「旅行は好きですか?」と聞かれれば、「好きです」
でも、「趣味は旅行です!」とは言えない。
趣味はなんですか?
と聞かれて、
即、答えることが出来る人はどれだけいるだろう?
釣りです、とか、
自転車です、とか、
テニスです、とか...
たとえばどこまでやれば、
それは趣味と言えるのだろう。
人に披露出来るくらい、か、
道具を一揃え持っている、とか、
段位や資格をとる、とか?
特技や資格を持たない私は、
同様に、「趣味は?」と聞かれて
即答できる何かを持たないが、
果たして、では、
それは趣味を持たない、と同義であるのか、と...。
「音楽は好き?」と聞かれれば好きだが、
「誰の?」とか、「どんなジャンル?」
と尋ねられれば答えられない。
美しい音楽ならすべて好きだし、
踊るのだって大好きだが、
「◯◯が好き」と、
ジャンルやアーティストや楽器を挙げれば、
『詳しい知識がないから』と、
「それで好きとか言ってるワケ?」
みたいなことを言う人が必ず出てくるので、
答えたくない。
感じたままに、好きなように、
やりたいことをし、音楽を聴き、
身体を揺らし、花を愛でたら、
それは趣味とはいえないのか。
同じく特技も。
「いくらでもボーっとしていられます」とか、
「遊び方を見つけるのが得意です!」では、
他人にわかる基準がないから?
コロナ禍で、時間が出来て、
改めて、その使い方を考えた人も多いだろうが。
私が『無能の人』であることに、
変わりはなくとも、
世の中は少し、
視点を変えた人たちにより、
歩む方角をも、変えるのかもしれない。
「絵は好きか?」と聞かれれば、「好きですし、美術館にも行きます」
でも「美術鑑賞が趣味です」とは言えない。
このたび、三点の美術作品を買いました。
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