ささやんの天邪鬼 座右の迷言

世にはばかる名言をまな板にのせて、迷言を吐くエッセイ風のブログです。

泥舟自民党の今後は

2024-05-22 10:47:31 | 日記
哀れな自民党のその後について、きょうの朝日新聞は次のように伝えている。

自民党の裏金事件を受けた政治資金規正法改正をめぐり、自民が水面下で進めていた日本維新の会との交渉が頓挫した。岸田文雄首相が訴える今国会中の成立のためには、いったんは決裂した公明党との交渉に回帰し、譲歩するしかないとの見方も浮上している。」
(朝日新聞5月22日)

公明党に見限られた哀れな自民党は、案の定、「スペア」の日本維新の会にすり寄ったようだが、これも案の定というべきか、日本維新の会にも袖にされたというお粗末である。
それはそうだろう。維新(日本維新の会)からすれば、いくらよだれが出るほど欲しい政権の座でも、自民の改革案に同調したのでは、国民から見放され、元も子もない。「我々と手を組みたいのなら、まずはまともな改革案を作ってから出直してこい!」という話だろう。

ネックになるのは、企業・団体によるパー券購入の問題である。維新は「企業・団体献金を禁止、政治資金パーティーの企業・団体による券購入を禁止にした上で、現在20万円超の購入者の公開基準額を5万円超にするよう主張」するが、パー券収入は自民にとっては欠かせない「重要な収入源」である。これを放棄するように迫る維新の主張を、自民はなんとしても飲むわけにはいかない。

かといって、維新にも、公明にも見放されたままでは、自民は政権を維持することができない。「ならば仕方がない、恥を忍んで元カノの公明とよりを戻すしかないか」となるのだろう。

だが、現状の改革案のままでは、これを飲むことができないのは公明も維新と同じこと。

かくしてどう足掻いても、泥舟自民は万事休す、沈没の宿命を免れない。

さてさて、哀れな自民党は今後、どうなりますことやら。
身を捨ててこそ、浮かぶ瀬もあれ自民党、となるのかどうか・・・。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 北の国から | トップ | 「壊し屋」の正論 その真意... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事