観賞用のシュンラン(春蘭)は数多あって、愛好家の数も非常に多いようですが、ちょっと見たところは地味な植物ですね。以前在職していた職場にもシュンランの愛好家のグループがあって、私も展示会を見に付き合ったこともあります。そのときは、やっぱり惹かれるものを感じたのは事実です。
胡蝶蘭やカトレアなどと比べて、なんと地味な山草かと思うのですが、日本では観賞植物の王様のような存在ですね。日本人の精神的な特質を表わしているのかな、という気がしないでもありません。「控えめに、しかしあくまで優雅に美しく・・・」この特質は貴重であるような気もします。
現代生活の中では、「自己主張」「自己実現」・・・などと、いかにおのれを押し出すかに大きな価値が認められるようになって、せっせと励んでいるのですが、ちょっと違うことも考えていいのではないかと思います。「自己」とか「自我」はちょっと脇に置いておいて、「他人」を認めたり、称揚したりすることから始めたらどうかな、などと自分には全く似合わないことをふと考えました。カトレアよりシュンランにちょっと魅力を感じています。
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胡蝶蘭やカトレアなどと比べて、なんと地味な山草かと思うのですが、日本では観賞植物の王様のような存在ですね。日本人の精神的な特質を表わしているのかな、という気がしないでもありません。「控えめに、しかしあくまで優雅に美しく・・・」この特質は貴重であるような気もします。
現代生活の中では、「自己主張」「自己実現」・・・などと、いかにおのれを押し出すかに大きな価値が認められるようになって、せっせと励んでいるのですが、ちょっと違うことも考えていいのではないかと思います。「自己」とか「自我」はちょっと脇に置いておいて、「他人」を認めたり、称揚したりすることから始めたらどうかな、などと自分には全く似合わないことをふと考えました。カトレアよりシュンランにちょっと魅力を感じています。
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