部屋に入り旅装を解いたところで、フロントから電話があり、「ランブルフイッシュ」の予約時間を午後7時に早めたので、午後6時45分にホテル玄関前から出発するシャトルバスに乗車してレストランに向って欲しいと告げられた。バスの発車時間まで45分ほどあったので、バルコニーへ出てみた。絶えず北風が吹いていて、椰子の木を揺らしていたが、それは頬を撫でるような暖かい風であった。12月31日の東京の日の入りは午後4時45分だが、沖縄の日没時刻は1時間遅れの午後5時45分であった。つまり実際には東京・沖縄間には1時間の時差があるのだ。
椰子の木にはイルミネーションが取り付けられており、これがかなりの光量のため、ニコンD810でも楽々手持ちで撮影出来た。ただし、ニコンD810の場合、光源部分に合焦マーク(赤い四角印)を移動させないと合焦してくれない上、合焦までの時間が長い!これに対しEOS-1DXは、どこにレンズを向けても即座に合焦してくれるので、夜景撮影時のシャッターチャンスを逃す事がない。筆者は両者を用いて夜景を撮影しておいたのでその画像を見比べて頂ければ両者の違いがよく分かると思う。ニコンD810はさすがに画像が綺麗であり、そのシャープさはEOS-1DXを遥かに上回っている。だが機動力、合焦操作時の俊敏性はEOS-1DXには適わないので、プロはEOS-1DXを選ぶのだろう。更にニコンD810では夜間の高速連写などは不可能なので、どんな場面でも夜間撮影が可能なEOS-1DXには遠く及ばない。従って筆者は、国内旅行時はニコンD810を持参し海外旅行時はEOS-1DXを持ち歩く事に決めた。
EOS-1DXで撮影
ニコンD810
EOS-1DX
ニコンD810で撮影。画質はクリアーになるが光がやや白っぽく写る
EOS-1DX
ニコンD810
同じ撮影位置で翌朝にニコンD810で撮影した写真。
岬の北西部分。沖合いはマリンブルーでビーチ近くはエメラルドグリーン、これが沖縄の美しい海だ!
岬の西側