さて、昨日の続き。
晴れたり曇ったり、雨が降ったり。
安定しないお天気の中、日曜日、我々がどこへ行ったかというと...
我が家からはチャリで10分ほどの、六角橋商店街に出かけたのでした。
ここは昭和の風情の色濃く残る仲見世に、昔ながらのお店から、
若者向けの雑貨店やヘアサロン、おしゃれなカフェまでが入って、
横丁文化と若い力が一緒になって頑張っている、素敵なところです。
「お肉屋さんに行って、豚小間買ってきて!」
「魚屋さんで、お刺身を.....」
小さな頃、親の財布を持たされて、
お使いに行った記憶は遥か遠い。
各地の商店街が、シャッター通りと化してゆく中で、
それでもここは、次から次へと新しいイベントを精力的に打ち出して、
「古い」ことを逆手にとって、頑張っている様子。
この雰囲気はなかなかないため、映画のロケなんかにも
使われているそうですよ。
こちらはトルコギターの演奏。
この日行われたのは、『大道芸まつり』(でいいのかな?)
夕方から夜まで、商店街のあちこちで、さまざまなプロが、
時間差でパフォーマンスを繰り広げるので、
ず~っとウロウロ歩きまわっても飽きません。
商店街の、それぞれの店で声をかけられ.....。
知ってる人が相手だから、子供も親も安心だった。
小鳥が欲しくて小鳥屋さんに。
祖父の使いで酒屋さんに。
賑わう通りにひしめく人と、小さな店は、
いつも活気にあふれてた。
なんと!商店街プロレスなんてのも、すでに何度かやっているようで....
いきなり会場から飛び出してきた、場外乱闘なんて場面も見られたり。
これってレスラーの人のすごいサービスだと思うわ~。
商店街の人が「聞いてないよ~(笑)」って呟いているのが聞こえたけど、
チケットを買ってなくて、シートで囲まれた会場に入れない人にも、
雰囲気を味わわせて盛り上げようって彼らの心意気はすごいと思う。
ま、片づけは大変だったろうけど.....(笑)
ちなみに、屋外プロレス会場は、おりから降りだした、
ざんざん降りの雨に伴って大盛り上がり!
「うおおおおお~!」とか、さまざまな声が漏れてきてました(笑)
ここは目の前に大学があるんだけど、
やっぱり学生の街はパワーがあるねぇ。
「あら、久しぶり」
「ちょっと待ってね」
おばちゃんがしゃもじで掬ってくれる、甘いうずら豆。
ゴロゴロじゃがいもが美味しいサラダ。
消えてしまった商店街には、思い出ばかりが詰まっている。
ホームセンターやスーパーや、コンビニには決してない、
手から手。
顔と顔。
まさに『ふれあい通り』の名にふさわしく。
演者・スタッフ・観客が一体となり、楽しんでいる。
お客だったこの男の子も、飛び入り参加で嬉しそう!
(そして、見ていたパパはもっと嬉しそう・笑)
他にも、この商店街では、月に一度の『ドッキリヤミ市』とか、
キャンドルナイトとか、開港150年にちなんだ『横浜開港150円商店街』とか...
本当に様々なイベントを行っていらっしゃいます。
私的にはもうね、Y150博よりこっちのほうがずっといいです。
ちっとは考えろよ、横浜市!
再開発とはなんだろうか。
形を変えればすべては変わる?
新しいことは気持ちいいけど、
懐かしさもまた気持ちいい。
ぼこぼこニョキニョキ立つ『うわもの』は。
振り返る隙をなくすため?
回帰の気持ちをごまかすため?
こういう頑張りが、もっともっと、市民に広く知られるといいな。
「再開発から取り残された」のではなく。
「選ばれるべくして選ばれ残った」と、胸を張って欲しい。
もちろん食うものも食いましたよ(笑)
この、オードブル盛り合わせはこれで300円!
他にもお肉屋さんの焼き鳥、激安焼きそば、とんかつ屋さんのかつサンド、
肉まんに磯辺焼き、トッポッキと色々見ました。
白髪が上品なお母さんがいる小さなおでん屋さんや、コーヒー専門店も。
失くしたツケを払うのは、いつも次の世代だが。
頑張る人を、みんなは見ている。
ところでこの日、演者さんの中に、
ゴンザが古い知り合いを発見して
(この方ではありませんが)
ものすごい盛り上がり方をしておりました。
本当に、どこへ行っても知り合いがいるね、キミは。
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