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《 リアル 高校野球 ルポ 》 最新続報。元・ヤクルト投手、尾花髙夫。私立・秋田名桜高校野球部の「総監督&投手コーチ」に、2月18日付けで就任と発表は、されたけれど・・・。古田敦也が、秘話ポロリ

2019-03-12 11:59:14 | 高校 硬式野球部の真実

 ≪ 2019・2・27 掲載記事 ≫

 あの、何かと、良くも、悪くも、報道されてきた、前・秋田経法大附属高校が、不祥事発覚後に、「秋田名桜高校」と、校名まで変更して、衣替えした後、指導者が、コロコロと変わり・・・・・。

  《 秋田名桜高校 ホームページ より 》

 この2月18日付けで、校長が、同校硬式野球部の「総監督&投手コーチ」に、尾花髙夫が、就任すると、発表。

 ところが・・・・・いまだに、秋田市に、尾花が来たとのニュース、なし。

 「今月中に、来れれば」という、ニュアンスに、尻すぼみ的に、変わったものの・・・・・。

 大風呂敷は拡げたが・・・・・・。

 仕事は、「主任研究員」という名称は与えられたが、3月になって、来るのか、どうか?

 尾花本人のコメントすら、いまだ、無い。 

 そんな尾花が、現役当時、ヤクルト・スワローズの投手で、エース的存在だったことは、野球フアンには、知られている。 

 その尾花のボールを、多く受けた、当時の捕手、古田敦也が、先日、CSの番組で、ポロリと、秘話をぶちまけた。

 尾花の投球を、受け始めた時は、古田が、入団1年目の時。

 もろ、見下され、馬鹿にされていた。 

 「お前みたいな、若いモンに、リードなんか、させん!」

 「お前が、必死で獲れ!」

 「尾花さんからのサインで、偶数ならインコース。奇数なら、アウトコース投げるからな、と」

 「そこに、俺が投げるから、獲れ!」

 「どっちか、投げるから、何とか獲れと」

 「でもね・・・・そんなに、大した球じゃなかったからね」

 「大丈夫、でしたね」

 そ~ゆ~性格の人が、高校球児の、投手コーチと、監督がいながら、いきなり、「総監督」を、うまく、こなせるもの・・・・・なのか、どうか?

 やりにくいことは、今から、透けて見えてくる。

 軋轢、トラブル、指導方針を巡っての、衝突、エトセトラ。

 ちなみに、名捕手といわれ、さまざまな、野球イベント&国際大会で、多くの各球団の投手のボールを受けてきた古田が、いまでも、「すごい投手だった」と想えるのは、

 伊藤智仁だったという。

 「あのスライダーは、来ると分かっていても、カンタンに打てない」

 「受けながらも、すごいなあと、感じていました」とのこと。

 なお、伊藤智仁は、現在、楽天の1軍投手コーチとして、悪戦苦闘している。

 名選手、名指導者になれず…で、終わるか、どうか?

 今シーズン、見定めよう

 んしても・・・・・ひょっとして、秋田に、来なかったりしてえ?

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 ≪ 2019・3・9 追記 ≫

 う~ん・・・・・・・

 大々的に、発表してから、もう・・・・・・3週間も過ぎて・・・・・

 今だ、秋田に、尾花高夫、姿、現さず。

 条件面で、最終的に、折り合っていないままだったので、ありましょうか?

 センバツも、近いというのにねえ・・・・

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 《 2019・3・12 追記 》

 大々的に、校長が、硬式野球部の総監督に、尾花高夫氏、就任!

 と、ぶち上げてから・・・・・すでに、1か月近く。

 しかし、まだ、着任していない模様。

 学校は、春休みにしても、この野球部の練習は、お休みしていない。

 んんんん・・・・・・・う~ん・・・・・・・・・


《 リアル 高校野球 ルポ 》 大敗しても、ヒーロー。秋田県立金足農業高校、吉田輝星。今日、「レジェンド始球式」を行なった、49年前の三沢高校、太田幸司。朝、腕が、動かなかったという・・・

2018-08-21 15:26:33 | 高校 硬式野球部の真実

  まだ、決勝戦は、甲子園球場の炎天下の下、行なわれてはいるけれど・・・。

 やっぱり、「奇跡」は起こらなかったか・・・・・・・・。

 予想していた通り、連日。メインのニュースとして、扱われている、秋田県立金足(かなあし)農業高校の、躍進ぶり。

 そして・・・・この吉田輝星(こうせい)投手の、奇跡的ギア・チェンジ投法。

 されどすでに、甲子園で6試合目。秋田県大会を入れると、11試合もの連投。

 ついに・・・・この6回裏。12点も、打ち込まれて、打川に投手をゆずった。

  右肩、右ひじの、痛みは・・・・

 クチにこそ出さないできたが・・・・。

  きしくも、今日。「100回大会」の「レジェンド始球式」の締めを飾る1投を披露した、同じ東北の、49年前の、青森県立三沢高校のエース、太田幸司。

 今日投げた、松山商業の井上明投手と、延長18回を投げ合うも、同じ夏の決勝戦。

 0-0で、引き分けて、翌日に再試合が決まった。投げた、262球。それまでも、1人で投げ続けてきた。

 その再試合の朝のこと。

 宿舎のフトンから起き上がった際、右腕右肩に違和感が。

 なんと、腕が回らない。腕が、上がらない。アイシングして、冷やしてきたのに・・・・。

 太田。仕方なく、洗面器に水を張り。顔をそこに沈め、顔を左右に振って、洗ったという。

 再試合。2-4で、散った・・・

 だが、「鉄腕」もいる。

 あの、延長、延長で50回を投げた、軟式の決勝の投手、中京高校(当時の名称)、松井大河。

  彼は、優に1000球を、たった1人で投げ切り・・・・・優勝した。

 硬球と、軟球の差はあれど・・・・・

大阪桐蔭の、打棒爆発は、認めざるを得ない。

 春夏連覇の力量も、認めよう。

 だが・・・・・日本人の気質は、吉田輝星を、金足農業の躍進を讃える

 涙にじませて・・・・・

 長く、記憶にとどめて・・・・


《 リアル 高校野球 ルポ 》 鍛治舎巧「第2回」。秀岳館高校野球部を去らざるを得なくなった、水面下の暗闘とその実態

2017-08-17 00:39:57 | 高校 硬式野球部の真実

 その姿が、甲子園球場のベンチ前に立っていた姿を観た時には、驚いた!

 鍛治舎巧(かじしゃ たくみ)、66歳。

 この大会の試合で負けた、その時点で彼は熊本県八代市にある、「私立 秀岳館高校 硬式野球部監督」を退任せざるを得なくなる

 ソレを惜しむ者は、実は極めて少ない。

 この7月21日には、その八代市で倒れ、救急車で病院に搬送され、緊急入院。公表された病名は「突発性不整脈」。

 突然死も有りうる重病であったものの、幸い難を逃れた

 だが、もしもを考え、そのまま入院加療をしていると思い込んでいた。

 なので、正直なところ、「第1回」でも、入院中で、甲子園では、代理として、野球部長が監督指揮を執るものだと、思い込んでいた。

 記者として、やってはいけないこと。

 なもんで、8月11日。鍛治舎の姿をテレビで見かけた時、亡霊を見た!ゾンビか!と、想ったほど。

 すぐさま、記述を直した。

 甲子園のベンチに、病状を隠して立つ。

 その「あくなき執念」に、おののいた。

 高校の監督というより、「俺の物」「俺のチームだ」「俺の最期は、俺の好きにさせろ」という意識が、その場から、匂い立って見えた。

  さらに、試合に勝って「勝利監督インタビュー」の檀上。

 ネットの一部で、「脳梗塞」までわずらっているとの誤報が出ていたせいなのか、ソレを打ち消そうとするかのように、鍛治舎は、いつも以上に饒舌だった。

 代表質問を、ひとつすると、待ってましたとばかりに、3つほど、まとめて返してきた。

 自身が指揮した作戦の詳細まで、得意げに語り始めたのは、この大会が最期だ、という意識がさせたものか。

 今までの「ベスト4」止まりではなく、「優勝」を手にして俺は監督を辞めてやる!今に見てろよ!という、怒りと共に、反骨心と、堅い意思が、その顔ににじんでいた。

 鍛治舎が秀岳館高校に、監督として就任し、プロとして高額の金銭を得ることになったのは、2014年のこと。

 実はパナソニックでは、すでに専務待遇を解かれており、失脚していた。

 自ら、リストラの刀を振るって次々と社員と重役を斬り捨てた後、今度は逆に、自分がその目にあい、冷や飯を喰っていたころに、そのハナシを持ち掛けられた。

 (学園 ホームページより)

 持ち掛けたのは、秀岳館高校や、中九州短期大学など、複数の学校を多角経営しており、自ら学長・校長、そのうえ理事長まで兼務している中川静也(写真左上)であった。

 秀岳館高校は、かつては「八代第一高校」と言う校名であった。それを、16年前、21世紀の始まりを期に、現在の校名に変更した。

 その頃から実は、野球部は、特待生を全国各地から集め、戦績強化を図っていた。

 数あるそのルートの中学生硬式野球チームのひとつで有ったのが、鍛治舎巧が指揮監督をしていた関西に拠点を置く、「オール枚方ボーイズ」だった。

 毎年、コレと言う実力のある中学生を3人ほど、関西から熊本に行かせ、入学させていた。

 だが、想うような戦績が挙げられぬままの状態が続いていた。

 生徒ひとり当たり、月額少なくとも12万円から20万円掛かる。その人数、毎年20人前後。 

 だが、「投資」が、実らないまま、むなしく年月だけが過ぎ去って行っていた。

 県内では上位にまではいくのだが、全国大会には、今一歩、出られないままの野球チーム。

 一体、何が足りないのだろうか・・・・・・・・。

 そこで、理事長は、不遇の身にいたコトを気付かぬまま、鍛治舎に持ちかけた。

 「ここに来ていただいて、是非、監督をやっていただけませんか?」

  さらに、高給を保証するために、鍛治舎に経営している学校のひとつ、「中九州短期大学」(写真左上)の、副学長のポストまで用意し、三顧の礼で迎えようとまで図った。

 ところが、鍛治舎は、三浦の予想を超える、ある特例条件を提示してきたのだった。

 ( 第2回 おわり )

 

 

 


≪ リアル 高校野球 ルポ ≫ 鍛治舎巧。熊本県・秀岳館高校、硬式野球部監督。ついに「退任」を決意。報じられない、プロ監督就任3年間の、隠され続けた真相[第1回]

2017-08-11 04:55:51 | 高校 硬式野球部の真実

 ついに、か・・・・・・・・。

 いっせいに報じられたのは、8月6日であったろうか。

  「鍛治舎巧(かじしゃ たくみ)、監督を退任の意向」

 そんなタイトルを目にした瞬間、そういう想いが胸の中をよぎった。

 何も、驚くことはなかった。なるべくしてなった退任の決意だったはずだから。

 そう、ついに、決意をせざるを得なくなったか、・・・・・・・・と。

 その決意の引きがねになったのは、左上の写真でお分かりになるように、太り過ぎの身体と、異常にぽんぽこりんと、まるでアニメのタヌキのような、せり出た腹が及ぼす影響による、数々の内臓疾患。

 そして・・・・危惧されていたことが、7月21日起こった。

 甲子園出場をめざし、陣頭指揮して戦っていた熊本県大会準々決勝戦勝利のの翌日に倒れ、救急車で八代(やつしろ)市内の病院に緊急搬送された。

 3週間過ぎた今、なんと甲子園のベンチ前に立っていた!

 その「執念」には、ただただ驚くほか無い。

 診断された病名は、「突発性不整脈」。

 突然、意識が無くなる。脈拍が速くなったり、遅くなったりし、目の前が、真っ暗になって倒れる。

 狭心症や、心不全を併発し、突然死に至ることも多い重病だ。

 不幸中の幸い、と言うべきか。鍛治舎巧は、その難だけは逃れることが出来た。

 とはいえ、診察した救急医にきつく言われ、この状態では、試合にも、練習グラウンドにも立つことすら、危険であることも厳命された。

 なのに、薬をポケットに仕舞い込み、7月27日には退院し、練習を見守り、大阪へとやって来た。

 県大会の、準決勝と決勝は、山口・野球部長に監督指揮を代行してもらうほか無かった。

 とはいえ、カラダの問題では無く、周囲の観る目が厳しく、これ以上監督を続けられる身ではないことを、鍛治舎巧自身が、この半月以上、悩みに悩んだ挙句、自覚し、決断したのであろう。

 命をとるか、野球をとるのか?

 年齢も、すでに66歳。引き際には、ふさわしい年代だ。

 だが、「退任を決意するようになったのは、この病気が原因では無い」と、鍛治舎はマスコミに言明。

 そうなのだ、本当に、このことが原因ではないのだ。起因ではあるが・・・・・。

 真の原因は、「激しい、この3年間にも渡る対立」だった 

  大阪の有力企業、パナソニックで役員専務待遇を受け、この上ない肩書きを持ちながら、全国的に知られるように鍛治舎がなったのは、高校野球ファンならば、誰もが知る「解説者」としての知名度だった。

 クチだけの弁舌では無く、自身、その昔、阪神タイガースから、ドラフト2位での指名が掛かったにもかかわらず、辞退した隠れた歴史を持ち、大学、社会人と、選手、監督としても在籍。

 それも、近年は大阪府下では知られた、中学生硬式野球チーム「オール枚方(ひらかた)ボーイズでは、あらゆる大会で優勝。5冠に輝かせた確かな指導力も併せ持っていた。

 これが、彼の後年の人生を、良くも悪くも狂わせていくものと、なっていった・・・・・・・・・・

 《 第1回 終了 》


< リアル 高校野球 ルポ >総部員10人で、今春の「センバツ」に出た「岩手県立 不来方高校」。本日、敗者復活1回戦に出て「盛岡南」と戦い・・・・・・

2017-04-30 20:31:51 | 高校 硬式野球部の真実

 もう、不来方(こずかた)高校、硬式野球部と書いても、読者の反応は日々、目減りしつつありますが、追跡は、記者のある種のつとめと心得ているので、記事化しました。

 あの今春の「センバツ」で、総部員たった10人ながら、「21世紀枠」に選抜されて甲子園大会に出た高校、と書けば、記憶の片隅に残っているはずだ。

 その、たった10人が、県立高校入試に合格してきた、新入生6人が加入。さらに、いつの間にか、1人が部員として入り、総勢17人になった、この野球部。

 岩手県大会・盛岡地区予選の1回戦に出たものの、4-5で惜敗。

 相手は、2015年、2016年と2年連続勝ってきたチームだったというのに・・・・・・。

 主将でエースだった小比類巻圭汰(こひるいまき けいた)は、右ひじをのケガが完全に治っておらず、代わりに投手としてマウンドに立ったのが、普段は内野手の舟山純平

 これまでも、何度かマウンドで投げているとはいえ、本日4月30日の「敗者復活 1回戦」にも登板。

 相手は、同じ1回戦で3-14とコールド負けした「盛岡南」。

 だが・・・・・。

 滑り出しから、0-1とリードされたものの、4回には集中打を浴びせ、4-1と逆転!

 だが、その裏、今度は「盛岡南」が連打、連打!

 4点を入れ、4-5と逆転される始末。さらに、同校は3点を追加し、4-8に。

 最終9回、不来方は2点を入れて、6-8と追いすがったものの、そこまで!

 もはや、タダの弱小チームになってしまった・・・・・・。

 夏の甲子園大会出場を目指す、「岩手県大会」は、七夕の7月7日に、県内3球場で開幕する。

 実質、あと2か月で、不来方のメンバーは、どこまで建て直せるか!?

 なお、以前「君の母校の硬式野球部員、ゼロに成る日は近い」というタイトルの連載・連弾記事を掲載したことがあるので、覚えていらっしゃる方もいるはず。

 岩手県内でも、ついに部員ゼロ!の県立高校が新たに3校出て、岩手県高野連への加盟を今年は辞退した。

 その高校は、岩手郡岩手町にある「沼宮内(ぬまくない)」、岩手郡雫石町にある「雫石(しずくいし)」、そして花巻(はなまき)市にある「大迫(おおはさま)」。

 部員ゼロでは、連合チームも組めやしない。

 その一方で、早くも、夏の県大会目指して、3校連合チームが県高野連に登録された。

 それは、「前沢」、「水沢農業」、そして「宮古水産」。

 これまでも、何度かパソコンに打ち込んだ、私としては馴染みのある校名だ。

 3校連合ながら、目標は「甲子園出場!」とのこと。

 良いな、良いなあ!!!!!!

 そのくらいの気概を抱いて、週末だけ出来る連合練習に臨んで戴きたい!!

 なお、岩手県では、登録校が2校減り、70校で夏の県大会に臨む

 そんな淋しい「厳状」のなか、初登録した野球部が出た!

 と言っても、あくどい特待生校ではない。

 盛岡市内にある「盛岡誠桜(せいおう)」。

 昭和2年に創立はされたものの、硬式野球部がなんと今まで90年間もの間、無かった!

 それが、今年の春、初めて出来た!

 すぐさま、新1年生が7人入ったものの、まだ試合には2人足りず、春季大会には出られず。

 まだ7人だが、7月7日からの県の夏の大会には、なんとかアタマ数揃えて、出場の夢を抱いている。

 私の記憶では、バスケットクラブや陸上部から、アタマ下げて臨時部員に仕立てて、試合に出た高校があります。

 結果? あ、ま、ま、負けましたけどね・・・・・。

 硬式は70あるが、軟式の野球部は、わずか6校しかない。数試合勝てば、会場は甲子園球場では無いけれど、テレビ生中継も無いけれど、日本一になれる可能性高いぞ!

 意欲ある高校生、いないかなあ・・・・・・。


< リアル 高校野球 ルポ > 今年のセンバツで話題を呼んだ「岩手県立 不来方高校」。2年連続、夏の県大会で勝利していた平舘高校と、本日試合をした。さて、結果は!?

2017-04-28 23:06:16 | 高校 硬式野球部の真実

 高校野球は、ナニが起こるか、分からない。

 試合は、やってみなければ分からない。

 ソレを思い知らされた、試合結果であった・・・・・。

 同じ、岩手県立の「平舘(たいらだて)高校」との、県春季大会・盛岡地区予選の1回戦

 相手校の平舘高校とは、2015年の夏には、4-2で勝ち、翌2016年の夏には、13-3で一蹴(いっしゅう)した実績があった。

 だから、この春も・・・・と、たいていは想う。

 が・・・・・本日、その平舘に、不来方(こずかた)は、10人から、一気に全選手数16人も揃っての華々しい初陣だったはずなのに・・・・・、なんと、4-5で負けた。

 それも、9回、平舘が2アウトながら、走者1塁、3塁に置いて、不来方の投手が、本来内野手ではあるが、時に投手もこなす舟山純平。

 なんと! 暴投!

 三塁ランナーが本塁ベースに向かって走り込み、サヨナラ負け!

 1回戦で、桜のように、あっけなく散った!

 接戦。そう、結果だけ見ると接戦。

 が、負けは負け。

 試合は、滑り出しから敗色濃厚な印象。

 2年連続勝ち越していた平舘に、0-2とリードされたうえにエースで主将の小比類巻が、私の記事で指摘していたように、センバツ前からの不調が続いていたうえ、右ひじを怪我しており、無理すればマウンドに立てられなくもなかったが、この試合では、ライトの守備に回った。

 投手は、先に書いたように、時々臨時投手を担う、舟山純平

 5回になって、ようやく4安打と、平舘のエラーで、一気に4点を取り、逆転こそしたものの、たちまち追いつかれて、4-4で、9回を迎えたというワケだ

 打順こそ、小比類巻を3番に変えて、つながりが出来たものの、やはり主軸のエースが定まらない「厳状」では、今後も不安定な片肺飛行がふらふらと続くことだろう。

 小比類巻や、臨時&随時投手に頼らず、新たなエースを育て挙げなければ、今後も茨の道が続きそうだ。

 不来方は、4月30日に行なわれる敗者復活戦に回って、ゼロから這い上がることになる。

 相手は、同じ4月28日に登場し、盛岡商業相手に、8回コールド、3-14と惨敗した、「盛岡南」。

 だが・・・・・冒頭にも書いたように、試合はやってみなければわからない。

 今は、あえて言う。

 平舘ナイン。リベンジ、おめでとう!


< リアル 高校野球 ルポ > 現在、部員16人に! センバツに出た「不来方高校」、いざ新体制で4月28日、岩手県春季大会、盛岡地区予選に臨む。相手校は・・・

2017-04-24 20:56:01 | 高校 硬式野球部の真実

 読んで下さる方、先細りかけてはおりますが(笑)

 「岩手県立 不来方(こずかた)高校 硬式野球部」の最新情報をお送りします。

  

 新入部員6人加わり、16人になり、最新試合が決定

 岩手県高校野球春季大会、盛岡地区予選が4月28日から始まり、15校で争われる、

 特待生軍団の、「盛岡大附属高校」は、シードされて、別の組み合わせのグループに入った。

 「不来方」が勝ち上がっていけば、決勝で当たりそうだ。

 まず初戦は、雨天にならなければ、4月28日、午後0時半試合開始。

 球場は、「八幡平 総合運動公園野球場」。

 相手校は、同じく県立の「平舘(たいらだて)高校」。

 どんな野球部か?と調べてみると、勝ったり負けたり、負けたり、負けたり・・・・・・。

 なんと、2015年8月29日、対戦しており4-2で勝っている。

 また、翌年の2016年9月3日、13-3で、これまた勝っていた。

 当時は全部員10人。

 こりゃあ、自信持って、立ち向かうだろうなあ・・・・。

 勝ち上がれば、5月2日、午前10時、試合開始。

 さらに、5月4日、午後0時半。次いで5月5日に盛岡地区代表決定戦。

 連戦連投。

 新体制の、あの不来方の戦法、1年生がどの程度の戦力になれるか

 是非、観に行ってやってください。

 試合会場は、すべて八幡平の同じ球場です。

 雨天順延有りの可能性もあります。

 

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 にしても・・・・・・

 地元東北の新聞の雄、河北新報(かほくしんぽう)によれば、宮城県の「涌谷高校」では、この4月から新任の女性教師が、硬式野球部の監督に就いたとか。

 ここも、部員11人。

 出る、負け、が続いているし、まだ監督としての采配はせず、主将以下、選手にまかせている段階。

 女性監督は、全国的に「珍しい」という記述。

 「初」では、無いニュアンス。

 「部員不足による連合校」や、「部員ゼロ」に続き、「野球未経験の、女性監督」が、いずれ甲子園に大会に出てくる時代になりそうだ。

 確実に、時代は変わりゆく・・・・・・

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 岩手県の「沿岸北地区」。

 あの6年前の3・11「三陸沖 超津波 大地震 震災」の被災を受けた、小山健人・監督の前任校の「山田高校」も、9人以上の部員を揃えて5月3日、試合に臨みます。

 また、同日。

 岩泉高校と、宮古水産高校2校連合チームが出場。

 5月1日には、「県 北奥地区予選」で、水沢農業高校前沢高校2校連合チームが出場します。

 さらに、宮城県の「東部地区予選」では、宮城水産高校本吉響高校気仙沼西高校石巻北高校という、4校連合がすでに出場。0-10で5回コールド負け。

 しかし、4月29日、敗者復活戦で、再挑戦出場致します。

 さらに、同じ宮城県の「北部地区予選」からは、

 岩出高校柴農業高校伊具高校の、3校連合チームが出場。

 惜しくも、3-6で古川高校に負けた。

 しかし、4月30日、敗者復活戦で「鹿島台中央野球場」で試合します。

 また、中新田高校加美農業高校との2校連合チームも、大崎中央高校と試合。

 0-10で敗退はしましたが、先の3校連合チームと同様、同じ4月30日、同じ球場で、敗者復活戦に出場します。

 また、一迫商業高校

 なんと、試合当日までに部員不足が決定し、戦わずして、古川工業高校に負けてしまいました。

 そんな一迫商業高校硬式野球部ではありますが、4月29日に敗者復活戦が予定されております!! 

 当日、試合開始時刻は朝の9時。

 それまでに臨時選手をかき集めて、選手出場登録申請が、果たして出来るのか、出来ないのか!?

 選手の頑張りに、掛かっております!

 見ものです! ドラマチックです!

 「敗者復活戦」という制度。

 良いなあ・・・・

 どのチームにとっても。


< リアル 高校野球 ルポ > あの、部員10人の「21世紀枠」でセンバツに出た「不来方高校」は、今、どうなってる!? 新体制、そして極秘私生活についても小山監督に、直撃して聞いた

2017-04-19 19:32:50 | 高校 硬式野球部の真実

 これから桜満開のシーズンを迎えようという、岩手県の矢巾町(やはばちょう)。

 「徳丹城跡」や、「清水野の桜並木」の桜も、間もなく咲き誇りそうだ。

 その町に建つ「岩手県立 不来方高校」は、あのセンバツ初出場で、全国的に話題となった。

 不来方? 何て読むんだ? そう言われ続けた校名も、一躍誰もが「こずかた」と、読めるようにもなった。

  開会式では、「校名」が記されたプラカードを持つ女子高生も、野球部の女子マネージャーが担い、甲子園球場で行われた公式練習のトスを手伝う女子高生も、部のマネージャーがいつものように担当。人手不足は、女子がフルカバー。

 

 部員が10人しかいないため、すでに記事化したが、センバツ開幕前に、愛知県の東邦高校のグラウンドで練習をさせてもらった時も、バッティングマシンを見よう見まねで器用に動かしたのも、女子マネージャーだった。

 1回戦は、静岡高校と抽選の結果、当たった。

 不来方高校、硬式野球部の監督は、小山健人(おやま けんと)、30歳(写真下の左)。

  「ダメだよ~、高校生に背広着せて、出さしちゃあ」と、冷やかされそうなくらいの、童顔

 ちなみに、右側は、静岡高校の監督、栗林俊輔。

 そんな不来方。

 私も、静岡の戦力を調べた末、こりゃあ、勝てないなと推測。

 結果は、すでに関心のある方はご存じなように、3-12で負けはした。

 だが、10人しかいないのに、残塁がわずか3。静岡15。守備の連係プレー悪くなく、締めるところは、予想以上に出来た。

 そのうえ、打撃練習の成果が実って、9安打も放った

  数字だけ見れば、惨敗。

 だが、地元から徹夜走行のバスで詰め掛けた応援団からは、惜しみ無い声援が、最期まで送られ続けたのは、写真の通り。

 さて、季節は巡りきて、4月の新学期。

 合格倍率、1・2~1・5倍をクリアして入ってきた新入生のうち、どの位の人数が入部してくれたのであろうか・・・・・。

 入学式終えてすぐの頃、高校へ電話取材。

 対応してくれたのは、新たに野球部部長に就いた先生

 「まだ学校が始まったばかりでして。部への勧誘もこれからってところです」

 「1人、入りたいって1年生が来たんですが・・・・野球の経験がまったく無いと言うんですよ・・・・・。こちらも、どうしようかなあ、と」

 「良い、素質のある子は、他のいわゆる野球校が全部持ってってしまいますんでねえ・・・・」

 センバツの開会式の写真、もう一度見直して下さい。後ろに続く、県内の私立校。もう、関西中心にゴッソリさらっていきますモン。チカラのある選手は県内からも四方八方、手を伸ばして集めまくる。毎年、毎年。

 まさか、正式入部ゼロ!なんてことは?

 「いやあ、まだ何とも言えませんよ。4月17日に、大体、各部の入部希望者がまとまりますので、その後にでも問い合わせてもらってから記事にして戴いた方が、こちらとしては良いのですが。よろしく、お願いします」

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 本日、4月19日。改めて、電話。

 対応してくれたのは、小山(おやま)監督。おやまあ!ありがたい

 授業を終えて、ひと段落して、部の練習に向かう合間のようだった。

 「新入部員ですか? 1年生、6人が入りました!」

 声が、どことなく、はずんでいる。

 しめて、計16人。ギリギリ、紅白試合も出来なくはない。投手も、以前書いたように、いざとなれば、数人兼務している。

 ---6人のうち、中学校で野球経験者は?

 「全員が、野球をやってきた選手ばかりです」

 そうかあ・・・・。やはり、未経験は最初から補欠に回る可能性、大きいもんなあ・・・・・。

 ---監督からご覧になって、コレは良い!主力になれるぞ!という有望な選手はおりましたか?

 「いやあ、まだ練習始まったばかりですから、分かりません」

 ---主将は、投手もやっている小比類巻クンのままで決まりですか?

 「そうですね。そうなると思います」

 ---静岡高校との試合の時、小比類巻クンは、いつもより、出来や調子が良くなかったんですか?

 「まあ、いつも、あんなものですよ。彼としては、アレで一杯一杯だったと思います」

 ---今後の方針も、打撃中心で進めるんですか?

 「いえ、まだ、そうとは決めておりません。まあ、一応、打撃の練習に中心は置いて行くとは思いますが・・・・・」

 ---さて、小山先生は、あの6年前の3・11の際には、山田町の高校にいらして、ボランティア活動もなさった。今年の3・11の時は、東邦高校のグランドにいらした?

「ええと・・・・・そうですね。東邦高校さんのグラウンドをお借りして、そこにいましたね」

 ---午後2時46分には、練習の手を休めて、黙とうなさった?

 「そう、ですね・・・・・」

 ---ところで、小山監督は童顔ですが、もう30歳になられている

 「そうですね、童顔と言われて長いですが(笑)」

 ---失礼ですが、確か、まだ独身と

 「はい、そうです」

 ---ご結婚の予定とか、今、お付き合いしてらっしゃる方は?

 「まあ、ええ、はい・・・・・」

 ---結婚なさる予定ですか?

 「そのつもりです」

 ---お相手は同僚とか、教育関係者?

 「まあ、教師ではありませんが、広く言えば教育に関係していると言いますか」

 ---それは、おめでとうございますと言って良いんですよね。野球部の活躍、今後も期待しております

 「あ、ありがとうございます」

 近く、「第64回 春季東北地区高校野球 岩手県大会」、盛岡の地区予選が始まる。

 「21世紀枠」のタナボタは、2度は無い。

 特待生軍団の「盛岡大附属高校」の壁が、またも厚く立ちはだかるであろうが、小山監督の手腕と、16人の力量に期待したい。

 こういう高校が甲子園に出て来てこそ、真の意味での正常な高校野球、なのだから!

 

  


< リアル 高校野球 硬式野球部 ルポ > センバツ、開幕!「全部員たった10人」で話題の「岩手県立 不来方高校」。晴れ舞台で「君が代」熱唱した竹内菜緒。なのに実はエースが、あらら今・・・・・・

2017-03-19 14:56:16 | 高校 硬式野球部の真実

 いよいよ開幕した、2017、センバツ

 何故か、付和雷同のスポーツマスコミは、父そっくりの、早実主将・清宮”ブサイク”幸太郎に注目。

 昨年夏の甲子園大会では、その走攻守を間近で見たプロ野球球団のスカウトからは、「確かに、超高校級ではある。しかし、そこまで。あの程度では、とてもプロ野球では使いものにならないよ」と、ほぼ全員が言っていた。

 ところが! 秋の大会になったとたん、評価コロリ一転!

 タダのデブが、かなり絞った体になった違いだけなのに・・・・・。

 「ドラフト1位候補か?」なんてブチ上げ始めた、スポーツメディア。もっとも、直接スカウトが言明したのではなく、あくまで記者連中の担いだ神輿に乗っかったシロモノ。

 まあ、ホントのところは、このセンバツでの打撃などを見定めないと分からない。

 さて、話題いまだ先行の「不来方(こずかた)高校 硬式野球部」。

 本日、3月19日に開幕したセンバツの開会式に登場してきた。

  (NHK総合テレビ 中継より。以下、同様)

  当たり前のことながら、ホントに10人だけ。校名が記載されたプラカードを掲げて、先頭を歩くのは、部のマネージャー

  

  「大会出場選手登録」10人だけだと、整列すると、こうなっちゃう!

 そして、開会式で「君が代」独唱を、甲子園球場、4万7000人の観客の目が注がれるなか、見事にやってのけたのが、すでに記事化したように、同じ高校のクラスメイトだった、竹内菜緒(なお。写真下)。

    

 いやあ、さすがに1位だけのことはあった。

 音程はずさず、声、ぶれず。かん高くも、低くも無い。

 きれいに、素直に、美しく、国歌を歌い上げた。

 聞いてた部員も、思わず、笑みが

 

  

 気持ちいいだろうなあ・・・・。この眼の前に広がる光景。音楽大学へ進学した、今後の彼女の歌手人生でも、2度と無い瞬間!

  やり切った、静かな笑顔。

  堂々の、御引き揚げ姿。パチパチパチ。

 さあ、明暗の「」は、このくらいにして、と。

 暗の「厳実」を書く。

 3月10日の、対戦校をひく、抽選会。

  大会5日目の、第3試合。対戦校は、静岡高校と決まり、お決まりの記念撮影。

 小比類巻圭汰・主将の体の小さいことに驚いた。

 身長170センチ、体重68キロとのことだが、彼は曲がりなりにもエースで、且つ、4番打者。

 しかし・・・・・

 3月8日の、埼玉県上尾市にあるグラウンドで、私立栄北高校との練習試合では、たったの1イニング投げただけ。

 1安打2奪三振に打ち取ったものの、絶好調には程遠い投球内容。

 さらに、3月12日、以前にも借りて練習していた愛知県の名門、東邦高校との練習試合には、なんと登板せず。

 名目は「センバツの本番に向けて調整のため」というフレコミではあったものの、実はケガをしているうえ、もともと、球威、球速がとりたててある投手ではない。

 球速130キロ台で、ていねいにコーナーをつき、ベース手前できれいに落ち、時には曲がる変化球を多用して、打たせて取ってきたタイプ。

 それが、全然決まらない、絶不調だというのだ。

 そのため、なんと東邦ナイン相手に、昨秋、東邦のエースになった松崎圭吾ら2人が投げるという、なんともおかしいカタチに

 それでも、7-11と負けはしたものの、菊地康太が2回に塁上に1人ランナーを置いて、2ランホーマーを放った。

 また、8回にも、桜井琉太郎が2ランホームランと、冬場の打撃練習が実ったカタチとはなった。

 しかし、ダブルヘッダーとして組まれた第2試合。

 岐阜県から来た「大垣南高校」ナインにたいしては、1-7のワンサイド負けで、見るべきもの無し。

 ついに、エースのはずの、小比類巻圭汰は、マウンドで1球も投げずに終わった。

 今日の開会式後のインタビューにこそ、主将として、殊勝にも、笑顔を浮かべてしゃべってはいたものの、内心は落ち込んで、不安で一杯のはずだ。

 エースが、SOS状態。

 この3月16日。県立高校の合格発表が行なわれ、いまや、全国一有名になった「不来方高校 硬式野球部」に入部希望者が出てきたという情報も届いた。

 とはいえ、今は、1人もケガも出来ない、落ちてはいけない、断崖絶壁状態。

 どうするの?

 実は、この野球部。1人を除いて、地元の中学校では、軟式野球しか経験が無い選手ばかり。

 ところが、名門の東邦高校相手に2ランを放った、先の桜井琉太郎を始め、舟山純平、吉田圭太、鷹觜(たかのはし)零志、岩間龍輝、そして控えの斉藤圭汰の6人が、投手経験者。

 実際、苦境に陥ると、舟山を筆頭に、ひょいひょいと、マウンドに入れ替わり立ち代わり立って投げて、なんとか、勝ちつないできた過去がある。

 10人しかいないということは、いる者で工夫し、背に腹は「換えられる」ってことでもある。

 といえ、綱渡りリレーで、静岡高校に、1回戦、果たして勝てるであろうか?

 実は、静岡高校も、結構な打撃が売りのチーム。

 打ち、打たれ、打ち打たれ、打たれて、守備の連係プレーに、ほころびが出て・・・・・・・。

 いやいや、いやいや、結果予想は書かないでおく。

 何が起こるか分からないのが、高校野球の、何よりの魅力でもあるのだから・・・・・・・。

 

 

 


< リアル 高校野球 ルポ > いよいよ3月19日開幕、2017センバツ「21世紀枠」に選抜された岩手県立不来方高校の今と、思わずニヤリとしてしまう逸話連弾!

2017-03-09 21:35:17 | 高校 硬式野球部の真実

 いまや、「こずかた」と入力して、漢字変換しただけで、すんなり「不来方」と、ひょいと出てくるほど、有名になった「岩手県立 不来方高校 硬式野球部」。

 なにしろ、全部員が、たった10名だけ、ということが、「21世紀枠」に選抜されたこと以上に、マスコミに注目されているんだから。

 さらに、不来方。不来方城の名をもつ、盛岡城は、今は城跡しか残っていないが、かつて成人した歌人の、石川啄木(たくぼく)が、15歳の頃を想い出して、書いた一首。

 「不来方のお城の草に寝ころびて 空に吸はれし十五の心」

 それを刻んだ歌碑が、不来方城の跡地に建っていることも知った。 

 1月に、記事化した折りには、センバツなんて、まだ先のコトと想っていたら、間近の3月19日に甲子園球場で開幕すると知り、月日の流れる早さを感じた。

 先の記事でも触れたように、小山健人・監督(写真左下の右側)にとって、一生忘れられない、3・11が、また巡ってくる。

 

 超津波が、襲いかかった、岩手県の沿岸部の山田町。その県立高校に、6年前、小山健人は赴任しており、今と同様、硬式野球部の監督をしていたのだ。

 今の勤務地、不来方高校は、盛岡市に隣接しており、山間地ということもあり、揺れはしたが、被災は無いに等しかった。

 詳しい事情を知らない人達にとっては、馬鹿な役人が命名した「東日本大震災」という、実態とはまったく違う印象を与えた名称により、東北6県どころか、東京まで大きな被災をしたかのように、世界中に想われてしまい、国内で開催されるはずだった国際大会が相次いで、事実上取りやめになってしまった事実がある。

 ワイロで買った、2020年五輪開催権

 ばく大な無駄ガネがばらまかれているばかりか、多くの工事が新規五輪施設建設や幹線道路に集中。

 そのため、三陸の被災地の復旧工事が、大幅に遅れてしまっている。

 そんな、いわば迷惑で済まない「犯罪」を犯していることを、小池”タヌキ目化粧”百合子や、森喜朗らは、素知らぬ顔でコトを推し進めている。

 6年たっても、何も、と言い切って良いくらい、工事が進んでいない、被災地、三陸海岸。

 またも、たった1日だけのバカ騒ぎイベントで終幕してしまうなか、今年、小山健人は、どんな想いを胸に、3・11を迎えるのであろうか。

 高校野球ファンばかりか、マスコミも10人野球に関心が集まっているなか、先月20日から24日まで、愛知県の強豪野球校、東邦高校のグラウンドを借りて、センバツに向けての強化練習を行なった

 東邦高校といえば、古くからの高校野球ファンなら、バンビくんこと、坂本佳一(よしかず)投手が大活躍したことを覚えているはず。

 私も彼が、日本鋼管の野球部員時代に、インタビューしたことを覚えている。

 ただマンやりまくり、且つ、おねだりクンで名を馳せた、斎藤”ハンカチ王子”佑樹と違い、とても誠実で、マジメな性格の人物だった印象がある。

 その母校で、てっきり、練習試合をしたと思っていたら、高野連の規定により、3月7日まで、してはいけない決まりがあった。

 そのため、ココでも打撃練習が中心となった。

 とはいえ、「今年に入って初めての、土の上での練習が出来ました」と、選手や監督は、大喜び。

 練習を観に来た、不来方高校の校長は、御礼方々、感激の面持ち。

 「昨日まで、我が校のグラウンドは、凍っておりましたし、今朝は雪が降ってました」と言った。 

  毎日、毎日。スパイクどころか、長靴!はいて、素振りの練習や投球練習をしていた選手達(左上写真)。

 雪国、北国のハンディは、このように大きいのです。

 生徒の大半が去った放課後には、階段の上り下りランニングや、廊下でうさぎ跳びを繰り返して足腰を鍛え、廊下をダッシュして、塁間のスライディングの練習を重ねる。

 そんな日々の積み重ねで、ハンディを減らしていく

  (愛知東邦大学 ホームページより)

 さらに、東邦高校では、ピッチングマシンを使わさせてもらって、打撃練習もやれた。

 マシンを、初めて操作しているのは、女子マネージャー

  部員こそセンバツ出場が決まってからも増えることは無かったが、女子マネージャーが、写真の時より2人増えて、5人にもなり、この遠征でも、見よう見まねでマシン操作のお手伝い

   グラウンド入り口の「掲示板」には、東邦高校野球部からの御礼の文字が。

   「不来方高校の皆さん。甲子園出場、おめでとうございます。いわて国体では、お世話になりました。怪我なく、精一杯練習していってください」

 実は、昨秋。「岩手国体」に、東邦高校が出場。その際、ホスト校として、不来方高校の選手たちが、何くれとなくお世話をした縁で、御礼返しの意味で、グラウンドを貸したのだという。

 宿泊は、愛知県小牧市にある、安価なビジネスホテル。

 まだまだ無名の県立高校ゆえ、ぜいたくは1円たりとも出来ない

 明日、3月10日には、センバツの「組み合わせ抽選会」があり、その流れで再び、東邦高校のグラウンドを貸して、「最終調整」をさせたのち、12日に、この強豪校と練習試合をして、甲子園の公開練習に臨むのだという。

 おそらく・・・・・厳しい洗礼を受けることだろう

 さらに不来方、絶対にセンバツの野球中継で、テレビに映るう!と想ったのか、それまで5人しかいなかった、チアガールが、一気に5人入部。10人に膨れ上がった。

  いやいやあ、したたかだがや、今の女子高生は!

 不来方ナインならぬ、テンは、練習試合解禁の3月8日

 すでに、3月2日に、校内で「壮行式」を終えた不来方高校野球部。

 埼玉県の上尾市で、私立栄北高校なる野球部と練習試合をしたという。

 打撃戦の末、8-8の引き分けで終えた。

 不来方は、11安打、2ランホーマーを放った。

 10人しかいないのに、主将でエースの小比類巻圭汰(こひるいまき けいた。最上掲写真の、小山監督の右側)は、1イニングだけ登板。

 1安打、2奪三振の成績。

 実は、仕上がり状態が良く無く、ケガ、不調も囁かれている。

 この私立栄北(えいほく)高校。部員は58人。選手のなかには、県内の、浦和、大宮、熊谷、上尾などの、リトルリーグ、シニアリーグ、など少年野球チームで鍛えられた者が多い。

 では、どんな戦績、程度の野球部か?と検索してみると、なるほど、と。

 例えば、昨年の春。埼玉東部地区予選では、松伏、幸手桜、三郷の3高校合同チームと対戦し、14-2と大勝。

 このように埼玉県でも、部員が9人に満たない高校は、実は多いのだ

 そのほか、弱小高校には、36-0、11-1、12-1と、容赦なく打ちまくって、圧勝。

 長打、単打だけではなく、バントも折り混ぜ、なかなかの中堅巧者校だ。

  だが、県や地区の代表決定戦までいくとぶつかる強豪校には、7-6、2-1、4-3、6-5・・・・と、接戦負け。

 私立ながら、特待校との悪評も聞こえてこず。

 ひょっとすると・・・・・いつか、「21世紀枠」に!?ということになるかも。

 さて、最期に、えっ!と驚くオハナシをひとつ。限られた地元と、センバツ主催新聞の毎日だけが報じていたのだが、このマジメそ~な女子高生(写真左下)。

   名前を、竹内菜緒という。そう、大きくクチを正しく開けて、歌を歌う、声楽をマジメにオベンキョしている子。

  このように、昨年の12月に開催された、「全日本学生音楽コンクール全国大会」の声楽部門で、1位に輝いた、正統派。

 で、この子が、なんと!偶然にも、「不来方高校」の3年生だった。

 んでもって、その翌月、野球部が「21世紀枠」で選抜され、その縁と、勢いと、流れで、彼女が3月19日の開会式というハレの舞台で、「君が代」を独唱することになっちゃった。

 卒業後は、音楽大学に進むという。

 んだば、もう、野球部は、メンツに賭けても、負けられないべさ!最低、1勝!必勝!

 折りしも、悪評高い、特待生プロ軍団の「秀岳館高校」の監督をしていた、鍛治舎巧(かじしゃ たくみ)が、監督を辞めるとか、辞めないとか、もっか、もめており、先行きに暗雲たちこめている

 なにしろ、「被災した熊本県民の皆さんを励ましたい」、などと吹聴しているものの、レギュラー選手のなかに、熊本県民が1人もいない有り様。

 関西から、鍛治舎が指導していた少年野球チームの有望な子を熊本に引きづり込んで、部に押し入れて、元々いた県内出身の子をはじき飛ばして、勝ち進みはしたものの・・・・・。

 高校野球の本来の目的は、あくまで「教育の一環」。「狂異句」じゃない。

 プロ野球の青田刈りの場でもない!

 ましてや、単に、勝ちゃあ良いってもんじゃない!

 昨夏。甲子園。その秀岳館が、勝ち上がっていったとき、甲子園で取材をしていた記者の多くから、このままで良いのだろうか?という疑念の声が、ひそひそ。

 ソレを目にした、熊本も取材エリアの「西日本新聞」の愚かな記者が、猛反発

 来ていた取材記者たちに怒りの刃を向けた挙句、特待生軍団のどこが悪い!と、開き直った記事を掲載。

 減りつつある定期購読者からだけではなく、社内からも記事に対する反発と疑問が続出。

 結果、一夜にして記事がネット上から消えた。

 その経緯は、昨年記事化した。

 明日の「組み合わせ抽選」、並びに、勝ち上がって、もし、「不来方」が、「秀岳館」と当たることにでもなったら面白い!

 判官びいきではない。

 あるべき、まっとうな、真の意味での、ひたむきな高校野球が観たい!

 頑張れ!不来方!

 頑張れ、小山健人! 山田町が、ホンの少しでも真に励まされると想うから・・・

 

 


< リアル 高校野球 ルポ > センバツ「21世紀枠」が、岩手県立不来方高校を選出!部員たった10人!ということが注目されているが、実は・・・。率いる小山健人・監督は、あの「三陸沖超津波大震災」に遭遇

2017-01-29 23:57:33 | 高校 硬式野球部の真実

 たった10人で!」 とか、「わずか10人!」の硬式野球部員で、この3月19日に開幕される、センバツに、「21世紀枠」とはいえ、岩手県立の「不来方」(こずかた)高校が選出された!ということが、驚きを伴って一斉に、先日報じられた。

  コレが、全部員。ひ~ふ~の、み~・・・・・・

 おおっ!確かに10人だ。

 野球は9人で、1チーム。だから、紅白の練習試合や、チームに分かれて、連係の守備練習も出来ない。

 その分を、打撃練習で補い、いままでの数十倍もの素振りを、雪に埋もれたグラウンドを見つめながら、屋根のある校舎の通路などで、寒さをしのいでやっている選手の姿の、取材VTRが流されていた。

 しかし、なあ・・・・・・。

 大手マスコミや、新聞紙は、全国各地に、部員が9人に満たず、別の近隣の高校の野球部とともに「数校連合チーム」を、大会の予選のたびに、寄せ集めて組織し、試合に臨んでいるという、現実ならぬ「厳実」をまったく知らないんだなあ、取材不足だなあ・・・と痛感させられた。

 だから、わずか、とか、たった、という意識。

 だが、年々そういう高校とチームが、増えているという事実。高野連にも取材続行中、問い合わせたところ、その事実を認めた。

 

 昨年の夏。

「高校野球100年の裏で起こっている、衝撃ルポ」 君の母校の硬式野球部員が、0人に成る日は近い! という通しタイトルで、連載記事化。

 北から南へと、校名と事実を列挙して、取材を重ねながら書いて行った。

 苦労した割には、ぶっちゃけたハナシ、検索数は少なかった。

 そんな記事を、マスコミはチラリとも見かけもしなかった・・・・・ということだろう。

 で、めげずに立ち直り・・・・・にしても、あれっ?と、疑問がわいた。

 というのも、部員が足りない野球部が、いずれも共通して苦労しているのが、先ほど書いたように、さまざまな打球の飛ぶ方向、高低、球速、はずみ方 微妙なバウンド、など、ありとあらゆることを想定しての守備練習と、内外野の連係プレーの正確さと捕球技術の乏しさ。

 こればっかりは、どうしても人数が必要不可欠。

 だから・・・・・予選試合近い週末に数時間、数校の部員が遠くから自費で集まって守備練習をしている。それだけ。で、地区予選1回戦で、その9割が、6~7回コールド負けで、終わっている。

 だが、打撃練習などは、究極1人でも出来る。

 良いバッター、素質・素材が良い主砲が3人いれば、時に打ち勝つことは可能ではあるが・・・・・。

 にしても、この不来方高校。

 ずっと、10人前後と言う、部の存続危機が続いていたんだろうか?

 少なくとも、一昨年夏、岩手県内事情を取材した際に、そのような情報は、この珍しい校名の記憶は無かったし、活字にもしていなかった。

 確かに、昨年の10月15日。1回戦とはいえ、東北大会にまで勝ち進み、あの悪名高き「特待生プロ軍団」と言える、青森県の「青森山田高校」と並ぶ、甲子園常連校「八戸(はちのへ)学院光」相手に、0-2の惜

 それも、1回と2回に、各1点づつ入れられただけ。追加点、許さず、というしぶとさ。

 負けたというのに、光星の大人数部員を背にして、自信がついたような、あふれる笑顔で応援団席に向かって走り寄る(写真左下)姿との、ギャップ!

 

 打撃練習だけで、2点に強豪を抑え込んだ???

 本当かなあ? そんな「奇跡」にも似た行為が、可能かい?

  調べてみたら、や、やっぱり!

 今でこそ10人足らずだが、昨年の夏の県大会までは、24人もいた!

 だから、守備練習も、紅白戦も可能だった。

 でなければ、特待生軍団相手に、公式戦1軍相手では、こうはならない

 昨年の夏以降、3年生が13人も、ごっそり退部し、なんだかんだあって万年補欠だった選手も含め、今は10人、というわけ。

 ちなみに、センバツ開幕前の3月9日に、岩手県内では県立高校の入学試験があり、1週間後の16日に合格発表がある。

 現部員、3年生が7人。2年生が3人。女子マネージャーは、3人。

 今年の4月以降の方が、危機に陥る・・・・かも知れないが、ここまで有名になった野球部。おそらく入部希望者が押し寄せるであろう。すぐ、レギュラー入り出来るはずという、甘い考えで。 

 さらに、今回、この野球部を調べるなかで知ったのだが、珍しい校名の「不来方(こずかた)」。

 実はコレ、盛岡地方を昔から表わす言葉

 少なくとも、江戸時代の前から、570年間は地域住民によって、そう呼ばれ続けている地名。

 県都が「盛岡市」に変わっても、岩手大学の学園祭の名は「不来方祭」だし、市内には「不来方橋」があり、地方競馬の重賞レース名は「不来方賞」。

 この高校は、盛岡に隣接する「矢巾(やはば)町」にある。わずか29年前に設立された新設校ながら、校名に地域住民に根強い想いが込められた「不来方」を、あえて掲げた、というわけだ。

 ちなみに、スポーツのクラブ、昨年でサッカーには、男子54人、女子でさえ25人も所属。

 ラグビーも、男子24人に対し、女子が6人もいる!

 もちろん、特待生は、いない。ソレに賭ける、カネも無い。出す気も、無い。

 この硬式野球部、ムカシから強い戦績を残しているわけでは無い。例えて言うなら、ソコソコ。

 2014年の夏の甲子園大会出場を賭けて出た、県大会では、1回戦が、7-5.2回戦が、5-1.そして、3回戦で特待生軍団の「盛岡大附属」に当たり、0-6で敗退。

 翌、2015年の同大会では、1回戦で早くも、1-3で敗退している。

 部員0人に限りなく近い「連合チーム」もすでに出ていて、2014年には、「前沢」「宮古水産」「沼宮内」「大迫」、そして「雫石」の、互いに遠距離の「5校連合」で出たものの、「大船渡」相手に、0-10の6回コールド。

 次いで、2015年には、「前沢」「沼宮内」「大迫」の「3校連合」に減りはしたが、健闘むなしく3-14で惨敗。

 いかに人数が少ないと、まともな練習そのものが出来ないかの証明でもある。

 今回も、「21世紀枠」。特待生校に象徴される、「単なる試合での強さ」「戦績」では計らない、総合的な見地で検討、審議され、選出されている。

 かつて、生前の牧野直隆・高野連会長に、山手線内で偶然出会ったことがある。

 その際、直撃。

 手付かずのままにしていた、特待生高校の悪しき問題には正直、苦慮していたが、一方で手掛けた「21世紀枠」については、

 「アレは、自分で言うのもなんですが、やって良かったなあと、思ってます」と、笑みを浮かべて言っていたのが、今でも記憶に残っている。

 2001年にこの枠が、センバツに限ってではあるがスタート。いまだに、評価が下がらず、衰えていないのは、その面があるからに他ならない。

 ただし、現在まで43校が選出され、出場を果たしたが、1回戦を勝ち抜いたのが、そのうち10校でしかない

 昨年の県の秋季大会で、準優勝を手にし、「21世紀枠」で甲子園に行けることになったのは、ここの野球部の監督をしている、小山健人指導能力と、ひたむきに野球に賭ける情熱と、実直さが、結実したものではないか?

  と、思えてならない。

 どちらも、球児ではないか?と勘違いしそうなくらい、写真左の小山健人の顔は、すでに30歳にもなったというのに、童顔で、若い。

  この「不来方」に赴任してきたのは、2年前。 その前は、「県立山田高校」でも、数学の教諭をしながら、硬式野球部の監督をしていた。

 岩手県の「山田町(まち)」。

    

 そう聞いて、あの、2011年3月11日に東北沿岸を一気に襲いまくった、「三陸沖超津波大地震災害」を、すぐさま想い起こす人は、今、どのくらいいるであろう・・・・・。

 実は山田町は、超津波が引いたのち、大火災が発生し、さらに悲惨さに拍車を掛け、焼け野原と化した。

  

    

 日々、風化されてゆき、クチだけの「復旧」「復興」が式典のたびに、オカミの間で、意味もなく泳いでいる今、あの日、小山健人は、その真っただ中に、その身を置いていた。

 当時、彼は24歳。

 山田高校の校舎こそ、高台に建っていたため、津波をかぶるのはまぬがれたが、山田町の住民500人が死亡。400人が、行方不明という惨状。

 つまり、住民の15人に1人が、この世から消えたという、悲惨な事実。

 小山が指導していたなかには、住む家を失い、家族をも失った生徒・選手が多くいた。

  

 前日まで練習に励んでいたグラウンドには、陸上自衛隊の救援物資と隊員を乗せた大型トラックが、ズラリと並び、高校の体育館は被災住民の避難所と化した。

 選手・生徒は、ボランティアに時間を割く日々。小山もまた。同様。

 そんななか、心迷いながらも、約1か月後の4月7日。

 意を決して、野球部は、練習を始めた。

 小山、自ら、グラウンドの片隅で練習に使えるところを整地し、まだ使える用具を揃え、汚れを落として、一歩、また一歩と歩み出した。

 選手は、残った10人でスタート。

 くしくも10人。6年後の今また、10人。

  堤防と雪景色を背に、走り始めた10人。

 背後にそびえる太平洋の海原は、多くの人間を呑みこんで引きづり、巻き込んで去ったとは思えぬほど、青く静か。

 地元の記者の評判は、とても良い、小山健人。

 被災後の彼と野球部を軸にした、ノンフィクションの力作も書かれたほどだ。

 山田町の復旧は、昨年の夏の段階でも、遅々として進んでいないまま・・・・。

 堤防も、いまだ建設中の状態だ。

  

 そんな教師監督が、6年後の今、他校の特待監督が知らない「あの日」の想いを胸に3・11後、同じ10人を率いて、甲子園で、特待生軍団ひしめき合う強豪校相手に、どんな軌跡と奇跡を、大震災を忘れかけた全国民にみせてくれるか!?

 実は、心ひそかに、しかし、熱く、期待している

 

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< リアル 高校野球硬式野球部の闇と裏 ルポ> 秋田県 名桜高校。そりゃあ、監督のなり手いなくなるわなあ・・・

2016-11-16 20:11:59 | 高校 硬式野球部の真実

 YAHOOのニュースで見かけた、「甲子園 13度 名門監督公募へ」のタイトル。

 ん? どこの高校だ?

 見て見ると、田県の明桜(めいおう)高校。

 ああ、あの高野連もたびたび問題視した野球部かあ。

 書いた記憶があった。

 調べると、昨年の夏の甲子園大会のころ、連載した「高校野球100年の裏で起こっている衝撃ルポ 第2弾」で、書いていた。

 日付けは、2015・8・16.

 当時から、監督がコロコロ、ヤル気を無くして交代する、強制的に、恣意的に交代させられるなど、ゴタゴタ続き。

 公募しても、果たして来るかどうか?

 来ても、落ち着く指導者は、皆無ではなかろうか?

 まあ、高校野球界の暗部の、最たる野球部と言って良い

 興味のある方は、読んでください

 


<リアル 高校硬式野球部 衝撃”裏実態”ルポ 11・番外編> 出場登録選手全員、熊本県外出身の「秀岳館」の特待生軍団を熱烈応援し、全国の「真の郷土校ファン」を馬鹿にする「西日本新聞」の異常さ!

2016-09-03 12:28:05 | 高校 硬式野球部の真実

 9月2日。偶然、西日本新聞の記事に突き当たり、書いた奴の感覚、異常!、記者、失格! クビにしろよ! と想う他無いシロモノを目にしてしまった。

 気になった表現のくだりを、2か所、抜き書きメモ。

 見たのは午後3時。再度見て、短い文だったので、証拠的に、写真に一応収めておこうと試みたのが、6時間半後。

 だが・・・・捜せど、探せど、見当たらない。「西日本新聞」のロゴが燦然と、記事の上に輝いていたので、間違いなくあったのに・・・・・・・。

 新聞社として、これはまずい! と判断し、消してしまった・・・・のであろうか

 記事まがいのシロモノを書いたのは、今夏の甲子園で、かの熊本県虚偽代表「秀岳館」をはじめとする九州勢の取材をしていた・・・・・らしき人物。

 記事は、4強、いわゆるベスト4に残ったチームのなかに、出場登録選手18人全員が県外の中学校からきた、いわゆる特待生軍団が2チームいたことから、甲子園内で野球関係者たちが、ざわつき始めたということを、滑り出しにしている。

 記者もどきにすれば、仕事上なのか、個人的にもなのか、地元の愛してやまない「秀岳館」。そして、高知県の有名な特待生軍団、「明徳義塾」の存在が物議をかもしだしているのが、非常に、且つ、異常に気にいらなかったようだ腹立たしかったのだろう。

 甲子園に出場した母校や、産まれ故郷の高校を心情的に応援している全国の人々を、こうまで断罪し、書き切っている。

 「罪深い世間の風潮だ。郷土への愛着だけで、甲子園見てる」

 「ノスタルジーの世界に、しばりつけられている」

 その文中に、特待生問題が、見て見ぬふりして来た高野連でさえ、形式的に「有識者」による「第三者委員会」を設け、「1高校、1学年3人まで認める」などという、罰則の無い「取り決め」があったことさえ書かれず。

基本的に底辺に流れる精神は、勝ち負け以上に、あくまで学校教育の一環であること。

 ところが、この記事まがい。

 ただただ、我が「秀岳館」も含む2校を見る、回りへの猛反発から生じた、歪んだ見方と敵視を書き連ねたシロモノだ。

 そこまでする歪んだ異常さは、いったい全体、どこから生じたものなのだろうか?

 地方新聞は、往往にしてその販売地域から、甲子園に出た高校を応援する記事を期間中、こまめに報道し続ける。

 負けたら負けたで、帰校し、報告会を講堂や体育館で開くまで。

 優勝したらしたで、凱旋するまで、を。

 ソレは、理解できる。

 だが、この西日本新聞の「見出し」たるや、もう、その域をはるかに超えた書き振り。

 

  

 拾って、列挙してみる。

 8月13日 「秀岳館 全国制覇へ好発進 スタンド、タオル投げ、校歌」

 8月13日 「熊本―関西 保護者結束。LINEで情報共有 秀岳館 初戦突破」

 8月14日 「背中に「負けんばい熊本」 秀岳館ナイン 復興Tシャツ着る」

 8月16日 「秀岳館 吹奏楽部 「野球部と日本一に」 大会断念し、甲子園へ」

 8月16日 「常総学院の勢い 警戒 秀岳館」

 8月19日 「秀岳館 堅守好打で健闘 「あと二つ」 歓喜の応援団」

 8月19日 「「全国一」の俊足 甲子園疾走 秀岳館 原田拓実選手」

 8月20日 「全身全霊で立ち向かう」 20日北海と準決勝 秀岳館

 8月21日 「熊本にⅤを」 果たせず涙 秀岳館県外ナイン 恩返し胸に熱闘

 8月21日 「地元八代市でも、大声援 秀岳館の健闘たたえる」

 8月21日 「頑張れ」秀岳館 準決勝敗退。懸命プレーに、応援団も涙

 8月21日 「日本一の夢 来年こそ 甲子園4強の秀岳館ナイン 地元報告会 750人 出迎え」

 

 もう、あきれるばかりだ。

 汗と涙と感動の押し売り。

 わたしの記事も含め、特待生軍団批判の矛先を、すべて大げさな美談に、すり替え。とりわけ、8月21日の見出しは、度を越えている。

 もちろん、選手の親兄弟は、誰一人、熊本連続地震の被害にあっていない。遠~く離れたところに住んでいるのだから。

 ただただ、鍛治舎巧だけは、嬉しい記事の連打に、それこそ涙・・・・しているかもしれない。

 大阪の枚方市近辺から、大勢の子飼いの中学生を、遠い熊本県八代市にまで引っ張ってきて、ほぼ全員レギュラーに据え付けた。

 そのため、地元の子は、ハナっから定位置取れぬまま、卒業せざるを得ない歪んだ現状。

 この、西日本新聞の報道ぶり。

 ここまで読んで戴いたあなたは、どう思いますか? どう、感じますか?

 


<リアル 高校硬式野球部 衝撃”裏実態”ルポ 10・最終回 > 熱烈ファンですら知らない、2016夏の甲子園出場校の、裏に隠れた、知られたくない本当の実態

2016-08-20 16:31:03 | 高校 硬式野球部の真実

 長崎県代表、「長崎商業」

 もう、古豪もいいとこ。だが、この29年間、夏の甲子園に出られなかったというのは意外だ。

 打より守りが、特徴。それと、足腰を鍛えようと、走り込みを部員83人全員、常日頃から欠かさない。それで、スタミナがついたと、部員の声。

 市立の商業高校ということも背景にあるが、特待生おらず、狩り集めず。

 バッテリーは、小学校時代、ソフトボールでもコンビを組んでいた。

 この高校の浸透度たるや、県内でも指折り。中学生を集めての毎年開催の、事実上の入部テストには多くの球児が集う。だからでもないが、県外選手、不要。まさに、県民校。

 監督の西口博之も、ココが母校。投手だったが、甲子園に出られず。

 「壱岐(いき)商業」で、商業科の教師をしながら、監督として7年間。

 19年前から、母校で指揮を取っている。選手としての時代も含め、甲子園は初めて。想いは、叶う。

 

 熊本県代表?「秀岳館

 準決勝。北海に苦戦しております。で、負けました。

 「くやしい」と言う、監督の鍛治舎巧(かじしゃ たくみ)が率いる、プロ金銭狩り集め軍団

 負ければ、無駄ガネになる。勝てば、名が知れ渡り?生徒が全国から入試受けに来てくれて? はたして、元が取れるか? この少子化の流れ止まらぬ、濁流真っ只中で。

 入学時の寄付金に「特待生維持費」を、さりげなく、いつものように盛り込み続けるのか?

 鍛治舎巧、65歳。ここにくるまでの監督歴は、大阪の「オール枚方(ひらかた)ボーイズ」のみ。子どもと、高校生。

 その違いは、これからさらに味わうことだろう。野球は、チームでやるもの。

 日本には「船頭多くして船、山に登る」という、ことわざがあることを忘れずに・・・・・。

 

 大分県代表、「大分」

 ただ、大分。一見、県立。実態は、私立。それも、中高一貫教育校。

 部員、95人。部員全員、大分県内出身。

 私立でも、こ~ゆ~硬式野球部もある! それも、レギュラー候補18人のうち、ココの中学校野球部からの繰り上がり、半分の9人。

 なもんで、チームワークは良い。

 伸び伸びやる野球が、モット―。それで2年振り2回目の甲子園出場。

 監督の松尾篤も、大分県産まれの、ココ母校。その時は、野球部副主将を務めた。

 監督には、2年前から。

 この高校、普通科、商業科のほか、自動車工学科まである。

 松尾は、商業科のセンセ。私立でも、こういう野球部があるのです

 

 宮崎県代表、「日南学園」

 部員、98人。特待生、11人。京都、愛知、大分、大阪、奈良、熊本と、手を拡げて1本釣り

 監督の金川豪一郎も、ココが母校のうえ、センバツ、夏と、主将として甲子園に出た。

 コーチを経て、9年前から監督に。

 通算、2年振り、8回目の甲子園へ。ソフトボール部や、卓球部にも、特別待遇の子がいる。

 

 鹿児島県代表」「樟南」

 ここ、元・鹿児島商工。22年前に改称したが、伝統は残り続け、私立にも関わらず、県内から、入部判定囲い込みテストでは、県内各地からわんさか集う。

 なもんで、特待生、福岡から2人、大阪から1人の、わずか3人だけ。

 今回で通算19回も甲子園へ。監督の、山之口和也(かずなり)自身、ココの3塁手として甲子園へ出て、ベスト8までいった。

  鹿屋(かのや)体育大学という地元の大学を卒業して、そのまま、保健体育の教師として赴任。

 コーチや、部長を務めたあと、6年前に監督に。

 明日の決勝に出た「作新学院」同様、県内の球児に信頼され、体験入学やら、各校、名称は違えど、テストを受け、自分から行きたい!となれば、徐々に、やがてこうなっていく。

 金銭特待まみれの金満私立経営高校。

 考えてみてください。人間教育の一環としても・・・・・・。

 一朝一夕で出来ないことは、知ってはおりますが・・・・・。

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 「明徳義塾」、そして「秀岳館」

 共に、準決勝で敗退した。

 高校野球界にとって、良かったと思う。

 連載10回を終えてみて、そう想う。

 さまざまなタイプの硬式野球部があることが、分かっていただけたでしょうか。

 「作新学院」、そして「北海」

 ド田舎から引っ張られた、元・特待生の、現・「北海」監督

 だが、やがて負けて、その名声も共に徐々に消え、一からチームを建て直す課程で、カネ太鼓鳴らさずとも、ひとり二人と志望者が増えていった。

 いまや、作新学院、県外からの特待生、ゼロに。

 私立ガッコ「経営者」や、監督のみなさん、しばし足を止め、考え直してみてくれませんか?

 高野連が、再び黙認はしているからといってねえ・・・・・・・・

 <おわり>


<リアル 高校硬式野球部 衝撃”裏実態”ルポ 9 > 熱烈ファンですら知らない、2016夏の甲子園出場校の、裏に隠れた、知られたくない本当の実態

2016-08-20 14:04:29 | 高校 硬式野球部の真実

 いよいよ、純潔勝ならぬ、準決勝が行われている。

 純潔とは程遠い、ニセ熊本県民のプロ野球軍団、「秀岳館」も戦う。

 秀岳館のガッコがある所は、八代市。

 小学校高学年生のとき、八代のキャバレーで夜歌っていた、のちの八代亜紀を見て、良いのか? こんな子供が歌っていて!と、ビックリしたと生前私に語っていた村田英雄

 そして、大地震で市民がまだまだ避難所や車中泊で、大変な暮らしをしているにも関わらず、4月27日、平気で「春の園遊会」に出るために東京へいそいそと、着飾って行った副市長・永原辰秋と、そのデブス妻の鬼畜夫妻を想い出す。

 

  

  永原辰秋は、副市長になる前には、「企画振興部長」という、よ~分からん部長についていた。総務省からの「出向」落下傘副市長ではない。

 であるならば、少しは市の惨状を知っていたはず。例え、汚れてもいない揃いのジャンパーを着て、「復旧、復興」を馬鹿の一つ覚えのように唱えていたにしても、だ。

 市民を裏切った行為は、罪だ。上京の費用は、全額市民の税金なのだから。

 このブタ妻は、市民へアタマも下げず、謝罪もせず、ブクブク、ぶよぶよとした体形で、今も生きている。

 それにしても、秀岳館

 硬式野球部・特待生には、ふんだんにおカネを投入しているのに、吹奏楽部の沖縄へコンテストへ向かうための渡航費や宿泊費、1人あたり8万円は、「一般生徒」の自腹にする。

 かたや甲子園行きの応援バス代は一部援助・補助するという、なんとも偏重且つ、歪んだやり方。

 解せないモノを感じるのは、わたしだけであろうか・・・・・。

 

 さてやっと、連載9回目にして、四国へと入ります。

 香川県代表、「尽誠学園」

 夏は9年振り11回目の甲子園出場を誇る、この私立校。

 硬式野球部員88人。うち、出場登録選手、つまりレギュラークラス18人中、13人が他府県からの特待生だ。

 兵庫、大阪、広島、奈良から鐘太鼓叩いて呼んだものの、同じ四国からは、ただの1人もおらず。主将は、大阪からの3年生。

 進む大学もまた、特待生として強豪校から声がかかるのであろう。

 早稲田大学には、その名も「スポーツ推進学部」と言う名の、そのため専用の学部さえあるのだから。

 指揮する監督、松井義輝は、すでにオントシ73歳。

 かつてコーチ、監督として甲子園へ行き、一度身を引くも、2年前、再び監督として推されて復職。今夏、9年振りに部員を率いて、甲子園へ乗り込んだ。

 このような、俗に名監督、名将と呼ばれる老齢監督は多い。

 ドラフトに掛かり、プロ入りした教え子からは、それなりの、心のこもった「御礼」が届けられる

 ちなみに、松井もまた「保健体育」の教師である。

 

 徳島県代表、「鳴門」

 甲子園大会には、第1回から参加している、公立校(県立)の古豪。

 今年で、5年連続11回目。かつては、鳴門にちなんでマスコミから「うずしお打線」などと、もてはやされた。

 近年は、守備重視。

 なんと、公立でありながら、控えに兵庫県から呼んだ2年生が1人いる。経費は後援会が、バックアップしていると聞く。

 この後援会だが、今大会の経費をかき集めようと、「岡田弘子」なる個人で、「特別後援会」なるシロモノを急きょ起ち上げ、一口5000円を口座へ振り込むように募集している。

 対岸を挟んだ兵庫県の甲子園にいくのに、応援バス、1食弁当代含めて2000円徴収していながらだ。

 どうも、クサい。どうも匂う。

 この余剰金が、特待生の資金に回すのではなかろうか?

 キチンと追及しておいた方が良い。

 部員は、少子化の影響で、45人。しかし、男子の生徒数403人だけに、9人に1人が野球部員なのだから、まだまだうずしお打線の威光、健在だ。

 5年連続11回目出場の実績が、そうさせるのか。

 監督は、森脇稔。ココが、母校。10年間、監督をしたあと、他校へと移り、9年前に舞い戻り、再び母校の監督に就任し、現在に至っている。

 彼もまた、社会科の教師だ、3年前の夏には、ベスト8までいった。

 指導は、厳しい。「まだ だめだ」が、部のモットーなのだから。

 中学生球児の囲い込みは、毎年夏、「体験入部」の名前で実施している。だから、県立ながら強い。ソレに習って、サッカー部も、陸上部も実施。

 表向き、県立ながら、私立なみの手法を駆使している。 

 

 愛媛県代表、「松山聖陵」

 開校55年にして、初出場。その熱意たるや、海の向こうの熊本から、ナイジェリア人の父と、日本人の母との間に生まれた、196センチと長身のハーフを呼んできた。

 彼も含め、レギュラークラス18人のうち、8人が遠方からの特待生。

 監督が、沖縄県宮古島出身の、まだ35歳、荷川取秀明。そのラインからの地縁を得て、沖縄県から2名の特待生がいる。

 監督は、沖縄尚学の三塁手時代、センバツで優勝。

 大学卒業してすぐ、ココ「松山聖陵」の監督に。もちろん、保健体育の免状を持って。が、実績作れず。

 いったん退き、6年前に再び監督に。ガッコと本人の念願実って、甲子園へ。しかし、長身ハーフ。走者が出ていない時には、ボールに球威があり、2階から投げおろしてくるカンジなのだが、打たれて塁上をかき回されると、とたんにすべてダウン。

 県大会でも、6試合に登板して、奪三振23は良いのだが、被安打35、与四死球10。トータル、失点9。

 甲子園でも弱点をさらけ出し、興味を持ってチェックしていたプロ野球のスカウトたちも、見限って席をいっせいに立った。

 ダルビッシュとは、大違い。高い買い物をしたものだ。

 

 

 高知県代表、「明徳義塾」。

 もう、レギュラー候補も含め、全員特待生軍団の、この高校。別に、硬式野球部に限ったことではない。 相撲など、あらゆるスポーツを、全国制覇しようと狙い続けている。

 一般生徒の入学時の寄付金は高額。

 今回で、7年連続18回出場。昨年は、初めて、初戦敗退。屈辱だったと聞いた。

 さびしいのは、18人の中に、四国の中学校から呼んだ選手が1人もいないこと。おめがねに、叶わなかったということか。

 監督の馬淵史郎は、61歳。特待生はとらない愛媛県の八幡浜市産まれ。神戸で社会人野球チームを率い、日本選手権で準優勝させ、明徳義塾の監督専業になって、すでに26年。

 甲子園の常連となり、45勝27敗の通算成績。

 指導方針は「野球を通じての、人間作り」

 ええ~っ!? ホントかいな・・・・・・・

 個人的には、この明徳義塾が、準決勝で、作新学院に大敗したこと。

 良かった、そう、想う。

 選手作りは出来ても、人間作りは出来ていない

 そういうことです!

 

 福岡県代表、「九州国際大付属

 北九州市八幡東区にあるのだが、27年前に「八幡大付属」から、現在の校名に変更した。

  監督の楠城(くすき)徹は、66歳。地元、北九州市産まれ。

 太平洋、及び西武ライオンズ(当時)の捕手としたのち、引退。そののち、東尾修の下で、ヘッドコーチ、楽天では編成担当。

 この高校には、2年前に監督に。プロと、高校の野球の違いに戸惑いながらも、すぐさま1年後には、甲子園で、ベスト8まで進んだ。

 前任者に続き、今年で3年連続出場を果たした。

 部員、69人。特待生は8人。うち、九州からは大分から2人、佐賀から1人。主将は、広島から呼び寄せた3年生。

 プロなら全国から集まって当たり前だが、私立とはいえ、高校ではなあ・・・・な~んてとまどいは、しないんだろうなあ・・・・。

 < 9 終わり >