朝日新聞 2009年2月4日1時43分
派遣切られ「強盗して逮捕されれば食料困らぬ」
「強盗しようとしたが怖くなった」と自分で110番通報した男が3日、刃渡り16センチの包丁を携帯していたとして、銃刀法違反(刃物の携帯)の疑いで福岡県警に現行犯逮捕された。小倉南署によると、男は「派遣の契約を切られた。逮捕されれば寝る場所と食べ物に困らないと思った」と話しているといい、逮捕時の所持金は11円だった。
資本主義社会の利潤の配分がバランスを失った時、格差が極端となって社会は崩壊する
その経済社会を支えてきた市民生活の中庸クラスの安定が社会の安定につながり、その安定がなくなった時には社会はタガの外れた桶のように分解する。だから中流を破壊する格差社会を推進する構造改革派の政策は危険極まりないのである。小泉政権はアメリカのグローバル化要請に忠実に答えて、規制緩和によって国民のセーフティーネットをズタズタに切り裂いた。「総中流社会」から「格差社会」の時代に突入した。資本主義の利潤(富の生産)を労働側と資本側でできるだけ公平に配分できれば、中流は安定です。利潤を独占資本の一極に収奪しようとするから、格差社会と云う貧乏社会に陥るのである。
派遣切られ「強盗して逮捕されれば食料困らぬ」
「強盗しようとしたが怖くなった」と自分で110番通報した男が3日、刃渡り16センチの包丁を携帯していたとして、銃刀法違反(刃物の携帯)の疑いで福岡県警に現行犯逮捕された。小倉南署によると、男は「派遣の契約を切られた。逮捕されれば寝る場所と食べ物に困らないと思った」と話しているといい、逮捕時の所持金は11円だった。
資本主義社会の利潤の配分がバランスを失った時、格差が極端となって社会は崩壊する
その経済社会を支えてきた市民生活の中庸クラスの安定が社会の安定につながり、その安定がなくなった時には社会はタガの外れた桶のように分解する。だから中流を破壊する格差社会を推進する構造改革派の政策は危険極まりないのである。小泉政権はアメリカのグローバル化要請に忠実に答えて、規制緩和によって国民のセーフティーネットをズタズタに切り裂いた。「総中流社会」から「格差社会」の時代に突入した。資本主義の利潤(富の生産)を労働側と資本側でできるだけ公平に配分できれば、中流は安定です。利潤を独占資本の一極に収奪しようとするから、格差社会と云う貧乏社会に陥るのである。