【岩崎俊夫BLOG】社会統計学論文ARCHIVES

社会統計学分野の旧い論文の要約が日課です。

時々、読書、旅、散策、映画・音楽等の鑑賞、料理とお酒で一息つきます。

横浜 三渓園(横浜市中区本牧三之谷58番1号;tel 045-621-0634)

2013-07-13 23:20:25 | 旅行/温泉

              

  横浜中区にある三溪園。美術館の帰りにここによった。しかし、戸外は35度の高温で多湿。園は大変、広そうだったが、歩き回ることはやめ、藤棚の下の木陰に座って、自然のなかの憩いを楽しんだ。


 三溪園は、国の重要文化財。建造物が横浜市指定有形文化財建造物3棟を含め、17棟ある。
 土地は、原富三郎三渓の養祖父、原善三郎(原三渓)が1868年(明治元年)頃に購入したもの。広大な敷地(175,000平方メートル)の起伏を生かし、調和のとれた建造物の配置になっている。

 原三渓は岐阜県出身の実業家。横浜の原商店の養子となり、生糸貿易で財を成した。芸術家や文学者などの文化人と広く交流し、ここは美術・文学・茶の湯などの近代日本文化を育んだ場所のひとつでもある。
 原三渓は事業のかたわら茶道具などの古美術に関心を持ち、それらをコレクションすることに情熱をもった。

  関東大震災と第二次世界大戦中の大空襲で甚大な被害を受けた。原富太郎の古美術コレクションは戦後の混乱期に散逸、建造物だけがかろうじて残った。2007年、国の名勝に指定され、庭園全体も文化財として認定された。

 このように歴史的価値がある建物があり、見どころいっぱい。それが大自然に抱擁され、そこにいるだけで、安堵する。また、でかけてみたい庭園である。