ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

イメージで吐く息を体の中へ吐く感覚が分らないという方のために

2010-12-20 08:26:47 | 逆腹式呼吸

イメージで吐く息を体の中へ吐く呼吸法が、分らないという方がおりますので、繰り返し説明したいと思います。

 私達はラジオ体操を行うときに、最後に大きく胸いっぱい吸って、ゆっくり吐くという呼吸を思い出します。 大きく吸った息を、基本的にはゆっくり出来るだけ長く吐くだけなのです。

 口は閉じ鼻だけで呼吸を行います。 鼻から出来るだけ長く吐くのですが、鼻から息を出すことを意識しますと、なかなか息を長く吐きにくいところがあります。 そこで鼻から息を出すことを一切忘れ、吐く息をイメージで体の中へ吐くのです。

 大きく吸った時に最後に少し息が、喉の近くに残っていると思いますが、その息が喉を通り、咽頭部を通り、胸を通り、下腹の臍下丹田(具体的にどこにあるか分からないとは思いますが)へと、イメージして息を吐くのです。

 体の中へ入って行く息を追うようにして吐くのがコツです。

 下腹の動きは気にせず、大きく吸ってゆっくり吐く呼吸を、繰り返し行います。 全部吐き切ろうとすると苦しくなりますので、苦しくなるちょっと手前で、軽く止めまた大きく息を吸います。 吸う吐く呼吸を1分間に3回出来るように行います。 慣れてくればもっと少なくなります。 私が試しに3分間でどれぐらい呼吸するかを、計測したところ7回でした。

 吐く息をゆっくり吐きながら、吐く呼吸に意識を集中しながら座禅を行いますと、意外とあっという間に時間が過ぎていきます。 1時間の座禅はあっという間のはずです。 そんな1時間の座禅を楽しんで下さい。

 この呼吸は私達に、微妙な体の変化を感じさせてくれます。


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