佐渡の翼

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善知鳥(うとう)神社(佐渡市相川下戸町)     投稿者:とある旅人

2010年11月06日 04時00分40秒 | 佐渡及び首都圏近辺の面白観光スポット

善知鳥と書いて「うとう」と読む。うとうとは海鳥の意味で海の神様を祭るのが善知鳥神社だ。佐渡奉行所への物資の搬入は海からのルートを用いていたため、航海の安全を祈願する目的で奉行所の手厚い保護を受けていた。この神社は相川の南西の外れに近い旧道沿い、殆ど県道45号線との合流地点付近に鎮座しており、春日神社とは目と鼻の先にある。相川では金銀山の開発によって人や物が諸国から集まるのに伴い、郷内を纏めるため、山の鎮守に慶長10年(1605)大山祇神社が、町方の総社として慶長5年(1600)に善知鳥神社が創建された。現在10月19日に行われている市の民俗文化財指定の祭礼「相川祭り」は、寛永20年(1643)から始まり、祭りの区域は、下戸村より戸地村までの七郷で、神輿渡御・鬼太鼓、豆蒔・よけ馬・長刀・棒遣い・ネブタや竿灯、ダンジリ(山車)などが繰り出す盛大なもので島内最大規模のお祭りとの事だ。

この神社は拝殿に辿りつくまでに3組の狛犬様と顔を会わす必要がある。これだけ狛犬の数が多い神社も珍しい。鳥居の脇に鎮座する狛犬は、どこか楽しそうで柔和な表情をしている。二つ目の狛犬は、建立年代不明で、細い前脚を踏ん張り、大腿部には渦巻き模様が付けられていて、佐渡には見かけないタイプの狛犬である。三つ目は、平成10年に建立された広島風の玉石を抱えた狛犬とかで真新しい外観だ。

本殿には鍵がかかっていて内部の観察はできなかったが、おじさんが本殿周囲の草刈に精を出していた。


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