ささやんの週刊X曜日

世にはばかる名言をまな板にのせて、迷言を吐くエッセイ風のブログです。

夏の夜のズーム懇談

2024-08-17 10:13:43 | 日記
以下は備忘録の意味で書く。最近はボケたせいか、物忘れがひどいので、これは私にとってはとても意味のあることだが、「おまえの生活がどうこうなんて、興味がないよ」という方は、どうぞスルーしていただきたい。


昨夜は珍しく、東京に住む長男一家と「ズーム懇談」をした。お盆の期間中、長男一家は我が家に帰省しなかった。猛暑の中、生後3ヶ月足らずの赤ちゃんを連れての移動は難しい、ということだった。昨夜のズーム懇談は、お盆の帰省の代わりにと、長男が企てたのである。


こちらは妻と私の老夫婦。私はズームなどという画面越しの現代的会話には慣れておらず、おまけに最近は他人(ひと)との会話がますます億劫になっている。何を話したらよいか、戸惑いがちに「ズーム懇談」に加わった。


映し出された画面の中央には、まだ首が座らない女の子を抱いた嫁の姿。その横には、長男と「エマちゃん」(3歳ぐらいのゴールデンレトリバー)。私の視線はおのずと赤ちゃん(「りまちゃん」)に向かいがちになる。妻は長男の嫁と子育てをめぐっていろいろ話していたが、私は特に話すべき話題もない。「やっぱり赤ちゃんは、いくら見ても見飽きないねえ」などと言っただけだ。長男は「涼しくなったら、りまちゃんを連れて行くよ」と言ったが、「まあ、無理をしなくてもいいよ」と私。


時間にして40分くらいだったろうか。たわいない「ズーム懇談」だった。こんなたわいない緩い時間は、ブログにでも書いておかなければ、すぐに忘却の闇に沈んでしまうだろう。
何年か後に読み返したとき、「ああ、そんあこともあったっけなあ」と、帰らない過去を懐かしむ縁(よすが)になるのかどうか。
今は、台風一過のカンカン照りを窓の向こうに見ながら書いている。冷房が効いた涼しい室内。熱中症警戒アラートが出ているので、背に腹はかえられず、死なないためにエアコンをつけている。カンカン照りの窓の外と、冷房の効いた涼しい室内との取り合わせで、なんとも奇妙な残暑の季節感である。

コメント
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