『オールドフランシス』はブレンデッドスコッチウイスキーです。
流通量が少なかったのか、あまり見掛けることが多くなかったボトルです。
昔、たくさんの種類のウイスキーを置いてるお店の棚の隅っこに置かれていたり・・・ちょっとマイナーなウイスキー。
発売元はシャリエ・リチャーズ社。
1700年に設立されたとても古い蒸留所です。
1900年頃にこのオールドフランシスの基礎になるものを同名で販売していましたが、1943年に終売になりました。
以前のボトルはモルト含有率が高い銘柄として有名でした。
このボトルは再発売となったボトルで、当時のブレンドレシピとは異なります。
アルコール度数43%、容量750ml。
『ウイスキー特級』の表示が無いので、1989年以降に発売されたボトルと推測されます。
スクリューキャップです。
ブレンドに使用されている原酒は不明です。
スペイサイドモルト系が使われているような感じはありますが、特定は難しいですね。
マイナーなせいもあって、情報が少ないのが残念。
さて、個人的なインプレッションは・・・。
小麦粉、サラダバーネット、赤土、僅かにココアパウダーの匂い。
口当たりが非常に軽く、甘い。
小松菜、イチジク、後に濃いココア。
甘味が後を引き、後味も強く甘い。
スモーキーさはほとんど感じない。後味の中にアーモンドやクルミのナッティな風味が残る。
とても飲みやすく、スイスイ行けちゃうウイスキー。
出会う機会は少ないかもしれませんが、見掛けたら是非飲んでみてください!!