌の翁長知事、「容認していない」 沖縄県議会で公室長表明

2016-10-12 13:15:02 | 高江ヘリパッド

 

「狼魔人日記まとめサイト」はブックマークに移動しました

 

 お願い: 人気ブログランキングの投票が分散されるのを防ぐため、次のバナーをクリックお願いします。

 

よろしかったら人気blogランキングへ クリックお願いします

 

沖縄2紙が捏造新聞といわれて久しい。 特に高江ヘリパッド建設に抗議し蛮行を繰り返す「過激派といわれる極左暴力集団」を「市民」と繰り返し報道したことで決定的となった。 高江の映像が全国に拡散されるようになってから、沖縄2紙が嘘つき新聞であることが全国に知られるようになった。

沖縄で起きたイデオロギー絡みの出来事が、沖縄2紙の色眼鏡を通じて報道されると黒が白となる。

犯罪者も英雄的に報道される。

特定勢力の機関紙と呼ばれても恥とも思っていない。

沖縄の言論空間を捻じ曲げているのは、新聞報道だけではない。 

政府要人と県知事らが会談するときは、冒頭の数分間はメディアにオープンだが、肝心の重要課題についてはメディアを排除して、秘密裏に行われているという。 そのため、会談後別々に行われる会見で述べたことが、後になって「言った言わない」で問題になることが多い。(※「おまけ」の文末⇒会談取材、「沖縄方式」オープンだったのに…

菅官房長官が、8~9日にかけて来県、翁長知事と会談し「北部訓練場の年内返還」を明言したことに、翁長知事が「歓迎する」と述べたことが、沖縄2紙の逆鱗に触れ、批判の矢を浴びた。

ところが、県議会で「歓迎とはヘリパッド建設を容認するのか」などと共産党議員に追及され、「容認とは言っていない」と前言を翻した。

矛盾の塊の翁長知事が二枚舌と批判されることは多々あった。

だが、一夜にして前言を翻すとは、二枚の舌の根も乾かぬうちに三枚目の舌を使ったのだろうか。

北部訓練場の年内返還に対し、翁長知事は知事公室長の舌を借りてこう弁解している。

「『歓迎』とは』言ったが『容認』とは言ってない」。

こんなへ理屈が罷り通るのが、沖縄2紙が支配する現在の沖縄の言論空間である。

とりあえず、本日は知事の「歓迎」発言の火消しに懸命の沖縄タイムス見出しを紹介しよう。

■一面トップ

知事「歓迎」発言は不適切

北部訓練場 ヘリパッド認めず

■二面トップ

知事、火消しに躍起

【「歓迎」発言 県に予想以上の波紋

政府「工事容認の言質」の声も

■社会面トップ

逮捕覚悟で森守る

訓練場内直接行動3週間

市民間で温度差も

機動隊 荷台乗り移動

建設業者車両に20人

資材搬入に63台

フェンスも新設

着陸帯工事

 

翁長知事「歓迎」発言は不適切 米軍ヘリパッド建設認めず

 翁長雄志沖縄県知事は11日、米軍北部訓練場の早期返還を巡る政府方針に対し「歓迎」とした自身の発言は不適切だったと釈明した。県庁で記者団の質問に答えた。北部訓練場の返還は県の要望だとした上で、オスプレイが使用するヘリパッドの建設は容認できないとの従来の考えを改めて示した。

米軍北部訓練場の早期返還を巡る自身の発言の真意を説明する翁長雄志知事=11日、県庁

 知事は8日に知事公舎で菅義偉官房長官と会談した際、訓練場の過半面積の年内返還を伝えられ、会談後、記者団に「歓迎する」と述べていた。

 知事は発言の真意を「早く返ってくることは了解だとの意味だ」と説明。菅氏との会談の場では年内返還に関し「承った。諸課題は後日申し上げる」と伝えたと述べ「歓迎」との発言は適切ではなかったとした

 一方、11日の県議会米軍基地関係特別委員会(仲宗根悟委員長)では、「歓迎」発言に関する質問が与野党から相次いだ。

 謝花喜一郎知事公室長は、知事の発言に関し、「『歓迎』とはあるが、『容認』とは言っていない」と指摘。北部訓練場返還とヘリパッド建設に関し「知事のスタンスは変わっていない」と説明した。渡久地修氏(共産)の質問に答えた。

 また、県はオスプレイの配備撤回を求めていることに加え、自衛隊ヘリを使った資機材の搬入や機動隊を投入した警備などを挙げ「信頼関係の問題もあり、直ちに容認とはならない」とも指摘。県政内にヘリパッド建設に反対の選択肢はあるかを問われ、「オスプレイの使用や強行的な工事の進め方などトータルで考えなければならず、まだ県政内で議論ができていない」と述べた。照屋守之氏(沖縄・自民)への答弁。

 北部訓練場の約4千ヘクタールの返還はヘリパッドの建設が条件。菅氏は8日の会談で、年内の完成と訓練場の返還を明言した。これを知事が「歓迎」と評価したことから、知事がヘリパッド建設を容認したとの見方が出て、県内で波紋が広がっていた。

                                  ☆

>米軍北部訓練場の早期返還を巡る政府方針に対し「歓迎」とした自身の発言は不適切だったと釈明した。県庁で記者団の質問に答えた。北部訓練場の返還は県の要望だとした上で、オスプレイが使用するヘリパッドの建設は容認できないとの従来の考えを改めて示した。

前にも述べたが、沖縄2紙がばら撒いた「危険な欠陥なオスプレイ」がデマだったことが判明した現在、ヘリの一機種であるオスプレイ(旧型ヘリCH-47の後継機)の離発着に反対する方がおかしい。

>知事は発言の真意を「早く返ってくることは了解だとの意味だ」と説明。菅氏との会談の場では年内返還に関し「承った。諸課題は後日申し上げる」と伝えたと述べ「歓迎」との発言は適切ではなかったとした

日米安保を受け入れる翁長知事が、SACO合意によるヘリパッド建設を容認するのは誰の遠慮も要らないはず。 沖縄2紙や共産党ら「オール沖縄」の批判を恐れて「歓迎=承った」などと禅問答のような答弁は止めて頂きたい。

さもなくば、政府との「着地点」を反故にされるのみならず、「オール沖縄」からも見放される恐れがある。

>知事の発言に関し、「『歓迎』とはあるが、『容認』とは言っていない」と指摘。北部訓練場返還とヘリパッド建設に関し「知事のスタンスは変わっていない」と説明した。渡久地修氏(共産)の質問に答えた。

有権者には、苦し紛れの言い逃れとしか受取れない。

 

ちなみに菅官房長官は翁長知事との「ブラックボックス」の中の会談の模様をFBでこう述べている。

 菅 義偉

こんばんは。

昨日、沖縄県の米軍基地、北部訓練場の返還の条件となっているヘリパッドの工事進捗状況を視察し、年内返還に向けてアメリカと交渉することを表明しました。
北部訓練場は、20年前にアメリカと沖縄の米軍基地の整理・統合・縮小に関するSACO合意において、ヘリパッド代替施設建設を条件に総面積の過半、約4000haを返...還することが決まっていましたが、
これまで一部のヘリパッドの工事が進まず、返還が実現していませんでした。

昨年8月に私が沖縄を訪れ、北部訓練場のある東村、国頭村の村長とお会いしたときに、できるだけ早く返還してほしいという要請を受けました。
その要請に基づいて、今年の7月から新たに4カ所のヘリパッドの建設に着手していましたから、昨日、その工事の進捗状況を視察しました。
事が順調に進んでいることを確認したことから、年内返還に向けてアメリカと交渉することとしました。

北部訓練場の過半、約4000haが返還されれば、沖縄県内の米軍基地が2割減少して、基地負担が軽減されます。
また、訓練場の周辺の「やんばるの森」が先月に国立公園に指定されましたが、返還地についても国立公園への返還を早期に進め、地元が目指している世界自然遺産登録を通じ、地域振興にも大きく貢献することができます。
今回の沖縄訪問で地元の東村長、国頭村長、高江区長とお会いしましたが、早期の返還に評価をいただきました。

夜には翁長沖縄県知事と会談しましたが、その後の記者会見で翁長知事も早期返還に歓迎の意を表されています。
昨年の西普天間住宅地区の返還に続き、長年実現しなかった基地返還の好事例として、北部訓練場の年内返還の実現、さらに返還地の国立公園への編入といった地元の要望にできる限りの支援をしていきます。

また、普天間飛行場の移設先である辺野古に位置し、移設の影響を直接受ける久辺三区の各区長、
米軍のキャンプ・ハンセンとキャンプ・シュワブを抱える金武町長と宜野座村長と面会し、基地負担軽減や振興について意見交換をしました。

今後も担当大臣として、できることは何でもやる、という基本方針のもとで目に見える形で沖縄の基地負担が軽減できるよう全力を尽くしてまいります。

平成28年10月9日

内閣官房長官
菅 義偉

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

【おまけ】

保存資料として

 

高江ヘリパッド「翁長知事は容認していない」 沖縄県議会で公室長表明

 沖縄県東村高江周辺の米軍北部訓練場ヘリパッド建設に対する翁長雄志知事の姿勢に関し、謝花喜一郎知事公室長は11日の県議会米軍基地関係特別委員会(仲宗根悟委員長)で「以前と変わらず容認はしていない」と述べた。渡久地修氏(共産)、照屋守之氏(沖縄・自民)への答弁。

沖縄県の翁長雄志知事

 翁長知事は8日、菅義偉官房長官との会談後、米軍北部訓練場の年内返還の政府方針に関し記者団に「歓迎する」との認識を示していた。

 謝花氏は軍特委で、知事に真意を確認したところ、県が配備撤回を求めているオスプレイがヘリパッドを使用することや、地域住民へさまざまな影響が出る可能性があるとして「高江のヘリパッドを容認と言える段階ではない」との考えを示したことを明らかにした。

 

翁長知事、移設工事容認を否定 北部訓練場年内返還「歓迎」発言 県議会特別委で謝花公室長

琉球新報 2016年10月11日 13:51

 

 
米軍北部訓練場の約半分の返還とヘリパッド移設工事について、県の立場を説明する謝花喜一郎知事公室長(答弁席前列右から3人目)=11日午前10時すぎ、県議会

 県議会は11日午前10時から、米軍基地関係特別委員会を開いた。8日に来県した菅義偉官房長官が翁長雄志知事との会談で、北部訓練場の約半分を年内に返還する方向で米側と交渉していると述べたことについて、翁長知事が会談後の記者会見で「歓迎する」と表明したことへの質問が相次いだ。この発言について、翁長知事は同訓練場の部分返還の条件となっているヘリパッド移設工事も容認したのかという質問に対し、謝花喜一郎知事公室長は「今朝知事にも確認したが、そういうことは毛頭ないと明言していた」と否定した。照屋守之氏(沖縄・自民)への答弁。

 照屋氏への答弁で謝花氏は「高江のヘリパッドはオスプレイの使用にしろ、地域住民の日常生活、抗議活動などさまざまな課題がある中で、県がヘリパッド容認とは直ちに言える状況ではない」と述べた。

 謝花氏は翁長知事が8日の菅氏との会談で、ヘリパッドでのオスプレイ運用や、強行的な工事の進め方など、従来政府を批判してきた点には言及しなかったことについて、知事に直接確認したとした上で、諸課題については、知事が後日、(菅氏に)申し上げたいと伝えた、と説明した。知事は「課題も認識している」ことから、菅氏本人には年内返還を「歓迎する」ではなく「承った」との表現で応じたと説明した。渡久地修氏(共産)への答弁。

 照屋氏がヘリパッド移設計画に反対する選択肢はあるのかと質問したのに対し、謝花氏は「ヘリパッドでオスプレイが使われることには反対だ。工事が強行に進められている中で今、容認はできない」とした上で「県庁内で『反対か賛成か』という議論はできていない」とした。
【琉球新報電子版】

 

 会談取材、「沖縄方式」オープンだったのに…

 琉球新報 2016年10月9日 09:55

 


 菅義偉官房長官と翁長雄志知事の会談は知事公舎で行われ、冒頭のみの代表撮影・取材で非公開だった。仲井真弘多氏ら歴代知事時代は、日米政府の高官との沖縄での会談は全公開(フルオープン)が通例で、「沖縄方式」と呼ばれたが、翁長県政になって冒頭のみで非公開の例が続いており、「沖縄方式」が崩れてきている。

 

 沖縄県知事と日本政府高官らとの面談は、基地問題が議題になることがほとんどで、発言や挙動に注目が集まる。官邸での会談は政府主催のため、冒頭のみ公開が通常だが、県庁など県が主催する場では全公開が原則だった。会談後には囲み取材で会談内容について質問が出るが、双方で異なる内容の発言が出たり、微妙に言い回しが違っていたりする場合が少なくない。そのため記者側は全公開を求めてきた経緯がある。

 

 9月の二階俊博自民党幹事長来県時は県庁での会談と知事公舎の昼食懇談会が持たれた。だが、ともに冒頭のみ。翁長知事は会食後に記者に対し「オープンにするかしないかは実質的な議論になろうかと思うが、今回は他意があるものでは全くない」と答えていた。

 

 
よろしかったら人気blogランキングへ クリックお願いします
 
コメント (9)

豹変!沖縄知事に牙を剥く沖縄2紙、「歓迎」発言が波紋 自民「翁長県政への攻めどころができた」

2016-10-12 00:18:24 | 高江ヘリパッド

 

「狼魔人日記まとめサイト」はブックマークに移動しました。

 

お願い: 人気ブログランキングの投票が分散されるのを防ぐため、次のバナーをクリックお願いします。

 

よろしかったら人気blogランキングへ クリックお願いします

 【追記】

本稿で、沖縄2紙の翁長知事への態度が豹変と書いた。

一夜空けたら今度は知事の発言が豹変!

今朝の沖縄タイムスによると、(知事の発言に関し)「『歓迎』とはあるが、『容認』とは言っていない」とのこと。

ということは、歓迎しながら、反対することもあり得るってこと? (確か竹中直人さんは「笑うながら怒る」顔芸が得意)

【動画】笑いながら怒る人 竹中直人

「歓迎しながら反対する翁長知事」、こんな意味不明な日本語聞いたことがない。

翁長知事さん、ウチナー口励行をする前に、日本語の勉強をするべきでは?

本日午後12時過ぎに本件アップの予定です。

翁長知事は現在辺野古違法確認訴訟の高裁敗訴を受け、最高裁に上告中である。

最高裁が受理して審議するか門前払いの上告却下なのか、不明である。 弁護団や沖縄2紙のお見立てによると、翁長知事を含む県側の証人申請が認められるかどうかが、勝敗のポイントだという。

だが、原則として事実認定はしないという最高裁の性質から言えば、県側の証人申請が認められるはずはない。

それどこか、審議に至らず上告却下の可能性が高い。

最高裁で県の敗訴が確定するのを一番承知しているのは、実は翁長知事自身だ言われている。

そもそも翁長知事は、法律で論争すべき法廷の場に「民意」「民主主義「「沖縄の歴史」など、法廷の審議に馴染まない恣意的判断の余地のある案件を持ち出し、感情的に自己の主張している。 

最高裁は、一審判決の法令解釈の違反や憲法違反を審理する。 翁長知事が敗訴する可能性が極めて高いという所以である。

辺野古違法確定訴訟の敗訴確定を目前にして、沖縄2紙の翁長知事に対する論調に変化の兆しが見えてきた。

「翁長知事のコマーシャルペーパー」の衣を脱ぎ始めたのだ。

政府は違法確定訴訟の辺野古埋め立て工事を中止していた。 県は、高裁判決の直後政府がかねてより申請していたキャンプシュワブ陸上部での工事を容認した。

これまで翁長知事のコマーシャルぺーパーに徹して、翁長知事の言動を決して批判しなかった沖縄タイムスが、県の「陸上部工事の容認」に対し、批判の矢を放った。

翁長知事批判の先鞭をつけたのは「危険な欠陥機オスプレー」とのデマで翁長知事を扇動した平安名純代記者である。

沖縄県のシュワブ陸上部工事容認 知事は根拠の説明必要【平安名純代の想い風】

平安名 純代
平安名 純代(へいあんな すみよ)
沖縄タイムス米国特約記者

沖縄県那覇市出身。1995年渡米。日英両語のロサンゼルス日系紙「羅府新報」でカリフォルニア州議会やロサンゼルス市議会などの担当を経た後に副編集長。2010年12月から現職。米軍普天間飛行場の移設問題をめぐるラムズフェルド元国防長官との単独会見などの一連の取材で12年に第16回新聞労連ジャーナリスト大賞優秀賞を受賞。

 国際自然保護連合(IUCN)主催の第6回世界自然保護会議の取材でハワイを訪れた。大型ハリケーンが接近していたが、オバマ大統領がやってくるというので島には歓迎ムードが漂っていた。

 米首都ワシントンから遠く離れた南の島の開放的な雰囲気のなかで、オバマ氏の側近らと話をする機会を得た。

 米軍普天間飛行場の移設問題に詳しいある側近に、世界自然保護会議で副知事と名護市長が新基地建設反対を訴える予定だと告げると、「彼らは一緒に行動するのか?」と不思議そうな表情を浮かべ、「沖縄県はキャンプ・シュワブの工事を容認したと聞いたが、まだ新基地に反対なのか?」と疑問のまなざしを向けてきた。

 県は8月31日、政府と辺野古代執行訴訟の和解に基づく作業部会で、政府が要望したキャンプ・シュワブ陸上部の隊舎2棟の建て替え工事再開を容認した。その理由について、作業部会に出席した安慶田光男副知事は「隊舎は埋め立て区域外と認識している。防衛省からは老朽化した隊舎の建て替えで、全く埋め立てと関係ないという話だった」などと説明している。

 オバマ氏の側近に、県は陸上部工事の再開は埋め立てとは関係ないと説明していると告げると、「計画と無関係であれば、日本政府はなぜあの場で要請したのか」と逆に問いを向けてきた。

 東村高江のヘリパッド建設を含む北部訓練場の統合整理が進み、嘉手納より南の返還計画を巡る協議も具体化。そして陸上部工事再開で辺野古移設に向けた環境も整えられつつある、と楽観的に語る姿は、沖縄の緊迫した状況などまったく意に介していないように映る。

 果たして陸上工事の再開は辺野古移設と関連はないのだろうか。

 米海兵隊は「戦略展望2025」の中で、新基地建設後の環境について、訓練場所と住居が一体化した利便性の高いコミュニティーへ変容すると強調している。

 翁長雄志知事は「辺野古の海にも陸にも新しい基地は造らせない」と公約を掲げている名護市の稲嶺市長に対し、容認の理由をどう説明したのだろう。翁長知事には隊舎の工事を容認した根拠を明確に説明する責任がある。(平安名純代・米国特約記者)

                     ☆

オスプレイのデマ情報で翁長知事を「オール沖縄:に駆り立てた平安名記者だけに、翁長氏批判の舌鋒はいささか婉曲ではある。

だが、下記のとおり文末で明確に翁長氏批判を展開している。

 

>県は8月31日、政府と辺野古代執行訴訟の和解に基づく作業部会で、政府が要望したキャンプ・シュワブ陸上部の隊舎2棟の建て替え工事再開を容認した。その理由について、作業部会に出席した安慶田光男副知事は「隊舎は埋め立て区域外と認識している。防衛省からは老朽化した隊舎の建て替えで、全く埋め立てと関係ないという話だった」などと説明している。

>翁長雄志知事は「辺野古の海にも陸にも新しい基地は造らせない」と公約を掲げている名護市の稲嶺市長に対し、容認の理由をどう説明したのだろう。翁長知事には隊舎の工事を容認した根拠を明確に説明する責任がある

そして今回、翁長知事が北部訓練場の年内返還に歓迎の意を表したことに対し、同じ平安名記者が再度牙を剥いた。

 

政治の矛盾を追求せよ リーダーを動かせ、疑問を引っ込めるな [平安名純代・想い風]

 自分たちが選んだ指導者だからといって、市民が疑問の声を上げず、政治の矛盾を追及するのを控えた時、その先にはどんな社会が待っているのだろう。

沖縄県の翁長雄志知事(左端)らとの会談のため、知事公舎を訪れた菅官房長官(右から2人目)=2016年10月8日午後(代表撮影)

 最終盤に達した米大統領選挙を横目に、オバマ大統領誕生後の米国の変化を考える日が増えた。

 2009年1月に第44代大統領に就任したオバマ氏は「米国は世界の警察官ではない」と述べ、米国民や同盟国が直接的危機に脅かされる場合を除き、単独の軍事力は行使しないとの方針を外交政策に据えた。

 オバマ氏は、同年4月に「核なき世界」を描いたプラハ演説でノーベル平和賞を受賞したが、時を同じくしてアフガニスタン増派も発表。11年には米英仏中心の多国籍軍でリビアを空爆し、14年にはイラクで過激派組織「イスラム国」への空爆を開始。シリアにも拡大した。

 軍事縮小を唱えていたオバマ氏が変容する前兆は確かにあった。しかし、オバマ氏を支持するリベラル派や反戦団体は、まるで申し合わせたかのようにオバマ氏の行動の矛盾に疑問を投げかけるのを控えたのだ。

 その結果、オバマ政権は批判されることなく軍事力を重視した政策を推し進めることに成功した。

 熱狂的な「チェンジ」現象が過ぎ去った後に、オバマ氏に投票した有権者らが自覚したのは、指導者に望みを託しただけでは真の変化は訪れないという現実だ。当時を振り返りながら、あの時の熱狂ぶりが今の沖縄に重なっていく。

 翁長雄志知事は8日、菅義偉官房長官から、年内の米軍北部訓練場の部分返還を米側と交渉していると伝えられ、「大変歓迎する」と喜びを表現。会談後の会食では両者とも、高江や辺野古、ハリアーに言及せず、菅氏は「いい雰囲気で会食できた」と評した。

 副知事らを脇に、菅氏を和やかな笑顔で迎え入れる翁長知事の表情は、かつての政府との対決姿勢は鳴りを潜めたかのようだ。

 翁長知事は14年10月の知事選出馬表明で、「ヘリパッドはオスプレイの配備撤回を求めている中で連動し反対する」と表明している。その公約を変えたのはなぜなのか。

 「日米間では来年1月までには返還するとの基本合意がある」と話す米政府高官は、「年内返還が実現すれば安倍政権の株も上がるだろう」と笑顔を見せた。

 票を託した指導者の矛盾を追及し、変化を起こせるかどうかは市民が疑問の声をあげられるか否かにかかっている。(平安名純代・米国特約記者)

 自分たちが選んだ指導者だからといって、市民が疑問の声を上げず、政治の矛盾を追及するのを控えた時、その先にはどんな社会が待っているのだろう

                                ☆

>翁長雄志知事は8日、菅義偉官房長官から、年内の米軍北部訓練場の部分返還を米側と交渉していると伝えられ、「大変歓迎する」と喜びを表現。会談後の会食では両者とも、高江や辺野古、ハリアーに言及せず、菅氏は「いい雰囲気で会食できた」と評した。

>副知事らを脇に、菅氏を和やかな笑顔で迎え入れる翁長知事の表情は、かつての政府との対決姿勢は鳴りを潜めたかのようだ。

 

政府と対決姿勢を露にしている翁長知事が政府代表の菅官房長官と会談するときは、決まって表情をこわばらせる場面が多かったが、その二人が「いい雰囲気で会食できた」などとは想像もできないのだろう。

「危険な欠陥機オスプレイ」で翁長氏を扇動し、政府との対決に追い込んだ張本人の平安名記者としては、菅氏を迎える笑顔の翁長氏など見たくない光景なのだろう。

 

 >翁長知事は14年10月の知事選出馬表明で、「ヘリパッドはオスプレイの配備撤回を求めている中で連動し反対する」と表明している。その公約を変えたのはなぜなのか。
 
オスプレイのデマを撒き散らした張本人の平安名記者。
 
オスプレイは旧型ヘリch-47の後継機とて導入されたヘリの一種であり、危険な欠陥機というのがデマであった。
 
そのデマを公約に掲げた翁長氏の方が異常だったのだ。
 
>票を託した指導者の矛盾を追及し、変化を起こせるかどうかは市民が疑問の声をあげられるか否かにかかっている。

平安名記者が撒き散らした「危険な欠陥機オスプレイ」がデマであることが判明した現在、公約を変えても何の不思議もない。 平安名さん、お前にだけは言われたくないね。

 

 

9秒でまるわかり!

  • 米軍北部訓練場の年内返還を「歓迎」した翁長知事の発言が波紋
  • 自民は「ヘリパッド容認」と捉え県政与党の足並みを崩したい考え
  • 県政与党からは賛否を明らかにしないままでの知事発言に違和感も

 菅義偉官房長官が示した米軍北部訓練場の年内返還を「歓迎」した沖縄県の翁長雄志知事の発言が、県内政党に波紋を広げている。県政野党の自民県連幹部は返還は東村高江のヘリパッド建設が条件として「ヘリパッドを容認したということだ」と強調。一方で、ヘリパッド建設に反対する与党内からは知事が賛否を明らかにしないままでの歓迎発言に違和感を唱える声も上がった。自民側は翁長知事や県政与党が名護市辺野古反対で結束する中で、北部訓練場など辺野古以外の基地問題を「オール沖縄」の足並みを崩す“くさび”とする可能性を探る。(政経部・銘苅一哲)

報道陣の取材に応じる翁長雄志知事=8日午後、那覇市・知事公舎

 自民党県連の役員は9日朝、宜野湾市内のホテルで菅氏との朝食会に出席した。菅氏が北部訓練場の年内返還の考えを伝えると、県連幹部の一人は知事が年内返還を歓迎しているとの報道を踏まえ、強調した。

 「知事がヘリパッドを容認したということです」

 菅氏は静かにうなずいた。

 県政与党の幹部は知事の対応に「辺野古との矛盾を指摘されかねない」との懸念を抱いている。

 辺野古埋め立てを巡り県が敗訴した「辺野古違法確認訴訟」。県は最高裁への上告理由書で「普天間は辺野古、那覇軍港は浦添、キャンプ瑞慶覧は沖縄市に移るだけで返還ではない。負担軽減はうたい文句」と県内移設を批判した。

 与党幹部は上告理由書に触れ「裁判で県内移設を否定しながら、同じ条件の北部訓練場返還の歓迎は辺野古と高江の対応が食い違うと批判される可能性がある」と指摘した。

■「オール沖縄」にくさび

 菅氏と自民県連の会談では、沖縄振興や辺野古など翁長県政と政府の根本的な課題も議論された。

 振興策では政府が基地と振興の「リンク論」を容認したことに、県連側が「基地と振興は影響し合っている」と理解を示した。基地と予算を直接引き換えにする「リンク」ではなく、沖縄戦や戦後の米軍統治など特殊な歴史を背景に国が講じてきた沖縄振興は、米軍基地の存在が「影響」している、との考えだ。県連として辺野古で政府と対立する翁長県政の振興予算の減額までは踏み込まなかったものの「メリハリ」(幹部)をつけるよう要望した。

 辺野古については、菅氏が高裁判決の県敗訴で本土側の世論が知事は判決に従うべきだとの意見が増えつつあるとし、「最高裁が高裁と同じような判断をすれば世論はさらに変わる」との見方も示した。

 さらに、菅氏は翁長政俊県連副会長とも個別に会談し、国政選挙や首長選などで協力していくことを確認。ある幹部は「北部訓練場の歓迎は、翁長知事が辺野古以外の基地問題では譲歩をする可能性を意味する。県連、政府が連携し『オール沖縄』にくさびを打つことで、辺野古問題や選挙を有利に運べる」と解説し、付け加えた。

 「翁長県政への攻めどころができた」

                                      ☆

>「知事がヘリパッドを容認したということです」

>菅氏は静かにうなずいた。

菅氏がうなずくまでもなく、北部訓練地の返還はヘリパッド工事完成が前提であり、知事がヘリパッドを容認したことは事実である。

 >与党幹部は上告理由書に触れ「裁判で県内移設を否定しながら、同じ条件の北部訓練場返還の歓迎は辺野古と高江の対応が食い違うと批判される可能性がある」と指摘した

矛盾の塊のような翁長知事の言動に批判が集中するのは当然である。 米軍基地の県内移設に反対する翁長知事は他にも那覇軍港の浦添沖移設など矛盾が続出している。

>「翁長県政への攻めどころができた」

「翁長県政への攻めどころができた」を、逆に翁長知事の立場から見ると、追い込まれた翁長知事の「着地点」と言うことも出きる。

 以下は東子さんの関連コメント。

おぉ、社説まで、SACO合意支持する翁長知事批判。

「<社説>北部訓練場返還 負担生むSACOの矛盾 2016年10月10日 06:02」
http://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-372824.html

>この矛盾を解消するために、日米両政府は沖縄の意見を取り入れた新たなSACO合意ともいうべき、基地返還のプログラムをつくるべきだ。

平成27年第7回定例県議会でも翁長知事は「あらゆる手段で阻止すると言いながら、SACO合意破棄を言わないのはおかしい」と追及されている。
翁長知事は、これまでSACO合意は尊重すると発言している。
http://tetsujimatsumoto.ti-da.net/


SACO合意を破棄するとなると、↓あたりも掘り起こされるわよん。

「なぜ翁長知事と大田元沖縄知事は辺野古阻止で協力しないのか 2016年4月12日」
http://天木直人.com/2016/04/12/post-4312/

>代替基地建設が普天間返還と一体になっていることは、少なくとも橋下龍太郎首相がモンデール駐日米大使と合意を取り交わした1996年4月には日米両国の合意になっていたという事だ。
>しかもそれを橋本首相は当時の大田知事に伝えていたと橋本首相は証言した。
>しかし、この重要な橋本首相の証言にもかかわらず、大田知事はこの橋本証言を否定しているという。


「翁長知事「普天間放置、固定化と同じ」 返還延期に懸念 上遠野郷、吉田拓史 2016年2月25日12時05分」
http://www.asahi.com/articles/ASJ2S55SXJ2STIPE00Z.html

>米太平洋軍司令官が米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設完了について「現時点では2025年になるとみている」との見通しを証言したことに対し、地元・沖縄からは24日、「それまで普天間の危険性はどうするのか」と懸念の声があがった。

米政府が新たなSACO合意を作ることに同意するまで、辺野古移設を止めるのか? 
 
■見出しに翁長知事は返還を「大変歓迎」と書いてふっきれた感のある新報。
書きますね~。

「【北部訓練場一部返還】菅氏、県政のアキレス腱狙う 2016年10月9日 09:53」
北部訓練場一部返還 北部訓練場 着陸帯 東村高江 高江 ヘリパッド建設
http://ryukyushimpo.jp/news/entry-372523.html

>知事はこれまで「一方的に工事を進める政府の姿勢は到底容認できない」と移設工事を批判してきたが、この日は工事の手法を批判することはなかった。政府側は知事の“お墨付き”を得たと政治利用し、工事をより強行に進めるとみられる。
>北部訓練場のヘリパッド移設工事を巡って、知事を支える「オール沖縄」勢力を構成する県政与党からは、知事に工事反対を明確に表明するよう求める声が上がっている。
>だが県政は返還計画を定めたSACO(日米特別行動委員会)合意を支持する点から難しい立場にある。

山城ヒロジは、翁長知事を批判したら「オール沖縄」が崩壊するから、絶対しては駄目って言っていましたけれどね。
こんなに「オール沖縄」と乖離する発言するのに、翁長知事を批判しないことへの批判が、内部から起こるんじゃないの?

批判してもしなくても、分裂へ(涙
 
「会談取材、「沖縄方式」オープンだったのに… 2016年10月9日 09:55」
会談 沖縄方式
http://ryukyushimpo.jp/news/entry-372527.html

>翁長県政になって冒頭のみで非公開の例が続いており、「沖縄方式」が崩れてきている。

ぶははは。
翁長知事批判、いよいよですか~~?
もっとやっちゃって。 
 

よろしかったら人気blogランキングへ クリックお願いします

 

コメント (10)