教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

<長崎・中3自殺>一部同級生「みんな共犯者」当日朝教室で

2014年05月30日 20時48分42秒 | 受験・学校

毎日新聞 5月30日(金)11時57分配信 『長崎県新上五島町で1月、町立奈良尾中3年の松竹景虎(まつたけ・かげとら)君(当時15歳)が自殺した問題で、学校側の聞き取り調査に対し、一部の同級生が松竹君が自殺した朝、教室で「(松竹君が登校してこなかったため)数人の会話で『みんな共犯者だよ』と言っている生徒がいた」などと回答していたことがわかった。町教委からの調査結果の開示を受けた両親らへの取材で分かった。父裕之さん(50)は「同級生が『自分たちのいじめのせいで死んだ』と認識していることを示す重要な言動だ」として詳しい調査を求めている。両親によると、松竹君は3学期の始業式があった1月8日朝、自宅を出たが、通学バスには乗らなかった。学校から「登校していない」との連絡を受けた両親が、自宅近くの町営グラウンドで首をつっているのを見つけた。
 町教委は同級生が卒業後の3月下旬~4月中旬、同級生への2回目の聞き取り調査をし、結果を5月7日に両親に開示した。その内容や同級生の証言によると、松竹君が通学バスに乗っていなかったため、松竹君から無料通話アプリ「LINE」(ライン)で自殺する考えを伝えられていた同級生たちは騒ぎ始めた。
 登校直後の教室内の様子について、多くの同級生が聞き取り調査に「『やばいんじゃないか』と騒ぎになった」などと回答。一部の同級生は「(松竹君に)『うざい』と言っていた生徒たちが『もしかして自殺したのでは』と言っていた」「『全体責任だよ』と言う生徒もいた」と答えていた。その後「警察に捕まらないかな」との声も漏れていたという。 
しかし、教室に来た担任教師に、誰も松竹君が自殺する恐れがあることを伝えなかった。こうした状況について、同校の高尾良能校長は「本当に残念だ」と話す。【樋口岳大】』

大勢で一人の同級生をいじめるのは卑怯せんばんです。喧嘩の作法や喧嘩の仕方も知らない子供たちが増えたと言えます。いじめる側といじめられる側が変わるいじめの回り舞台のようです。最近は、いじめを見てみぬ振りをしたりはやし立てたり、同級生なのに助ける男気な友達もいず、友情や仲間意識はどこかに行ってしまったのでしょうか。今の日本の人間味を失った大人社会の弱い者いじめが、まかり通る御時勢の子供社会への病める投影では有りませんか。

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