佐渡の翼

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法然寺(佐渡市相川)    投稿者:佐渡の翼

2011年09月20日 04時53分58秒 | 佐渡及び首都圏近辺の面白観光スポット

黒坂を登りきると、そこは寺町、大小無数の寺があり、お彼岸時にはお墓参りの人が絶えないが普段は人影などは全くない静かな町である。本典寺、観音寺の次にあるお寺が法然寺だ。鮮やかな朱塗りの本殿は真新しい感じである。山門を入って右手の石仏が目に留まる。これが千日念仏地蔵だろうか?慶長年間に河原田から移ってきた寺で、末寺七カ寺を持つ名刹だそうだ。境内には釉陶器の元祖たる黒沢金太郎の墓と大熊善太郎奉行の墓があった。大熊奉行は佐渡に赴任し、わずか1年で病死したが海岸防備と武芸奨励に治績があったとされる。更には佐渡奉行所詰の漢方医「瀧浪玄伯」家の墓もあった。

 

伊丹奉行を供養する五輪塔はそのあまりの重さに耐えかねてか、五輪塔の先端部分と二番目が地震の揺れや強風などに煽られたせいなのか分からぬが、見事に首折れて地面に転がっていた。奉行の治世18年を供養するために家臣団が建立したそうで相川最大の五輪塔である。その他、佐渡奉行留守居役の墓や江戸末期の学者の墓など、歴史上の著名人の墓が目白押しのお寺である。



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