「ゆるちょ・インサウスティ!」の「海の上の入道雲」

楽しいおしゃべりと、真実の追求をテーマに、楽しく歩いていきます。

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「道鏡は座ると膝が三つ出来!」は本当か?「孝謙天皇さん」!

2014年07月30日 | 夜の日本学


一人の髪の毛の長い背の高い細身の女性が机に座り、ノートパソコンを叩いています。

彼女の名はレイカ(31)・・・とある雑誌の取材記者です。

「えー、それでは、タケルさん、夜の日本学「先人考察編」・・・お願いします。今日は誰について語ってくれるんですか?」

と、レイカはノートパソコンを叩きながら、赤縁のメガネを手で直し、こちらを見つめます。

「うん。そうだな・・・ま、夏と言うこともあるし、日本最強の大魔縁「崇徳院」をとりあげてみようか」

と、タケルは話し始めます・・・。


さて、今日の「夜の日本学」はじまり、はじまりー・・・・。


「ま、この崇徳院さんの有名な言葉に「其の力を以って、日本国の大魔縁となり、皇を取って民となし、民を皇となさん」と言葉にしているんだよね」

と、タケルは言葉にする。

「崇徳院さんが日本一の大魔縁と呼ばれるのは・・・この言葉があるからなんですね」

と、レイカは言葉にする。

「そうだね。まあ、これは彼が保元の乱に負け、その責任を取って配流された讃岐の地で、五部の「大乗経典」をその自らの血で書写したモノを」

「京のどこかの寺にでも納めて欲しいと願ったのを信西や後白河天皇が「呪詛では?」と疑って、その望みを拒絶したことが直接の原因となって」

「崇徳院は、上記の言葉を吐いた・・・という事になっているんだ。ま、どこまで本当かどうかわからないけどね・・・」

と、タケル。

「通説では、そうなっていますね」

と、レイカ。

「まあ、この件については、彼の環境が悪かった、かわいそう・・・と言った話に落ち着くのが定例なんだけど・・・僕的にはこのエピを日本文化的な」

「見方で、読み解いていきたいと思う・・・ま、僕らはその日本文化を利用して、どう生きていけばいいか・・・そのあたりの答えが出ればいいんだ、僕的には・・・」

と、タケル。

「なるほど・・・現代のわたしたちの生きる糧になればいい・・・そういう意見ですね」

と、レイカ。

「そういうこと」

と、タケルは言葉にした。


「僕はこの崇徳院のエピを見ると・・・日本とはいかに後見人の存在が重要か・・・そういう日本文化を感じるんだね」

と、タケルは言葉にする。

「後見人?・・・崇徳院の場合、父、鳥羽天皇が、それに当たりますか?でも、鳥羽天皇は、崇徳院がその父、白河法皇と鳥羽天皇の妻、待賢門院藤原璋子」

「との子と信じて・・・崇徳院を「おじご」と呼んで忌避した・・・事が崇徳院のすべての災難の大元のエピソードになりませんか?」

と、レイカ。

「うん、確かにそうなんだけど・・・崇徳院が保元の乱に突っ走るきっかけになったのは、鳥羽法皇が亡くなった事なんだ」

「つまり、鳥羽法皇が生きている間は、その面子を潰すわけにいかないから、崇徳院を排除したい勢力は動けなかったと考えられるんだね」

と、タケル。

「なるほど・・・鳥羽法皇は、崇徳院自身について忌避はするけれど、同じ血筋を引く人間としては、保護していた・・・そういうことですか?」

と、レイカ。

「うん。だって・・・よく考えてごらんよ、崇徳院自身は何も悪くないんだ・・・確かに彼はその父、鳥羽天皇の譲位により、天皇になったものの」

「鳥羽上皇は自分の確実な血筋である近衛天皇を天皇にするために、崇徳天皇に譲位を迫り、譲位させている・・・でも、これは親として、ごく当然の処置だろう」

と、タケル。

「近衛天皇は若くして亡くなるけど・・・この時、崇徳院はその子、重仁親王の即位を熱望するも、崇徳院の弟・・・鳥羽上皇の差配によって、後白河天皇の即位」

「・・・と表向きはそうだけど、実際は、この近衛天皇の死こそ、崇徳院に近い、悪左府藤原頼長の呪詛によるものと公家達は見ていたんだ」

「だから、崇徳院の子、重仁親王の即位が成立するはずはなかったんだ・・・結局、崇徳院もその子の即位を熱望し、自分がその父として、権力を握る日を夢見ていた」

「・・・だから、やってることは、皆同じで・・・鳥羽上皇も、崇徳院も五十歩百歩なんだよね、よく背景を見てみると・・・」

と、タケル。

「一番悪いのは、息子の嫁に、自分の妾をくっつけて・・・くっつけるだけじゃなく、その関係を、息子夫婦が成立した後も続けた、白河法皇と言うことですか?」

と、レイカ。

「ま、そういうことになるけど、あの時代、特に白河法皇は、権力絶大だったし、社会的通念として、姦通罪的な意識も無い時代だったから」

「・・・ま、性におおらかな時代だったと考えた方がいいかもしれないね・・・」

と、タケル。

「だから、一方的に崇徳院が可哀想と言う見方は成り立たないと僕は思う。むしろ、彼は政治的敗者に過ぎないんだ」

「彼は後見人である鳥羽上皇と上手く行きかけてた時代はあったんだ。崇徳院の子の重仁親王は・・・当時、鳥羽上皇が寵愛していた美福門院の養子に迎えているんだ」

「つまり、鳥羽上皇が即位をこだわった近衛天皇に子が生まれないまま、死んだ場合・・・重仁親王が自動的に即位することになっていたんだからね」

「つまり、鳥羽上皇は、それは許したんだ・・・つまり、鳥羽上皇と崇徳院は、和解した状態にあった・・・と見るべきなんだね、この時代は」

と、タケル。

「でも、実際に近衛天皇が崩御すると・・・重仁親王は即位出来なかった・・・」

と、レイカ。

「そこさ・・・問題は。つまり、崇徳院自身が、公家を敵にまわしてしまったと言うことさ・・・その時、崇徳院が敵に回したのは、こともあろうに、美福門院だ」

「そこは絶対に重仁親王の後見人にしなければいけない人材だよ。多分、鳥羽上皇と崇徳院の和解がなったのは、美福門院の助言が大きかったと言えるんだ」

「やっぱり、オトコは寵愛している女に弱いからね・・・それなのに、その美福門院に後ろ足で砂をかけるような行為を崇徳院はしちゃったんだろう」

「だから、美福門院は、崇徳院の敵に回ったんだ・・・一番、日本人として、やっちゃいけない行為だねー」

と、タケル。

「さらに、藤原摂関家内で、悪左府藤原頼長と敵対していた・・・その兄の藤原忠通も敵にまわし、辣腕政治家、信西すら、敵に回してしまった・・・」、、

「それが、結局、重仁親王の即位を水疱に帰す結果になったんだ・・・つまり、その時点で政治的失敗をしていたのが、崇徳院自身だったと言うことなんだ」

と、タケル。

「なるほど・・・権力者を後見人にするから、日本では政治がうまくいく・・・望みの現実がやってくると言うのに」

「崇徳院は、まるで逆の事・・・自分の為に一肌脱いでくれた美福門院に後ろ足で砂をかける行為をした・・・結果、後見人から、正面の敵になってしまった」

「これが日本で一番やっちゃいけないことなんですね・・・」

と、レイカ。

「崇徳院の美福門院に対する態度を見ていた、藤原忠通、信西らなど、能力の高い政治家は・・・崇徳院は、絶対に上皇にしては、この日本の為にならないと踏んだのさ」

と、タケル。

「もうひとつ崇徳院の失敗がある・・・悪左府藤原頼長と組んだ事だ・・・この悪左府・・・要は「知識者」の「俺偉い病」だったんだよ」

「だから、「知識」を鼻にかけて、個人的に「天誅」なんてのも、やってる・・・こういう自分勝手な人間を日本人は嫌う。なぜなら、それは個人で決めたルール」

「に則っているに過ぎないからだ・・・「和を以て貴しとなす」が最高正義のこの国では、自分勝手はどこまでも許されないんだ」

と、タケル。

「なるほど・・・だから、藤原頼長は、悪左府と呼ばれているんですね。「日本一の大学生(だいがくしょう)」と呼ばれたことでもわかるように」

「その自身の知識におごり・・・他人まで、勝手に殺しちゃうとは・・・確かに日本人大失格ですね・・・」

と、レイカ。

「そう。つまり、崇徳院は、日本人のやっちゃいけない行為を犯しているし、悪左府は、悪左府だからね・・・日本文化としては、否定すべき二人が組んだのだから」

「そりゃあ、政治的に、絶対勝てるわけはないわけよ・・・」

と、タケル。

「「保元の乱」が起こった経緯はかなり象徴的なんだ・・・崇徳院の唯一の後見人の鳥羽上皇が生きている間は、その顔を潰すわけにいかないから」

「美福門院も、信西も、藤原忠通も動けなかった・・・しかし、鳥羽上皇が死ぬと「上皇左府同心して軍を発し、国家を傾け奉らんと欲す」という噂が京に流れ」

「藤原頼長は、勝手に軍兵を集めてはならない旨の後白河天皇からの綸旨が諸国に配られ・・・藤原頼長のいた、摂関家の邸宅が武家によって押収されている」

「つまり、信西、藤原忠通、美福門院は、もう既に、鳥羽上皇が死んでからのシナリオを練り込んでいて・・・鳥羽上皇の死のタイミングで」

「一気にそのシナリオを現実化させたんだ・・・」

と、タケル。

「後見人のいない、崇徳院・藤原頼長組は、なすがままな感じですね・・・」

と、レイカ。

「そういうことだ・・・そういう意味で言うと、崇徳院も、藤原頼長も、「俺偉い病」なんだよ・・・だから、政治も間違えるし、後見人も立ち去るんだ」

と、タケル。

「鳥羽上皇が死んだのが、保元元年、1156年の7月2日で・・・崇徳院が白河北殿に入ったのが7月9日、翌10日に藤原頼長が白河北殿に入り」

「・・・噂通りに結局なっちゃうわけで・・・こうなることは信西一派からすれば、シナリオどおりなわけよ。でも、もう、崇徳院にも、藤原頼長にも」

「そうするしか道はなかったんだね・・・」

と、タケル。

「そう見てくると、信西一派の現実を見通す、キレ具合の鋭さは、すごいですね」

と、レイカ。

「そういう事になるね。そして、崇徳院側に馳せ参じた武家は甚だ弱小で、もちろん、平清盛や源義朝も信西側についている」

「まあ、モノの見える武家は、政治の下手な側には、つかないよ・・・この一事からしても、崇徳院の政治力の無さは・・・頭の悪さは」

「当時の人間も理解していたと言うことさ・・・」

と、タケル。

「この時、兵力の少なさに危機感を覚えた武家達が敵側への夜襲を提案したんだが、藤原頼長が、「王者の戦いは陽のもとにて、やるもの」などと」

「アホな事言っていて採用しなかったんだよね・・・これ、同じ「俺偉い病」だった石田三成と言ってる事がおんなじだから、笑っちゃうよねー」

と、タケル。

「結果、その藤原頼長軍は、7月11日未明(7月10日夜)、信西軍の平清盛・源義朝連合軍の夜討に遭い・・・あえなく敗れて」

「・・・藤原頼長は殺され、崇徳院は讃岐へ配流になったんですね」

と、レイカ。

「つまり、こうやって見てくると、崇徳院は、最初の環境こそ、かわいそうだったけれど、大人になってからは、その政治性の無さが身の破滅を招いた」

「・・・そういうことになるわけ・・・つまり、政治力がありすぎて、周囲から危険視されて太宰府に左遷された菅公とは、全くの大違いなんだよね、あり方が・・・」

と、タケル。

「崇徳院は政治力も人を見る目もなかったから、味方にすべき人間をすべて敵にまわし、味方にしちゃいけない人間と手を組み・・・政治的に大失敗して」

「配流された・・・生きているだけでも、ありがたいと思へ・・・信西側はそう思ったでしょうね」

と、レイカ。

「そ。実際、天皇経験者が配流されたのは、奈良時代に配流された淳仁天皇以来だから・・・この時の天皇も、実は崇徳院と全く同じセリフを言うんだけど」

「それはまた別途触れよう・・・日本の歴史は面白いよ。だって、本当に歴史は繰り返すんだからね・・・と、より道はそこまで」

「つまり、崇徳院の罪は、この400年の中で最も重い罪だったんだよ・・・それくらいやってはいけない事をやった政治力の無いダメな人間だったと言うことさ」

と、タケル。

「なるほど・・・となると、崇徳院が流されたのは、ごく全うな対応だったと言うことになりますね・・・」

と、レイカ。

「だから・・・実は、血で書いた五部大乗経も・・・実は乱で死んだ人間達の鎮魂の為にちゃんと墨で書いたとされる書すらある」

「崇徳院が配流先で実際に詠んだ歌・・・「思ひやれ 都はるかに おきつ波 立ちへだてたる こころぼそさを」を鑑賞しても」

「・・・都に対する怨念などは感じられず、むしろ、気の弱さや都への懐かしい思いなどを感じられる・・・」

「だから、怨霊と化した崇徳院伝説は・・・後世の人の創造なのでは・・・と疑いたくなるね・・・その実像は、やらかしちゃった貴人程度だったんじゃないかな」

と、タケルは結論づける。

「・・・ただし、怨霊は誰が作るかと言えば・・・菅原道真の記事でも指摘した通り、その人間を左遷したり、配流したりした張本人の」

「「ちょっとあいつには悪いことしちゃったかな?」という自責の念から出るもので・・・これも日本文化そのものだよね」

「なぜなら・・・それが結局、他人に問題を押し付ける行為につながっちゃったから、なんだよね・・・」

と、タケル。

「状況的に言うと、1177年、鹿ヶ谷事件、安元の大火、延暦寺による強訴などが立て続けに起こり、崇徳院の怨霊に関する記事が公家の日記に登場しています」

「以降、1176年には、建春門院・高松院・六条院・九条院など、後白河や忠通に近い人々が相次いで死去しています。この頃から公家の間では」

「崇徳院及び、藤原頼長の怨霊の事が騒がれていたようで、結果、1184年8月3日、後白河法皇によって、崇徳院は元々讃岐院の院号だったのが廃止され、崇徳院とされ」

「藤原頼長には、正一位太政大臣の位が追贈されました」

と、レイカ。

「やはりな・・・崇徳院と藤原頼長を敵として討った・・・後白河法皇によって、怨霊の鎮魂が成されている・・・これが日本のお約束だよ・・・」

と、タケル。

「ま、明治天皇が即位前に、崇徳院の御霊を京に戻す手続きをしたのは、有名な話だけど・・・でも、こうして見てくると、菅原道真と違って」

「崇徳院は、自分でまずい政治をしたから、罰をくらっているんだから、怨霊などになるはずがない・・・って感じの感想を持ったけどね、今回」

と、タケル。

「そうですね。わたしも、ちょっと崇徳院のイメージが変わりました。今まではただの可哀想な人かと思っていたけど」

「そうじゃなかった。やってはいけないことをしたから、当然、配流されただけですものね・・・」

と、レイカ。

「それでも、後白河法皇は、自分の死が怖かった・・・自分の死=京から政権が鎌倉に持ち逃げされるから・・・」

「つまり、崇徳院が言葉にした「其の力を以って、日本国の大魔縁となり、皇を取って民となし、民を皇となさん」通りの世に実際になりそうだったからだよ」、

と、タケル。

「だから、後白河法皇は、崇徳院に恐怖し、鎮魂を図った・・・でも、結局、その死によって、源頼朝は征夷大将軍になり」

「政権は鎌倉に移った・・・まさに「皇を取って民となし、民を皇となさん」の国になったんですね・・・」

と、レイカは感激的に言葉にした。


「うん。今日もなかなか、劇的な話になったねー。さて、んじゃ、レイカちゃん、今日も飲みに行こうか」

と、タケルは言葉にする。

「はい、どこまでもお供します」

と、レイカは言うと、赤縁のメガネを取り、髪を解いた。


(おしまい)


彼自身は、政治力も無かったし、人を見る目もなかったんですね、崇徳院さん。

でも、政治の状況如何で・・・彼は大魔縁になってしまった・・・。

それは時代と言うモノの怖さ・・・だと言えると思います。


ま、でも僕的な考察になったかなって感じです。

ありきたりの崇徳院考察にならなかったところが、僕的には満足ですね。


さ、仕事にも満足したし、さ、飲みに行きましょう!


ではでは。

7月30日 付き合うべき男性と付き合っちゃダメな男性の見極め方!(夏野菜はこの時期美味しい!)

2014年07月30日 | 毎日のしあわせの為の知恵


おはようございます。

夏が進んでいきますねー。

この季節は日焼けもするし、汗もかくしで、なんか、少年の夏的な時期ですねー。

たくさん汗をかいて、シャワーを浴びて、冷たい生ビールをキュッとやって、キュウリの塩もみあたりで、晩酌なんてのが、いい感じですねー。

「とりあえず、冷奴で、ビールやってて・・・今、すぐ、なにか、作るから」

なんて、セリフを女性から聞くと、なんとなく、夏を感じますねー。


いやあ、いい季節です。はい。


さて、その話が出たのは、御島さん(31)、ユキちゃん(28)、若いミユウちゃん(25)と飲んでいる席上でした。

「ゆるちょさん・・・教えて欲しいんですけど、絶対に付き合っちゃダメな男性の典型例って、どんな風になります?」

と、ミユウちゃんが聞いてくる。

「うーん、見た目で言えば、簡単で・・・前から言ってるけど「死んだ魚の目」の男性は「本能からの恋」が出来ないから、辞めておいた方がいいね」

と、僕。

「「光るの君の目」を持った男性の方がそれはいいですよね?「本能からの恋」を楽しみたければ、お互いの「光るの目」を見つめ合い」

「毎秒、本能から気持ちよくならなければ、いけませんものね」

と、御島さん。

「それと・・・まあ、行動的な事で言えば・・・女性を誘えないような男性は辞めておくべきだな」

「・・・結局、そういう男性は自分に自信が無いから女性を誘えないんだよ・・・自分に自信のある男性は絶対に自分から動いてくるし、女性を誘うよ・・・」

と、僕。

「・・・・というか、順番が逆だな。恋とは男性がプレゼンし、女性が落ちるモノなんだから・・・自分に自信のある美しい大人の女性が」

「男性の「光るの君の目」効果で恋に落ち・・・その男性の視界に自分の全身が入るようにして、男性の本心を確かめに来る・・・」

と、僕。

「え?男性の本心を確かめる?・・・それ、どういうことですか?」

と、ミユウちゃん。

「好きな男性の前に立ち・・・男性の視界に自分の全身を入れて・・・その時、男性の目が笑うかどうか、確かめるってことよ」

と、御島さん。

「そういうこと・・・それで、その男性の目が笑えば・・・その男性は自分の恋を既に受け入れている・・・そう判断していいの」

「逆に視界を外されたり、目が怒ったり、しれっとしてたりしたら・・・脈なし、と判断して、その恋を諦めればいいの」

「その場合、言葉を交わしてないし・・・言葉で否定されることもないから・・・女性は傷つかないで済むでしょう?その方法なら」

と、ユキちゃん。

「へー、すごいんですね。そんな便利な知恵があったんですか・・・」

と、ミユウちゃんはびっくりしている。

「これもすべてゆるちょさんの教えてくれた知恵ですもんね・・・ゆるちょさんの知恵は相当深いのよ・・・」

と、御島さん。

「いやあ、それは、僕がサラリーマン時代に大人の既婚の女性に、実際された方法だから・・・僕も女性に教わったんだよ」

と、僕。

「女性は男性の大学なんだ・・・女性に愛された男性にとってね・・・」

と、僕。

「ゆるちょさんは・・・会社員時代・・・同じ会社の既婚の女性に・・・たくさん恋されたんですよね?「大人の恋」を・・・」

と、ユキちゃん。

「お、おー・・・「大人の恋」ってのは、既婚の大人の女性が毎日やってる・・・究極のプラトニック・ラブの事だよ」

「既婚の女性は未婚の男性相手に「大人の恋」を仕掛けて・・・男性はその女性の「大人の恋」を黙って受け止めて・・・その受け止めに女性は満足する」

「・・・そういう構図だよ」

と、僕。

「だから、やれる事って少ないんですよね?朝のおしゃべりとか、ランチの時間にメールするくらい・・・でしたっけ?」

と、御島さん。

「そういうこと・・・ま、そのランチメールを毎日女性向けのネタで書いてたおかげで・・・今の仕事につながってるんだから、ありがたい事さ」

と、僕。

「ゆるちょさんは、これまで、たくさんの女性に恋されて・・・それにやさしく対応してきたゆるちょさんだから・・・今のように知恵の豊富な男性になったんですよね」

と、御島さん。

「考えてみると、そういうことになるよ・・・それこそ、たくさんの女性に恋されて・・・その時々で、僕も真面目に対応してきたから」

「知らず知らず、自分を成長させることが出来た・・・そういうことさ」

と、僕。

「だから、「光るの君の目」を持った男性って・・・そういう多くの女性に成長させられるから・・・知恵の深い男性になるのよね・・・」

「ゆるちょさんを見ていると、それがすごく理解出来るわ・・・」

と、ユキちゃん。

「だから、恋をするなら「光るの君の目」の男性って事になるんですか・・・」

と、ミユウちゃん。

「だって、逆を考えてみて・・・「死んだ魚の目」の男性は、女性は視界にすら、いれないじゃない・・・」

「となると、女性は、誰もその男性を相手にしないんだから・・・小さい人間のまんま、成長しない男性って事になるでしょ?」

と、ユキちゃん。

「そうですね・・・」

と、ミユウちゃん。

「そういう男性は大抵サラリーマンだから・・・日々、仕事で一杯一杯・・・女性を笑顔に出来るネタなんて、一切ないわ・・・」

「結局、職場の愚痴くらいしかしゃべれない・・・人間的に、一切成長していないから、人間性の小さい・・・女性に恋されない男性が出来上がるの」

「そんな男性が「死んだ魚の目」を持つ男性の正体になるのよ・・・」

と、御島さん。

「そういう男性は仕事の話しか出来ないし、そもそも女性を笑顔に出来る方法を知らないし、わかろうともしないわ」

「だいたい、女性にまともに相手にされないから、女性蔑視気味だしね」

と、ユキちゃん。

「つまり、そういう男性は女性の敵なの・・・絶対に相手にしちゃだめよ」

と、御島さん。

「それに、何より、夢が無いわ・・・夢と言えば、25年ローンを早く返して、小さいマンションを自分のモノにすることと」

「子供の将来くらい?定年後の悠々自適な生活?・・・ま、そういう男性はすでに奥さんに愛想を尽かされてるから、自宅に居場所が無いけどね」

と、ユキちゃん。

「でも、まだ、結婚が出来ているだけ、マシなのかもね、そういう男性・・・」

「だって、最近の若い子は、結婚を絶望視してるんでしょ?ミユウちゃん」

と、御島さん。

「そうみたいです。だって、自分に自信が無くて、女性を誘えないんですもん・・・」

「それってそのまま、成長しなかったら・・・絶対に結婚出来ませんよ・・・」

と、ミユウちゃん。

「だから、そういう男性は絶対に「死んだ魚の目」のまんまだから・・・そういう男性は絶対に相手にしちゃいけないの」

「だから、「光るの君の目」をしていて・・・たくさんの夢を持っている・・・って、結局、ゆるちょさんになっちゃうのよね・・・」

「ね、ゆるちょさん、夢たくさんありますよね?」

と、ユキちゃん。

「うん。今の僕の正面の夢は、11月には、「体脂肪率5%のさわやかくん」になっている事だね」

と、僕。

「ゆるちょさんって、いっつも何かを実現してますよね・・・サイクリストになるのも、10代の頃の夢だったんですよね?」

と、御島さん。

「そ。当時はNHKで「ツール・ド・フランス」のダイジェストを放送してたり、フジテレビで、「英雄たちの夏物語」っていうダイジェストをやっていたりして」

「10代の頃から、その大ファンでさ・・・「大人になったら、絶対にサイクリストになってやろう」って決めてたんだ」

「その夢を大人になって、実現した・・・そういう話だね、懐かしい話さ」

と、僕。

「だから、ゆるちょさんって、ほんとたくさんの経験があって・・・鬱病すら、経験しているから、人の痛みもわかるし・・・」

「だから、人って経験があるから、成長があるのよ・・・だから、人の痛みもわかるの」

「この逆を考えてみて・・・小さい頃から、夢も無く、サラリーマンになったものの毎日流されていたら・・・そもそも経験が無いから、成長も絶対しないでしょ?」

と、ユキちゃん。

「だから、話題も無い・・・好きなゲームや漫画、たまに見た映画の話があるくらい・・・それでいて、成長していないから、人間的に小さい」

「そんな男性だから、女性を誘えないのよ・・・自分に自信が無いから・・・そんな男性が「死んだ魚の目」をしている男性の正体なのよ・・・」

「ね?絶対に相手にしちゃダメでしょ?」

と、御島さん。

「まあ、自分の好きなアニメの話とか、鉄道の話とか・・・自分の趣味の話くらいしか出来ない男性はダメね」

「だって、一事が万事、自分の事しか考えていないもの」

と、ユキちゃん。

「そうね・・・ゆるちょさんみたいに、まず、わたし達の気持ちの事を第一に考えてくれる男性じゃないと・・・相手にしちゃダメね」

と、御島さん。

「・・・あのさ、僕、基本、しゃべらなくてもいい感じがするんだけど・・・」

と、僕。

「ああ、ごめんなさい・・・ミユウはゆるちょさんに質問したんでしたっけね」

と、ユキちゃん。

「いや、いいんだ・・・続けて。聞いているだけってのも、案外楽しいし、興味あるからさ」

と、僕。

「そういうことなら・・・わたし、ゆるちょさんと過ごしてて思うのは・・・男性は何を聞いても答えが返ってくるようなそういう経験豊富な男性でなければダメね」

と、御島さん。

「ゆるちょさんは、常にいろいろな事を考えていて・・・そこからいろいろ話してくれるからとっても為になるの・・・その話を聞くのは」

「でも、普通の男性は・・・言葉にすれば、10文字や20文字程度の事を考えているだけだわ・・・すごく浅いの」

「つまり、感想くらいしか言葉に出来ないの・・・「疲れた」「暑い」「眠い」「つらい」「きつい」「仕事辞めたい」「誰かとエッチしたい」」

「・・・その程度の事しか考えられないの、一般の人は・・・そんな程度の男性は相手にしちゃダメ」

「・・・こういう男性に限って自分は偉いと勘違いしていて女性に上から目線でしゃべってくるから・・・絶対相手にしてはダメよ」

と、御島さん。

「確かに・・・男性って案外浅いひと多いですよね・・・それに比べて、ゆるちょさんは、深いし、いろいろな事を同時に考えているから」

「言葉も多彩・・・それは感じます」

と、ミユウちゃん。

「結局、その男性とおしゃべりしてみれば、わかりますよね?いつもゆるちょさんと話している感じで、話してみれば」

「そこでトレーニングしてるから、いざ他の男性と話してみると・・・普段、何も考えていないことがすぐにわかりますもん・・・」

と、ユキちゃん。

「浅い男性って、話していてもつまらないのよね・・・」

と、御島さん。

「ほんと、そう・・・ゆるちょさんとのおしゃべりを一度経験してしまったら・・・その面白さから、抜けられないわ」

と、ユキちゃん。

「ほんと・・・ゆるちょさんは、危険な男性ですよ・・・女性を簡単に魅了してしまいますもの・・・」

と、御島さん。

「そうお?僕は極ふつーーーに話しているだけなんだけどね」

と、僕。

「ま、20歳にして、リアルお姫様をその話の虜にしたんだから・・・今すごいのは、推して知るべしですけどね」

と、ユキちゃん。

「え?そうなんですか?ゆるちょさん」

と、ミユウちゃん。

「外語大の英文科の才媛を、弱冠20歳にして、そのしゃべりで夢中にさせた・・・ですよね?しかも、相手は、千年の血筋を持つ、リアルお姫様・・・でしたよね?」

と、ユキちゃん。

「ユキちゃん、そのエピ、偉く気にいってるなあ・・・」

と、僕。

「だって、ゆるちょさんを表現するには、打ってつけのエピなんですもん・・・こんなエピを持つ男性って、そうそういませんよ」

と、ユキちゃん。

「だからね、ミユウ・・・こういう若い頃のエピを持った男性がいいのよ・・・」

と、ユキちゃんは笑う。

「はい。そうですよね・・・勉強になります・・・っていうか、そんなエピ持っている男性って、ゆるちょさんくらいじゃないですか?」

と、ミユウちゃんも笑う。

「わたしが知るかぎりでは、ゆるちょさんくらいね」

と、笑顔になりながらの、御島さん。

「若い頃にそういうエピを持っている男性こそ・・・付き合うに値する男性なんですね?よーくわかりました」

と、ミユウちゃんは笑顔で言う。

「もちろん、今現在、ゆるちょさんのように「光るの君の目」を持っている必要がありますけどね」

と、ミユウちゃん。

「これからは、男性に若い頃に自分を特徴づけるエピがあったかどうかを聞くことにします」

「それって、案外本質をついた質問のように感じるし」

と、ミユウちゃん。

「そうね。それはいい質問かもしれない」

と、ユキちゃん。

「いい武器が出来たじゃない・・・それって、男性を知るための物差しってところかしら」

と、御島さん。

「もちろん、現在「光るの君の目」を持っていること・・・そして、若い頃に特徴的なエピがあること・・・この2点こそ、男性を知る為の物差しになりますね!」

と、ミユウちゃんは結論的に笑顔で言葉にした。


「なんか、俺・・・ほとんど話さなくて済んだような気がする・・・」

と、僕は笑顔で3人を見つめていました。


(おしまい)


やっぱり、冷奴には、おかかに醤油ですかね。

岩手の「だし」なんてのも、乗せると美味しいですけどねー。

「茄子をひき肉と唐辛子で炒めたから・・・」

なんて感じで、その茄子をビールでやると・・・こーれが、美味しいんだな。


うわ、朝から、飲みたくなってきた。


美味しいつまみは、ビールを美味しくしますね。


さ、仕事、仕事、がんばるぞい!


ではでは。