教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

みんなの党 分裂か?山内康一『蟷螂の斧』

2012年08月29日 13時26分30秒 | 国際・政治

? 社会民主主義の5党派連合 | トップページ

新聞やテレビの報道によると、みんなの党を離党して
「大阪維新の会」がつくる新党に合流する議員がいる、
と言われています。本当かどうかは知りません。
本当はどうかわかりませんが、一般論を述べます。

私も2009年7月21日に自民党を離党しました(*)。
政党を離党するのは、たいへん覚悟のいることです。
そして、覚悟以上に、何よりも「大義」が必要です。
建前論に聞こえても、政治では「大義」の有無は重要です。

そもそも論として、みんなの党と「大阪維新の会」は、
政策の方向性が似ています。これまで連携もしました。
みんなの党を離党して「大阪維新の会」に移籍するのは、
まったく「大義」がありません。

自民党や民主党の方向性に疑問をもったので離党して、
「大阪維新の会」の新党に移るのなら理解できます。
自民党の古い体質、民主党政権の機能不全を見ていたら、
旧来型の二大政党では改革は無理だとわかるでしょう。

しかし、似たような政策の政党間で移籍するのであれば
単なる「勝ち馬に乗りたい」という権力欲に過ぎません。
外資系金融機関のジョブ・ホッピングみたいなもので、
条件の良い同業他社に転職するという程度のものです。

しかも、比例区選出議員の離党は、有権者に説明がつきません。
議員辞職した上で離党という形をとるのが筋だと思います。
私は解散日に離党しました。自民党のおかげで当選したので、
議員を辞める日までは自民党に残ろうと思っていました。

従って、報道されているように、みんなの党の議員が離党し、
「大阪維新の会」の新党に参加することはないと信じたいし、
あってはならない事態だと思います。道を誤ることのないよう、
後悔しないよう、変な気を起こさないでほしいと思います。

仮にそういう事態が発生したとしても、その程度の議員は、
いなくなってくれた方が、みんなの党のためだと思います。
政党は同じ理念や理想を抱く人間が集まる場だと思います。
不純物は混じっていない方がよいと思います。
単なる権力欲のために議員になる人はいりません。

*ご参考:2009年7月21日付ブログ「離党のお詫びとご報告」
http://yamauchi-koichi.cocolog-nifty.com/blog/2009/07/post-9e9f.html

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