佐渡の翼

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ナンバーワンキャバ嬢になるためのテクニック   投稿者:佐渡の翼

2011年10月30日 01時30分07秒 | 佐渡の翼の独り言

当ブログのアクセス解析によると、佐渡のキャバクラ「パレス」に関する記事の閲覧が途絶えた事は一度もないそうだ。このキャバクラへの潜入記事が最初に掲載されたのは、2010年1月下旬のオープン直後であった。以来2年近く経過したにも関わらず、この記事への関心が一向に減らないのだから、いかに佐渡にはこのキャバクラに対して興味を抱く者が多いかを図らずも示している。彼女らの時給は2000円だが、指名や延長、同伴があれば更に歩合が増える。一日5時間労働で換算すれば、日給15000円を稼ぐ事も可能だろう。さすれば月収は、25日勤務したと仮定すれば、40万近くになるキャストもいるだろう。だが、衣装、メイク、髪のセット代などの経費を差し引けば、必ずしも高給とは言えなくなる。ま、佐渡の田舎キャバクラである、どうがんばっても六本木あたりの高級キャバクラにはかなうまい。

 

六本木の高級キャバの時給は3000円から始まる。そしてポイント制になっていて、指名、延長、同伴でポイントを稼ぎ、一定以上のポイントを獲得すると時給が千円単位で上がり、最高時給は5000円である。超人気キャバ嬢ともなれば時給6000円でお店に引きとめられる例もあるそうだ。給料は2週毎に支払われるが、獲得ポイントが減れば自ずと時給を減額されるシステムになっており、頑張って仕事をしようがしまいが安定した給与が得られる公務員とは訳が違うので、キャバ嬢達は、いかにして客に何度も店に来てもらえるかに眼の色を変える。そのテクニックの幾つかを、筆者の経験を踏まえた上でここに開陳してみようと思う。更に詳しく知りたい方は参考図書を購入してご研究頂きたい。

 

まず、「たいにゅー」と言う業界隠語がある。所謂「体験入店」の略語だ。そのキャバクラで働くかどうかを決めるお試し入店である。六本木ならば、午後8時から翌日午前3時までの7時間労働で、2万円のキャッシュがもらえ、勤務後は無料で自宅まで送ってもらえる。そのキャバクラに所属するキャストが「たいにゅー」希望者を店に連れてくるとポイントを稼げる店もある。キャストの人脈でキャストを増やす手っ取り早い方法である。「たいにゅー」した子は先輩キャストやフロアボーイから様々な接客テクニックを学ぶ。水割りは、グラスの縁から少し下がった位置まで氷を満たした後に、指二本分のウイスキーを注ぐ。そして水を加えたらマドラーで5回かき混ぜて出来上がり。お客さんとの会話のきっかけは「何系のお仕事をしてらっしゃるんですか?」である。そして自身の名刺を客に渡し、さりげなく客の名刺をもらう。名刺に手書きで連絡用の携帯電話番号を記入すれば、客は「自分に気があるんだなと思い込み舞い上がる」ので来店率は高くなる。無論、携帯の番号はビジネス携帯の電話番号である。客と話す時は必ず客の目を見て話す。ま、この程度が接客のイロハである。

 

ナンバーワンキャバ嬢ともなると、更に誘客テクニックは細緻を極める。客に来店を促す営業メールを送ったり、営業電話をかけるなどは日常茶飯事で、イベント時には店側が用意したダイレクトメールに必ず自筆で一言書き添えてから発送する。これが意外に効果があるそうだ。電話やメールをする際は、客に気があるそぶりを見せ、もし相手が積極的に迫ってきたらやや引き加減の応対をする。この辺の手練手管は佐渡のベテランのスナックママさん顔負けである。客の趣味、家族構成、誕生日などを克明にメモしておき、顧客管理をきめ細かく行う。こうした努力の積み重ねにより、必ずしも容姿が飛びぬけていなくとも充分ナンバーワンになれる。そうなのだ、ナンバーワンのキャストよりも遥かに美人な子は山ほどいるが気配りではナンバーワンキャストにはかなわない。そしてナンバーワンキャストは、客と寝てエッチを行い客を繋ぎ止める、所謂枕営業には決して手を染めない。それは一時的な効果しかなく自滅するのがおちなのを充分知っているからだ。

 

六本木のキャバクラには月収100万を稼ぐキャストもいる。だが彼女らとていつまでもキャバ嬢を続けられる訳ではないし、ナンバーワンを永遠に維持し続けられる訳でもない。落ち目になれば又ゾロ別のキャバクラへと移っていく。30過ぎたキャバ嬢など、どこも相手にしないので熟女専科キャバクラにでも行くしかあるまい。そして一旦風俗の世界に足を染めた子で普通の生活に戻れる子はほんの一握りである。風俗の甘い汁を吸った者は、店を転々としながら、一生、風俗から足を洗えないのがほとんどである。

 

参考図書:桂 望実著:Lady,GO (幻冬舎文庫)



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