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< リアル 衝撃事件 ルポ (7)> ASKAこと、宮崎重明。12月19日、拘置延長の期限切れ。「処分保留」名目で身柄釈放へ。もし、無理やり、めんつで立件し、起訴するとすれば・・・

2016-12-17 00:51:15 | 事件

  ASKAこと、宮崎重明。今はまだ、「覚せい剤取締法」違反の被疑者とされて、東京・湾岸警察署のなかにある拘置所に収容されているが・・・・。

 この12月19日(月)まで、拘留期限延長が認められていたが、おそらく、身柄釈放となるはず。

 公式の理由は、「処分保留」。「起訴猶予」。事実上は、「証拠不十分」「不起訴」。

  湾岸警察署の玄関前で、写真左の様に、アタマを下げ・・・させられるかどうかはまでは、分からないが・・・・。

 もし、この日を待って、立件し、起訴へと持ち込むとすれば、以下の理屈を掲げてくるはずだ。

 覚せい剤を所持、使用のための、吸引器、注射器、等々の器具、容器こそ発見されなかったが、被疑者の同意を得て、採尿した中から「アンフェタミン」が採取され、極めて微量ながら「陽性反応」が確認できた。

 この一件をもって、充分、起訴に足り得ると判断するに至った。公判も、維持出来ると思料する、と。

 「尿から、アンフェタミンが出てきたぞ!」と、嬉しそうに、科学捜査研究所の人間から、宮崎重明は、逮捕前に言い渡されている。

 彼は、それが「覚せい剤」の一種であることを知らなかった。

 この「アンフェタミン」なるもの。

 すでに書いたことだが、かつては、武田薬品などから、一般の薬品として、ごく普通に市販されていたもの

 確かに、現在は覚せい剤のひとつの成分とされ、日本では販売は禁止されている。

 では、どうして、ごく微量ながら、宮崎重明の尿から採取されたのか?

 実は、普段から彼が飲用している「サプリメント」。

 その中の、さまざまに混入・混合されている成分のなかに、「アンフェタミン」も混じっていたようだ。

 「サプリメント」を常用していることは、宮崎重明自身も認めている

 とりわけ、現在も、アメリカから直輸入されている「BMPEA」と呼ばれている「サプリメント」にそれが、しばしば混入されていることが多い。

 ただし、もろにすべて「アンフェタミン」そのもの、ではなく、それを構成する薬品としての部分が、ほぼ同じ、極似しているというもの。

 それで、逮捕された・・・・なら、こわくて「サプリメント」も、一般人ですら、服用出来なくなる。

 ただし、この「BMPEA」。多量に服用し続けると、肝機能に障害を起こす・・・・・可能性があることは、アメリカ国内でも警告されている。

 サプリメント服用にあたって、何らかの弊害が生じる可能性がありうることは、我が国でも、しばしば言われること。

 以上の事実を、東京地検がどう判断するか。「劇場型逮捕劇」まで仕立てた、今回の「事件」。

 「一罰百戒」は、狙い通りいった。

 「2度目の逮捕」も、「懲りない悪い奴」というイメージも、数多くの連射砲の如きマスコミ報道によって、深く世間に浸透した。

 あとは、「明確な証拠」が乏しくても、めんつを保って、立件。勢いで起訴するかどうか?

 公判廷まで無理やり持ち込んだとしても、宮崎自身に、覚せい剤という認識が皆無だけに、有罪にまで引きづり込めるか、どうか?

 もし、そのような認識があれば、服用は中止していた。

 地検はもっか、最終的判断に、非常に迷い、揺れている段階であろう。

 さて、一方で、宮崎重明というより、メイン・ボーカリストである「ASKA」(写真左)の無罪放免を、表立ってこそクチにはしないが、心ひそかに待ち望んでいる、ミュージシャンがいる。

  一木弘行(コーラス、サブ・ボーカル)、古川昌義(ギターリスト)、澤近泰輔(キーボード奏者)、荻原基文(ベーシスト)、そして江口信夫(ドラマー)たちだ。

 そう、今でもASKAの熱心なファンならご存じだろう。 

 「ASKAバンド」の、バックメンバーだ。

 仕事、だからではない。おカネになる、からではない。

 損得でなら、早い段階で見限って、サヨナラしていたはず。

 だが、違った。彼を、信じていた。少なくとも、彼らは

 実は、宮崎重明にとっての最新作のレコーディング作業。

 東京のスタジオでは、ことごとく断られたため、故郷の福岡県のスタジオを、ようやく借りることが出来た。

 期日は、今年の9月22日(木。秋分の日)から、同25日(日)までの4日間。 

 急な連絡にも関わらず、上記メンバーが随時、参加し、演奏してくれた。カネは、二の次、三の次。

 そして、その流れで、翌10月の9日(日)、50人も客が入れば一杯になるライブハウスで、ボーカリスト育成や、ボイス・トレーニングの教室を開いている、上記、一木弘行と、ギターリストの古川昌義のコンサートに、途中から宮崎重明が参加。

 驚きの渦巻く歓声のなか、ソロになって創った曲の「はじまりは、いつも雨」。そして、2人とレコーデイング作業したばかりの新曲「FUKUOKA」を、心から楽しそうに歌った。

  実は、客席の最後列には、重明の厳父が、車いすに乗った妻、つまり重明の母を乗せ、2人でその模様を、ひっそりと見ていた。

 入院中の母が、重明の歌うところを見ておきたいという願いを、かなえたものでもあった。

 別に、わたし、ASKAのファンでは、まったく無い。

 その人柄を、数年前から人づてに聞き続けていただけ。

 正は正。悪は悪。

 シロはシロ。クロはクロ。無いものは、無い。

 それを書くだけ。ただそれだけの記者です。

 


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