自民党は総裁選が迫っている。はじめ私は、こんなオワコン政党なんてどうでもいいと思っていた。だが、テレビのワイドショーなどでこの政党の総裁選に関連した話題が取り上げられるのを見るうち、徐々に興味が湧いてきた。
野次馬的な興味、といったらいいだろうか。興味が湧いたのは、テレビを見るうち、このポンコツ政党が謎に満ちているように見えてきたからである。
謎のその1は、(前にも書いたことだが)「『小林鷹之』なる自民党議員が、党の若手議員から多数の支持を集め、9月の総裁選への出馬を求められている」ことである。
この謎については、一応、私なりの答えに辿りついた。この答えを、私はきのうの本ブログで次のように表現したのである。
「この人はアレだというじゃないですか、安倍派の若手が、こぞって推しているというじゃないですか。安倍派といえば、裏金問題ですからね。安倍派の若手はこの人を使って、裏金問題をウヤムヤにしようと企んでいるのじゃないですか」。
さて、もう一つの謎は、あの石破元幹事長が総裁選で苦戦を強いられていることである。この人は国民的な人気が高く、「ポスト岸田」のナンバー1と目されている。にもかかわらず自民党内では不人気で、20人の推薦人集めにも四苦八苦しているほどだという。
このことの何が謎なのか、と言う人もいることだろう。国民的な人気と、党内の人気が合致しないことはよくある話ではないか、と。
だが、事は自民党の総裁選びに関わっている。自民党の議員たちが次期総裁に求めるのは、次の総選挙を勝利に導くことができる「自民党の顔」になり得る人物だろう。そういう人物こそ、国民的な人気の高い石破茂氏ではないのか。
自民党の議員たちがこの人を次期総裁に担ぎたがらない理由を考えてみた。
「お神輿は軽いほどよい」という言葉がある。自民党の議員たちからすれば、石破氏はお神輿としては重すぎるのだ。
石破氏をお神輿として担ぎ、これが功を奏して自民党が次の総選挙でそこそこの勝利を得たとしても、自民党総裁(=日本国首相)になった石破氏が、自分たちの意のままにならず、自分たちを逆に蔑(ないがし)ろにしたのでは、この人を総裁にした意味がなくなる。自民党の議員たちは、このお神輿がやがて自分たちに煮え湯を飲ませるだろうと薄々感づいているのだ。
かといって、石破氏をお神輿として担がなければ、どうなるか。自民党は次の総選挙で大敗し、彼らは議員でいられなくなる可能性が高い。そうなれば元も子もなくなる。近視眼の彼らは、だがそこまでは見ない/見ようとしないのである。
彼らは今、「選挙の顔」になることができ、なおかつ自分たちの意のままになる「軽いお神輿」を探して狂奔している。しょせんは無駄な努力だと思うのだが。
♫ 捜し物は何ですか
見つけにくいものですか
かばんの中も机の中も
探したけれど見つからないのに
まだまだ探す気ですか ♫
野次馬的な興味、といったらいいだろうか。興味が湧いたのは、テレビを見るうち、このポンコツ政党が謎に満ちているように見えてきたからである。
謎のその1は、(前にも書いたことだが)「『小林鷹之』なる自民党議員が、党の若手議員から多数の支持を集め、9月の総裁選への出馬を求められている」ことである。
この謎については、一応、私なりの答えに辿りついた。この答えを、私はきのうの本ブログで次のように表現したのである。
「この人はアレだというじゃないですか、安倍派の若手が、こぞって推しているというじゃないですか。安倍派といえば、裏金問題ですからね。安倍派の若手はこの人を使って、裏金問題をウヤムヤにしようと企んでいるのじゃないですか」。
さて、もう一つの謎は、あの石破元幹事長が総裁選で苦戦を強いられていることである。この人は国民的な人気が高く、「ポスト岸田」のナンバー1と目されている。にもかかわらず自民党内では不人気で、20人の推薦人集めにも四苦八苦しているほどだという。
このことの何が謎なのか、と言う人もいることだろう。国民的な人気と、党内の人気が合致しないことはよくある話ではないか、と。
だが、事は自民党の総裁選びに関わっている。自民党の議員たちが次期総裁に求めるのは、次の総選挙を勝利に導くことができる「自民党の顔」になり得る人物だろう。そういう人物こそ、国民的な人気の高い石破茂氏ではないのか。
自民党の議員たちがこの人を次期総裁に担ぎたがらない理由を考えてみた。
「お神輿は軽いほどよい」という言葉がある。自民党の議員たちからすれば、石破氏はお神輿としては重すぎるのだ。
石破氏をお神輿として担ぎ、これが功を奏して自民党が次の総選挙でそこそこの勝利を得たとしても、自民党総裁(=日本国首相)になった石破氏が、自分たちの意のままにならず、自分たちを逆に蔑(ないがし)ろにしたのでは、この人を総裁にした意味がなくなる。自民党の議員たちは、このお神輿がやがて自分たちに煮え湯を飲ませるだろうと薄々感づいているのだ。
かといって、石破氏をお神輿として担がなければ、どうなるか。自民党は次の総選挙で大敗し、彼らは議員でいられなくなる可能性が高い。そうなれば元も子もなくなる。近視眼の彼らは、だがそこまでは見ない/見ようとしないのである。
彼らは今、「選挙の顔」になることができ、なおかつ自分たちの意のままになる「軽いお神輿」を探して狂奔している。しょせんは無駄な努力だと思うのだが。
♫ 捜し物は何ですか
見つけにくいものですか
かばんの中も机の中も
探したけれど見つからないのに
まだまだ探す気ですか ♫