ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

胎息は誰もが胎児のときに行っていた気の呼吸です

2013-10-16 08:09:47 | 胎息

 胎息とは、肺呼吸を伴わない気の呼吸のことを云います。 胎息を特別な呼吸法であることを、あちらこちらの文面で見ることができますが、私は特別な呼吸法であるとは思いますが、決して仙人だけが行えるようなものではありません。

 私たちの誰でもが、お母さんのお腹の中にいたときに行っていた、気の呼吸だと思うからです。 

 私たちは、お母さんのお腹の中にいたときには、胎息の気の呼吸を行いながら、臍の緒を通して、お母さんから栄養分をいただいて、生長してきました。 胎外の出来事を、さも自分が経験したかのように話す子供がいるようですが、それは胎内にいながら気を通して感じていたのでしょう。

 更に、受胎した瞬間から、夫婦で胎児に話しかけながら育てると、その子供は成長するにつれ、3年も4年も飛び級するような、能力の持ち主になるという事実から、いかに胎児が様々なことを、気を通して感じる能力があるかを示しています。

 私は残念ながら、そのような事実を、15年ぐらい前から行った座禅(静功)を通して感得したのですが、時すでに遅しでした。

 したがって、私が出来ることは、そのような真実があるということを、一人でもよいから知っていただくことです。

 生来、意識してこなかった呼吸を意識し、口を閉じ鼻だけで呼吸し、深呼吸の要領で大きく吸って、出来るだけ長く吐き、吐く息をイメージで体の中に下腹にあるとされている臍下丹田に向けて吐く、我流の逆腹式呼吸を行うことによって(最低1時間は続ける)、半ば眠っていた臍下丹田が活性化し、心臓のように鼓動を始めれば、胎息は自然とできるようになると思われます。

 胎児のように臍下丹田が活性化さえしていれば、胎息はできるのです。 私たちは、この世に生まれ出た瞬間から、胎息から肺呼吸に変わってきた結果(途中、腹式呼吸を行いますが)、次第に気の呼吸を忘れてきただけなのですから。



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