ゴンザは仕事へ行くとき。
おにぎりを二個、携えてゆくが.....
これは、忙しい彼が、
キッチンでもぱぱっと、片手で食べられるようにと、
いつの頃からか習慣となったことである。
当初はお弁当を持たせていたものが、
「それではきちっと開く場所と、時間をとってしまうから」と、
今の形に変化したものだが、
その、おにぎりを持って行く習慣の中でも、
様々に変化していってるのが、
その中身である。
そういえば、かつてはこんな風に、色々詰めてたねぇ。
はじめは市販の梅やおかか、塩昆布、佃煮、鮭などだったものが、
ときには、おにぎり専用の混ぜるふりかけまで。
とにもかくにも、そこにはいつも、
何らかの添加物なり、
着色料、酸味料なりの存在があって、
それが非常に気になっていた。
で、そのうち畑を始めて、様々にとれる作物があって。
それをどうにか長く保存できないかと......
または、有効に活用できないかと、色々するうちに、
なにやらおにぎりの具にも利用できそうなものが、
いつの間にか出来上がっていて。
近頃の私は、非常に幸福なのだ。
添加物もなしの、原料がこれ以上ないほどはっきりしている、
安全で美味しいおにぎりをゴンザに持たせることが出来て。
(いや、これも、買ってきた醤油などの原料に偽装や
農薬問題がなければ、の話だが)
今はシンプル。
その代わり、朝食(我が家の『朝』は午後ですが)はしっかり食べさせます。
今日のおにぎりは左がシソの実醤油漬け(梅入り)、右は大葉味噌。
脇にカブのぬか漬けを添えて。
ラップに包んでふきんでさらにくるみ「はい、いってらっしゃい!」
ショウガの味噌漬けに、シソの実の醤油漬け、佃煮。
大葉味噌に、ときおり脇に添えるぬか漬け......。
「ああ、幸せだなぁ」
とことん小市民でフツーの主婦な私は思う。
え~、こちらは三年前の写真。
この方も、鼻の下にお弁当をつけてます(笑)
このときのお気に入り、ササミの薄削りがくっついちゃったのね♪
......あとは、日々、
おにぎりを包んだふきんを、
ゴンザがカバンに溜め込まずに出してくれれば、完璧なんだけど(笑)
(え~、ゴンザに告ぐ。
キミのカバンの中に数枚のふきんが眠っているのはわかっているんだ。
すみやかに出しなさい!
それと、その溜め込んだふきんを洗濯カゴに持っていくとき、
後手に隠してコソコソするのはやめなさい。ばれてるぞ!)
昔のおにぎりって、塩だけとか、お味噌だけとか、そんな感じも多かったですね。
私も子供の頃、母がよく握ってくれた味噌おにぎりが大好きでした。
いなひこ様のおばあちゃんが握ってくれたおにぎりも、愛情たっぷりで、きっとすごく美味しかったんでしょうね。
同じお米、同じ中身やお塩を使っても、握る人の腕によって味が大きく違うのがおにぎりなんだそうですが、そこに愛情が加わったらもうこれ以上ない美味しさですよね、きっと。
あと、お米に関しては先日どこかのTVがやってたんですが、我々消費者は現在、政府によって古い米を強制的に買わされているので、昔ほど美味しくないんだそうです。
で、それに疑問を感じた農家の方がいわゆるどこも通さない『闇米』を売ったら、それが大好評で飛ぶように売れてるとかで...
私たちもそんなお米が手に入るようになったらいいですよね。
>おにぎりがキレイに握れる人は、いいお嫁さんになれるんだよ
私のおにぎりは無骨で、少々固く握りすぎてしまうのですが...
いなひこ様にキレイに握ってると言っていただけて、とてもうれしいです。
ありがとうございます♪
...あ、そうそう!
この記事を読んだゴンザ。
さすがにまずいと思ったのか、翌日見たら、洗濯カゴに数枚のおにぎり用ふきんがそっと出されてました(笑)
ときどき、シンプルなものがやけに美味しそうに見えるときってありますよねぇ。
深夜なんかは特にそうかもしれません(笑)
で、食品の材料のお話、なんですが...
これはもう、裏の表示を見れば見るほど、「よし、大丈夫!」と買えるものが少なくなっていくというか(笑)
理解出来ないものがほとんどと言っても過言ではない状態までなってますよね。
増粘多糖類とか、PH調整剤とか、見るたび「何?」「なぜ!?」と、ツッコミたくなる材料たち。
きっと、大量に安価に製造するために、とか、見た目がいいよう、または保存が効くようにと使うものなんでしょうけど...
今の時代。
消費者は少々高くても安全なものを求めていると思うんですよねぇ。
しかしね。
舌が毒されているかも、に関しては私はもう完全に毒されてます(笑)
実際ね。
梅干なんかは、昔ながらのものはしょっぱすぎて食べられなかったりとか...
それはもう保存のこととか考えたら当然それぐらいしなきゃってのはわかるんですが、「ああ、もう舌が甘味料に馴染んじゃってるなぁ」って。
やっぱり突き詰めるとすべて手作り、が理想なんでしょうけど、まだまだ私なんて半端も半端。
実験台にされているゴンザがちょっとかわいそうだったりして(笑)
そうなんですよねぇ。
塩鮭一切れとっても、ほぼ酸化防止剤入りだったりしますもんね。
おまけに偽装の山だらけ。
消費者が求めているのは、生産側が思っているよりもっともっとシンプルなものだと思うんですけどねぇ。
そうそう、おばあちゃんがね、「おにぎりがキレイに握れる人は、いいお嫁さんになれるんだよ」って言ってましたよ。 erimaさん キレイに握ってますね。
うちも息子がお弁当箱出さなくて、何回も何回も怒ったナァ~、いま思い出すと、そんな事も懐かしい。
本当に美味しそうです。
食べ物を買うときは、理解できる材料で作られているかどうか(もちろん表示の偽装もあり得るわけですが)が気になります。
erimaさんが書いていらっしゃる梅に塩昆布に佃煮だって、ほかには焼き菓子にパンなどなど、自分で作るとしたらごくシンプルな数少ない材料しか表示されないはずなのに、なんでこんな訳のわからん材料が入るのだ?と思ってしまうんですよね。
私はシンプルな素材でシンプルに作られたものの美味しさを分かる舌になりたいのですが、もう、毒されてしまってるのかも・・・と不安になります。
しかーし、ゴンザさん、幸せ者だ。
でも実際このシンプルさを求めるのは大変な世の中になってしまいましたね。