猫猿日記    + ちゃあこの隣人 +

美味しいもの、きれいなもの、面白いものが大好きなバカ夫婦と、
猿みたいな猫・ちゃあこの日常を綴った日記です

なに食べてるの?

2006年11月20日 00時35分13秒 | お出かけ
中華街で食事をしていると.....。

人影がないのに、突然開く店の自動ドア。

怪訝に思って、目をこらすと、再び閉じてしまったドアの足元に、
ひょこりとのぞく、一人のお方。


   
           「あ、あの...こんにちわ~♪」    
        

「ニャに食べてるの?」

冷たい雨を軒下で避けながら、少し耳を倒して警戒しつつ、我々の箸の動きに大注目。


           
                      ちょっぴり贅沢、あわびの醤油煮


「おなか減ってるのかね?」

私たちは、ゴンザの提案により、食べていたもち米シューマイ
(ちまきの中身みたいのをシュウマイにしたもの。貝柱、干しエビのうま味がいっぱい!)
を半分紙に包み、こっそりとポケットへ忍ばせる。



           うま味ぎっちりもち米シューマイ
      (本当は4個入りだが、1個は撮影前にゴンザのおなかへ)

              
                 5本も乗ってる春巻き=1050円、は、中華街では破格の安さ!

     
                絶品あさりそば

でも、この猫。
実は常連さんのようで、店員のお姉さん(おばさん)にその後缶詰をもらったらしい。
会計を済ませて外に出てみれば、ガツガツと豆腐の空き容器に入れられたお食事と格闘中。

しかし、その軽さゆえ、どんどん動いて隅に追いやられる豆腐の容器。
負けじと、この方も移動しつつお食事を続行なさっていて.....(笑)

私とゴンザは、少しずつずれてゆく容器のすみに、
先ほど忍ばせておいたもち米シューマイをトッピングして、このお方に別れを告げる。

どう見ても、食べ物には困っていないと思われる、肉付きのいい背中を眺めながら.....(笑)

「外は寒いけど、たくましく頑張れよ!」
と。

ちなみにこのお方。
このお店では通称『ぴーちゃん』と呼ばれているらしいが。

実はきっと、あちこちの店で、たくさんの名前を使い分けてるんだろうなぁ(笑)


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14 コメント

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こういう方 (虫主婦)
2006-11-20 07:52:44
中華街はじめ横浜には結構いらっしゃいますよね~
ワタシのようなハマ以外の人間には、なぜかあんまり愛想がよくない(けどなでるのは無愛想に許してくれる)。
やはりお店の方とそうでない人の見分けをしているようです。
お店の方には「あなただけよ♪」みたいな愛想たっぷりの、きゃわういにゃんこになるのさ。

ところで、前の記事の菜&奎ママさんの「牛臭いところ=伊勢原」に座布団3枚!!

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共存ですね (K子)
2006-11-20 10:25:45
なんかホットさせてくれる出来事ですね。
江ノ島にも猫がいっぱ~いです。友達と食事をしていたら、強ーい視線が、友達の『あじのたたき定食』に注がれていました。
それにしても、どれもこれも 美味しそうだ。
中華街って、お店がたくさんで、いつも迷ってしまいます。一度なんて、えーいあのおじさんについて行っちゃえ。注文をとりに来人にも「あのおじさんと同じもの」 結構 美味しかったです。
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今のうちに (GONCYA)
2006-11-20 14:18:31
せいぜい食っておけよ、相棒。
今度の旅は、厳しくなりそうだ(爆)。
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うらやましい限り (ハナクロ)
2006-11-20 15:56:39
この猫ちゃん毎日中華三昧なんでしょうね。しかもただで。バイキング状態でしょうか???

日本では浮浪者も成人病になるといわれるほど飽食の時代ですが、きっと猫ちゃんたちもそうだろうね。

しかし、あさりそばおいしそ~。
この週末ダーリンが私との賭けに負けたので夜は中華の出前を取りましたが、日本とは程遠い味。あ~中華なつかしぃ~。最近食べることばかりが頭の中を回っています。ダイエットしているわけじゃないんだけれどどうしてだろう。あ、そうかここに来るから美味しいもの見すぎちゃっているからだ。でも、今度日本に帰って食べるリストづくりのためにここで情報を収集するぞ~。
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Unknown (Unknown)
2006-11-20 17:23:19
ピーちゃんがちょこんと覗いている姿も可愛いですが、私の目は「アワビの醤油煮」に釘付けに
香港でよく行くレストランのお料理とよく似たビジュアルで、その味を思い出し口の中にヨダレが
溜まってます(←今まさに
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いいなぁ猫 (菜&奎ママ)
2006-11-20 22:36:18
私も中華街に住み着こうかな?「にぁあ」って言えば、みんなシュウマイくれますかね?時折、北京ダックとかもくれたりして???

それより、私はerimaさんの家に住みつきたいけど…
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まさに! (erima)
2006-11-21 00:37:09
虫主婦様

まさにこの方もそうでした。
いつもご飯をくれているらしいお姉さんがドアの近くを通るたびに、あからさまに目を輝かせて、仔猫みたいな顔になる(笑)
で、通りがかる人たちには無愛想にしながらも、背中を向けて、撫でやすいポーズになってました。

虫主婦様、すごい~!
『人と共存する猫』っていう論文が書けそう♪
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みんなが優しい♪ (erima)
2006-11-21 00:51:17
K子様

飲食街では、ときに猫を邪険に扱う経営者、客がいますが(不衛生だとか言って。でもそれならどこの厨房にもいるゴキブリのほうがよっぽど不衛生なのになぁ)、私が見ている限り、通りがかる人も、店の客も、誰もがこの猫を構いすぎず、しかし笑顔で見守っていたのがとても印象に残りました。
猫も、自分を正等に扱ってくれる場所をよく知ってるんですね。
江ノ島の猫もきっと、観光客と、そのお客を相手にするお店などから大切に扱われているのでしょう。
(アジのタタキは食べられたのかな)
ゴンザのお店近辺にもたくさんの猫がいるんですよ。

しかし、こうしてご飯を与えることで、警戒心がなくなった猫が、油断して車に轢かれる事故もあったりして...以前、ゴンザの店に来る猫がそういう目に遭ったときは、ゴンザは「俺が殺したんだ」(人間に対しての警戒心を忘れさせてしまったから)と、大変に自分を責めていました。
共存って本当に難しいですけど、誰もがもっと道ゆく小さな命に配慮するようになれば、それも自然に可能になるかもしれないですね。

K子様がついていかれたおじさん。地元の方だったのかしら?当たりでよかったですね♪
中華街は、小さくて汚いお店がすごーく美味しかったりする、奥の深い場所です(笑)
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防寒対策 (erima)
2006-11-21 00:55:33
GONCYA様

裸で行く以上、皮下脂肪をさらにつけて防寒する必要があるからな。
これで行き先が熱帯だったら、キツイものがあるが(笑)

あ。それから俺は空港では捕まらん。
単身イカダででも渡航するぞ(爆)
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たぶん(笑) (erima)
2006-11-21 01:13:04
ハナクロ様

この猫がこの日、このお店でもらっていたのは、ただの猫缶でしたが、他にもお店はい~っぱいありますから、きっとバイキング状態でしょうね~。
上海料理→四川料理→広東料理と食べ歩くとか(笑)
これだけ骨組みからがっちりしてるのは、代々栄養がいい家系に生まれた猫である証拠なんでしょうね。
そういえば、かつて中華街のはずれにあるバーで働いていたゴンザによれば「マジで中華街のねずみは猫ぐらいの大きさがある」だそうですが...。いつか成人病のねずみが出てくるかもしれませんねぇ(笑)

ここのあさりそば(『吉兆』というお店)はね、もう本当に絶品です。このあわびもね、た~っぷり入っててお得感がありましたよ♪
でも、日本の中華街は、きっと日本人に少し味付けを合わせているんでしょうね。
スペインではどうなのかなぁ?早く美味しい中華を食べさせてくれるお店が近くに出来るといいですね!

ところでハナクロ様...。「週末ダーリンと賭け」とは、まさかあの、ノンアルコールビールの...!?(笑)
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