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神奈川県の西部にある「小さな町」で暮らす私777>日々の生活の様子、見たこと、感じたこと、思ったことを綴っていきます。

遠く離れていると・・・

2010-03-18 | インポート
今日の「国際交流ラウンジ」でのボランティアは、午前・午後を通しての一日・・・。
忙しいのもつらいのですが・・・暇も疲れます(笑)。

時々お見かけするイギリス人の女性の方が「パソコンを貸してください」と見えました。

「今日は3月18日ですよね?・・・お母さんの誕生日なんです」と、話しかけてこられました。
「バースディーカードは贈りましたか?」という私に、
「いえ・・出し忘れてしまいました。今からメールします。でもお母さんはパソコンは使えません。だから妹に送って伝えてもらうんです」という彼女。

「きっと、貴女のメッセージを楽しみに待っていらっしゃるんでしょうね。喜ばれますよ」と私。

きっと、お母様は、遠く離れて住む娘のことを、いつも気にかけていらっしゃるに違いありません。
母親って、そんなものですよ・・・。

「お母様は何歳ですか?お元気なんでしょう?」
とお聞きしましたら、
「73歳になります、心臓と血圧の薬を飲んでいます。ちょっと心配です」

それから少しお話をしました。

「もう二年間、帰っていません。」と、ちょっと寂しそう・・。
「今年は帰る予定はないんですか?」と聞くと、
「今年か来年には帰りたいと思っています。でも、それは、もう日本に来ないということなんです・・・」とも。

「日本で生活することは、本当に大変です。言葉が十分にできないと、働くこともできないし、都会はおもしろそうな所も多いけど物価が高いし、もう日本の生活はしたくありません」

こんな残念な言葉を聞いてしまいました・・・。
文化も習慣も違う国で「毎日の生活」をしていくって、本当に大変なんでしょうね!

観光旅行で、美しい景色を見て、おいしいものを食べて、きれいなホテルに泊まって「○○国を見た。いい所です。住みたいわぁ~~」と、簡単に言う人もいますが・・・(苦笑)。
ボランティア先で知るたくさんの外国人と接して、そんな甘いものではないとことを痛感しています。

イギリス人の彼女・・・、
大切な人のバースディーをいっしょに祝って上げられない、遠くに離れていることがつらいんでしょうね・・・。