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神奈川県の西部にある「小さな町」で暮らす私777>日々の生活の様子、見たこと、感じたこと、思ったことを綴っていきます。

コールド・マウンテン

2004-04-26 | インポート
南北戦争下で燃え上がる「愛の叙事詩」というフレーズに魅かれて、見に行ってきました。

人が人を傷つけたり、殺しあったりする戦争・・本当に大嫌いです。
そんな、明日をも知れぬ戦いの中で、人間がたった一つ、希望を持てるとすると、それは「愛する人を守るため」「愛する人が待っていてくれるから」ということなのかもしれません。

この映画はまさにそれ・・・
「愛」のために、ただ、ひたすら生きていたい・・・という愛を信ずる、二人の物語です。
「別れ、再会、そして再び永遠の別れ・・・」

でも、よく考えると「愛」を通して成長していく一人の女性の物語かも・・・

たった一度の「口づけ」で、お互いに「運命」を感じてしまった、ニコール・キッドマン演じる「エイダ」と、ジュード・ロウ演じる「インマン」。

インマンは「故郷・コールド・マウンテン」の美しい風景と、恋人エイダのもとへ、なんとしても帰りたいと「脱走兵」となって、苦しい道のりを歩む。
深窓の令嬢である、エイダの元に、彼女を助けるために現われたルビー(アカデミー助演女優賞のレニー・ゼルウイガー)。
たくましいルビーに教わりながら、人間として、一人の女性として、大きく様変わりする、エイダ。

二人は再会し結婚。喜びもつかの間、たった一夜の結婚生活・・・
悲劇が二人を引き裂きます・・・

月日が流れ、エイダはインマンの子どもと、ルビー一家といっしょに、コールドマウンテンの農場で暮らしているのですが・・・どうみても、このルビーのしたたかさが、憎い(苦笑)

多分エイダは、愛する人の忘れ形見といっしょに、静かに暮らしていければ、他には何ものぞまないのかもしれませんが・・

時折、映像として出る、美しいコールドマウンテンの山々、風景・・・特に雪景色・・・本当にきれいでした!

点数をつけるとすると・・・70点くらいかな?
-30点は・・・
ニコール・キッドマンの美しさにはまいったけど、食べるものもなく、売るものもない困窮生活の時は、もっと汚れてもいいのに・・・とか、人を殺したり、痛めつけるような残虐な場面が多かったり、勝気で容赦のないルビーの態度がいやだったりしたからです(笑)。
あくまでも、私の勝手な感想ですので、お許しを・・・

でも3時間近く、あきさせない映画でした。
見ることをおすすめします。


地球の反対側へ・・・

2004-04-26 | インポート
5月1日にブラジルへ帰国する、若い友人が、お別れに来てくださいました。

私は時々、彼とは会うのですが、主人とは半年ぶりです。
週末でないと、時間がとれない主人に合わせて、仕事をしながらの帰国の準備で忙しい中、日曜日に、時間をさいて我が家へ訪ねてきてくれました。

3人で食事をしながら、いろいろなお話をして、楽しい時間をすごしました。
日本での5年間の、楽しかったこと、つらかったこと、ブラジルにいる家族のこと、これからの仕事のこと・・・いくら時間があっても足りないくらい、次次と話題が・・・

何度も、何度も「harusanと○su○さんと二人で、絶対にブラジルに来てください。約束です!」って言って下さるのですが、主人は「僕は飛行機嫌いだから、harusan一人で行くよ」って勝手に決めてるんです(笑)。
「仕事で乗るのは仕方ないけど、好んで乗りたくはない」という人なんです。(苦笑)

アメリカ経由だと22時間くらい・・でもこのルートは、今は、入国の検査が厳しいらしいので、彼はヨーロッパ経由で帰国するとか・・・34時間くらいと言ってました。
長いことは確かですねぇ~~。(笑)
日本とは、反対側の国ですから・・・。

故郷で待つ、彼の家族は、今頃「首を長くして、指折り数えて」彼の帰りを待っていることでしょう。
彼のこれからの日々に幸多いことを祈って、お別れしました・・・

寂びしけど、いつか、情熱の国・ブラジルを訪れる日を夢見ている私です。