僕は「スター・ウォーズ」はあまり好きになれなかったのですが、映画史を飾るシリーであることは間違いない。
シリーズの中から何本か紹介します。
「スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望」は2019/8/24で紹介。
「スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの復讐」 1983年 アメリカ
監督 リチャード・マーカンド
出演 マーク・ハミル
ハリソン・フォード
キャリー・フィッシャー
ビリー・ディー・ウィリアムズ
ピーター・メイヒュー
アレック・ギネス
ストーリー
帝国は先に共和軍に破壊されたデス・スターの2代目を建造。
大きさでは2倍、火力では数倍という新しいデス・スターは、半分以上が完成していた。
冷凍人間にされたハン・ソロは、タトゥーイン星の砂漠に要塞をかまえるジャバ・ザ・ハットのところにいた。
Cー3POとR2ーD2が、ジャバ・ザ・ハットのところを訪れ、ハン・ソロとロボット2体を交換したいというルークの申し出を告げるが、相手にされず奴隷の身になってしまう。
同じ頃、1人の賞金稼ぎが、チューバッカをつれてきて、ジャバ・ザ・ハットに渡す。
その賞金稼ぎは実はレイアで、彼女はハン・ソロを救出するが見つかってしまう。
ルークも現われて、ジャザ・ザ・ハットと直談判するが、捕虜にされる。
彼らは砂漠の穴にすむサルラックの生け賛にされそうになるが、衛兵に化けていたランド・カルリジアンの加勢もあって逃走に成功し、ルークは皆と別れてダゴヴァ星に行き、ヨーダに会う。
900歳になる師ヨーダはレイアがルークの双子の妹であること、ルークが真のジェダイ騎士になるにはダース・ヴェイダーと対決しなければならぬことを告げて、息を引き取った。
またケノビの霊はルークの父はアナキン・スカイウォーカーといったが、フォースの暗黒面に引き込まれてダース・ヴェーダーになったことを明らかにする。
新しいデス・スターは、近くのエンドア星から放射されるエネルギー・シールドによって守られていた。
ハン・ソロ、ルーク、レイアらはエンドア星に潜入し、森の中で帝国軍と戦闘状態に入つた。
寸評
前作で積み残したハン・ソロの救出劇が描かれる。
これまたこのシリーズの特徴であるけったいな怪物が新たに登場する。
ジャバ・ザ・ハットというヒキガエルのお化けのような怪物で、取り巻き連中もグロテスクなものばかりである。
俗物的な主で、キャバレーかナイトクラブまがいのショーなどを楽しんでいる。
楽しんでいるのは製作者側もそうで、思い思いに変なものを作って、その行為を楽しんでいるような気がした。
ルーク、ハン・ソロ、レイア姫にランド・カルリジアンが加わって4人がいよいよ帝国に挑んでいくが、ここまででかなりの時間を費やしてしまっていて、肝心の帝国軍との戦いが希薄になってしまっている。
楽しめるのは、随分とメルヘンチックになっていることと、SFXの進歩が著しいなと感じさせることだ。
エンドア星の森で展開される戦いがこの作品中で一番楽しめる。
この森にいるサルだか熊だかわからないような可愛い動物がいて、これが結構可愛い。
動物なので言葉を話さないが600万語を話すC-3POとは話が通じる。
彼らは極めて原始的な武器しか持っていないが、それを駆使して帝国軍兵士と互角に渡り合う。
先ずはその内の一匹(?)がスピーダーバイクを分捕ったところから始まる。
ここでの追いかけっこは迫力がある。
森の中の木々の間をぬって高速で飛びまくるが、そのスピード感に圧倒され目を廻しそうになる。
弓や槍に始まり、木の間に張ったロープで引っかけたり、岩を上から投げ下ろしたり、あるいは丸太を転がり落としたりと大活躍する。
まるでディズニー映画を見ているようなメルヘン性があった。
最後はダース・ベイダー及び帝国の皇帝との対決となるのだが、父と子の争いにはもっと苦悩する姿があっても良かったと思う。
だいたいこのシリーズはぐっと力が入るような場面を案外とあっさりと描き切ってしまっているような気がする。
どうもそのあたりの描き方が、僕がこのシリーズをあまり好きになれない理由のような気がする。
もちろんこのシリーズに心酔している「スターウォーズ」ファンは大勢いるわけで、彼等と僕は映画に求めているものが違うような気がする(どちらがいいかという問題ではなく)。
ダース・ベイダーは戸惑いを見せるが、皇帝はルークに圧倒的なフォースで迫ってくる。
以前に皇帝がダース・ベイダーに「ルークのフォースは強力なので、二人で協力しないといけない」と言っていたが、見る限りでは皇帝一人で十分ではないかと思ってしまう。
帝国が滅び、銀河系の星々には平和がもたらされ、それぞれの都市は歓喜に沸く。
世界平和を祝っているようでもあるが、やはりエンドア星の歓喜の様子がいい。
祭りは村人の歓喜の表現であり、人々のエネルギーの象徴でもある。
宇宙船の描き方やライト・セーバーという武器、ヨーダに代表されるような生み出されたキャラクター、ダース・ベイダーの黒い衣装と兵士の白い衣装など、生み出した魅力的な仮想世界とテーマ音楽はずっと記憶に残るだろう。
その前には、マーク・ハミル、ハリソン・フォード、キャリー・フィッシャーなどの主演者がかすんでしまっている。
シリーズの中から何本か紹介します。
「スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望」は2019/8/24で紹介。
「スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの復讐」 1983年 アメリカ
監督 リチャード・マーカンド
出演 マーク・ハミル
ハリソン・フォード
キャリー・フィッシャー
ビリー・ディー・ウィリアムズ
ピーター・メイヒュー
アレック・ギネス
ストーリー
帝国は先に共和軍に破壊されたデス・スターの2代目を建造。
大きさでは2倍、火力では数倍という新しいデス・スターは、半分以上が完成していた。
冷凍人間にされたハン・ソロは、タトゥーイン星の砂漠に要塞をかまえるジャバ・ザ・ハットのところにいた。
Cー3POとR2ーD2が、ジャバ・ザ・ハットのところを訪れ、ハン・ソロとロボット2体を交換したいというルークの申し出を告げるが、相手にされず奴隷の身になってしまう。
同じ頃、1人の賞金稼ぎが、チューバッカをつれてきて、ジャバ・ザ・ハットに渡す。
その賞金稼ぎは実はレイアで、彼女はハン・ソロを救出するが見つかってしまう。
ルークも現われて、ジャザ・ザ・ハットと直談判するが、捕虜にされる。
彼らは砂漠の穴にすむサルラックの生け賛にされそうになるが、衛兵に化けていたランド・カルリジアンの加勢もあって逃走に成功し、ルークは皆と別れてダゴヴァ星に行き、ヨーダに会う。
900歳になる師ヨーダはレイアがルークの双子の妹であること、ルークが真のジェダイ騎士になるにはダース・ヴェイダーと対決しなければならぬことを告げて、息を引き取った。
またケノビの霊はルークの父はアナキン・スカイウォーカーといったが、フォースの暗黒面に引き込まれてダース・ヴェーダーになったことを明らかにする。
新しいデス・スターは、近くのエンドア星から放射されるエネルギー・シールドによって守られていた。
ハン・ソロ、ルーク、レイアらはエンドア星に潜入し、森の中で帝国軍と戦闘状態に入つた。
寸評
前作で積み残したハン・ソロの救出劇が描かれる。
これまたこのシリーズの特徴であるけったいな怪物が新たに登場する。
ジャバ・ザ・ハットというヒキガエルのお化けのような怪物で、取り巻き連中もグロテスクなものばかりである。
俗物的な主で、キャバレーかナイトクラブまがいのショーなどを楽しんでいる。
楽しんでいるのは製作者側もそうで、思い思いに変なものを作って、その行為を楽しんでいるような気がした。
ルーク、ハン・ソロ、レイア姫にランド・カルリジアンが加わって4人がいよいよ帝国に挑んでいくが、ここまででかなりの時間を費やしてしまっていて、肝心の帝国軍との戦いが希薄になってしまっている。
楽しめるのは、随分とメルヘンチックになっていることと、SFXの進歩が著しいなと感じさせることだ。
エンドア星の森で展開される戦いがこの作品中で一番楽しめる。
この森にいるサルだか熊だかわからないような可愛い動物がいて、これが結構可愛い。
動物なので言葉を話さないが600万語を話すC-3POとは話が通じる。
彼らは極めて原始的な武器しか持っていないが、それを駆使して帝国軍兵士と互角に渡り合う。
先ずはその内の一匹(?)がスピーダーバイクを分捕ったところから始まる。
ここでの追いかけっこは迫力がある。
森の中の木々の間をぬって高速で飛びまくるが、そのスピード感に圧倒され目を廻しそうになる。
弓や槍に始まり、木の間に張ったロープで引っかけたり、岩を上から投げ下ろしたり、あるいは丸太を転がり落としたりと大活躍する。
まるでディズニー映画を見ているようなメルヘン性があった。
最後はダース・ベイダー及び帝国の皇帝との対決となるのだが、父と子の争いにはもっと苦悩する姿があっても良かったと思う。
だいたいこのシリーズはぐっと力が入るような場面を案外とあっさりと描き切ってしまっているような気がする。
どうもそのあたりの描き方が、僕がこのシリーズをあまり好きになれない理由のような気がする。
もちろんこのシリーズに心酔している「スターウォーズ」ファンは大勢いるわけで、彼等と僕は映画に求めているものが違うような気がする(どちらがいいかという問題ではなく)。
ダース・ベイダーは戸惑いを見せるが、皇帝はルークに圧倒的なフォースで迫ってくる。
以前に皇帝がダース・ベイダーに「ルークのフォースは強力なので、二人で協力しないといけない」と言っていたが、見る限りでは皇帝一人で十分ではないかと思ってしまう。
帝国が滅び、銀河系の星々には平和がもたらされ、それぞれの都市は歓喜に沸く。
世界平和を祝っているようでもあるが、やはりエンドア星の歓喜の様子がいい。
祭りは村人の歓喜の表現であり、人々のエネルギーの象徴でもある。
宇宙船の描き方やライト・セーバーという武器、ヨーダに代表されるような生み出されたキャラクター、ダース・ベイダーの黒い衣装と兵士の白い衣装など、生み出した魅力的な仮想世界とテーマ音楽はずっと記憶に残るだろう。
その前には、マーク・ハミル、ハリソン・フォード、キャリー・フィッシャーなどの主演者がかすんでしまっている。