地獄に仏、つるやの肉スパは★★★ 投稿者：佐ガット覆面調査員

まずお肉を除けて、玉葱とピーマンだけにしてから食べました。お肉は味出しということで、全て残しました。玉ピースパの雰囲気です。麺を一口食べてみたら、ジャポネのようにべとついておらず、少し芯を残した程度のアルデンテの茹で上がりです。しかもさらりとしたバター醤油味はほんのり塩味が効いていて、しつこさがまるでありません！思わず美味いと叫んでしまいました！化学調味料は使用していない感じです。使用していれば、ジャポネのように、食べ進むうちに、グルタミン酸が次第に舌を麻痺させてきますのですぐに分かります。しかし使用が少量で、調査員の舌の感度以下の分量の場合は判別できませんので、つるやの肉スパが無化調かどうか、気になる方は店主に直接お尋ね下さい。

玉葱とピーマンも、炒め過ぎでぐちょぐちょと言うわけではなく、そのしゃきっ感は、麺の旨さを充分に引き立ててくれています。お肉は豚のバラ肉のようですが、ここからしみ出た肉汁が適度な旨みを加えています。最初は食べきれるかどうか不安でしたが、見事にその不安を払拭するような味わいで、気がついたら麺の全量を完食していました。

するとスタッフがさあーっと近づいてきて、お皿を下げた後、ホットコーヒーを持ってきてくれました。このコーヒーが意外にもと言っては大変失礼だが、非常に美味しかったのです。コーヒー付きでこの量で６５０円。安くて、美味くて、ボリュームたっぷり。島民に人気のお店の三要件を完璧に満たしています。調査員の評価は文句なしの★★★です。つるやの肉スパの味及び量は、ほぼ同価格帯の、ジャポネのジャリコのそれを遥かに上回っていました。

会計の時に、厨房の上の壁のところに「おやじのこごと」と題する遺訓（家訓？）のような文言が箇条書きになった張り紙が掲示されているのに気づきました。読んでみたら、その中に「大食いはするな」という文言がありましたが、「客に大食いをさせるな」とは書いてありませんでした。