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第二十六回 軍配通信 「高松城水攻め」

2014年07月13日 | ゆるちょ!のドラマ・レビュー!


大河ドラマ「軍師官兵衛」感想  燃えよ戦国!軍配通信

「「男性大河ファン」の直感的で素直な感想」

●そうか、ああいうビジュアルだったのね、高松城水攻めは!つーか、明智光秀さん、勘違いしちゃったしー!信長さん、ほんとは女子にやさしかったんじゃない?にしても、お濃さん、信長さん、お疲れしたー!

大河ドラマ「軍師官兵衛」レビュー、第二十六回軍配通信「高松城水攻め」となります。どうぞ、よろしくお願い致します。


しかし、今までいろいろな「高松城水攻め」のシーンを見てきましたが、今回の「高松城水攻め」は迫力がありましたね。

こう、水が入ってくるシーンの迫力は、ちょっと新たな感動でしたねー。


と言いつつ、まあ、今日はとうとう「本能寺の変」ですからね・・・。

「この国に王は二人もいらん」

という、天皇制を破却するような信長さんの示唆・・・まあ、実際は、こんな事言ってないと僕は思いますけどね。

なにしろ、皇太子誠仁親王に二条御所を進呈していますからね。

時の正親町天皇は信長の意図通り動かなかったので、皇太子誠仁親王を自在にコントロールする事で今後の政治を上手くやろうと言う意図が見えていましたから、

天皇制を破却するはずが無いんですよね。


信長さんの意図からすれば、正親町天皇の退位・・・これが一番の信長さんの思いだったと思いますね。

まあ、今回、三職推任も表現されていましたから・・・そうだよね、論理的に考えれば、朝廷側からの提案と考えるのが自然だからねー。

ま、信長さんからすれば、

「正親町天皇の退位が先」

という思いだったでしょうねー。


まあ、「本能寺の変」前になってくると、信長さんは、だいたい、

「天下布武は成った・・・あとは信忠に譲る。俺は世界を取る」

的な事を言って・・・死んでいくんですけど、実際、信長さん的には、

「さて、毛利は潰す目処がついた・・・秀吉はうまくやったな・・・」

的な思いだったでしょうね。


だから、明智光秀を先遣隊として、兵力の選択と集中・・・秀吉と光秀という、織田家のツートップを集中させると言う極基本的な戦略だったんですよね・・・。


あと・・・よく出てくるのが、明智光秀の国替え問題・・・あれはないよな・・・今回も「国替えだ」という表現に抑えられていましたね。

「毛利領をやるから、今の領国は召し上げる」

なんて信長さんは言いませんよ。


まあ、いずれにしろ、明智光秀の誤解が信長さんを殺した・・・と、僕はそう思いますけどね・・・。

ま、明智光秀は「知識者」の「俺偉い病」だったんですよね。


つまり、明智光秀は、信長さんより、

「自分は頭がいい」

と勘違いしていたんですよね。

でなければ、例えば、比叡山焼き討ちの際、信長さんに上から目線で、

「そもそも、比叡山は・・・」

なんて、言い出すわけがない・・・彼は信長さんがいろいろ知っておくべき知識を知らないから、比叡山焼き討ちをやってしまう・・・そういう勘違いをしているわけです。


これ、信長さんからすれば、「釈迦に説法」なんですよ。


信長さんからすれば、考えに考えた挙句、そういう結論を出しているわけですから、「知恵者」に「知識者」が説法するなんて絶対にしてはいけない事なんですね。


まあ、ただし・・・ここで触れて置かなければいけない事は、

「「知恵者」は「知識者」に対して、本能的な恐怖を与える」

という事ですね。


「知恵者」は「知識者」を軽く越える知恵を出してくるので、「知識者」からすれば、予測の出来ない言葉を出してくるものです。

だから、予測がつかないから、「知識者」からすれば、同じ立ち位置で話が出来ない・・・なぜなら、何を言われるかわからないから・・・。

さらに言えば、信長さんは、普通に激怒したりしますから・・・何を言ったら、激怒するのかすら、理解出来ていないから・・・会話すら不可能・・・そうなっちゃうんです。


つまり、信長さんに関して、部下として取扱説明書を持っていたのは、秀吉さんただ一人・・・そういう事になるわけです。


だから、信長さんは、「第七天魔王」とまで呼ばれちゃうんですね。


まあ、信長さんのキモと言えば、

「論理的に話せば、絶対にわかってくれる「知恵者」」

という事を理解していれば、話は出来るはずなんですよね。


まあ、問題点は、たまに感情的になって、間違える・・・そこが信長さんの人間らしさでもあるんですけどね。


ただ、それが普通の人間には予測出来ないので、普通の人間からすれば、恐怖の大魔王に感じられてしまうんですね。

まあ、今回、いつもの如く、家康さんの接待をした明智光秀さんが失態をやらかすシーンがありましたねー。

まあ、信長さんのエピとして、田舎好みの濃い味が好き・・・京風の薄い味付けを嫌った・・・という有名なエピがあって、

それを土台に・・・「家康殿が好きな味にするのが道理だろ」的な叱責があったわけですけどね・・・信長好きには、

「ほう、そういう趣向か・・・面白い」

となったわけですけどねー。


しかし、家康さん・・・右目を小さくあける細工がしてあって・・・なかなか怪しげな家康さんになっていますね。

腹に一物ある感じで、魅力的な表現でしたねー。


まあ、しかし・・・毎年、大河ドラマというのは、7月にまあ、クライマックスがあったりするわけですよ。

昨年の「八重の桜」では7月ぶち抜きで「会津戦争」を描いていましたから・・・懐かしいですね。


もうあれから、一年ですか・・・。


まあ、「本能寺の変」から、中国大返し、山崎の戦いに清須会議、賤ヶ岳の戦いあたりまでの攻防は秀吉物語としては一番面白いところですからね。


まあ、クライマックスですよ。


まあ、僕的にはまず、「本能寺の変」がどう描かれるか・・・ここが楽しみですね。

今回、注目ポイントはお濃の方が、本能寺に同行している事ですかね。

まあ、今回、信長さんと母親の和解があり・・・それを気にしていたお濃の方の胸のつかえも取れ・・・伏線回収も終了したので、

スッキリとしたカタチでの「本能寺の変」という事になるわけですからねー。


まあ、あとは、信長さんが明智光秀の謀反をどう捉えるか・・・というあたりでしょうかね?

「信忠の謀反か?」

的な表現があっても面白いんですけど・・・あの信忠はそういう事はしなさそうですから・・・そういう表現はないかな。


「水色桔梗・・・明智光秀勢です!」


的な蘭丸のセリフとか、楽しみですねー。

まあ、信長さんがどう自刃するか・・・そのあたりも楽しみですよね。


いやあ、表現というのは、面白いですねー。


ま、信長さんには、半年間、存分に楽しませてもらいましたから、江口洋介さん、お疲れしたーってところですかねー。


あとですね、やっぱり、今回はお濃さんが、唯一の信長さんの理解者的に描かれていたのが良かったですね。

まあ、内田有紀さんのやわらかい笑顔が非常に印象的で、何があっても信長さんについていくお濃!という表現が非常によかったですね。


まあ、信長さんって、よく孤高の人的に言われるんですけど、実際は、女性に愛されたと思いますよね。だって、絶対「光るの君の目」持ってただろうし、

待女が遊びに行っちゃって、処刑されちゃうエピがありますけど、要は待女が信長さんの普段のやさしさから勘違いして起こった事件ですから、

信長さんは普段やさしく待女に接していた事がそれで証明出来ますからね。


だから、普段は明るい・・・そして、女性にやさしい信長さんだったと思いますね。

だから、お濃さんとも、仲よかったはずなんですよねー。


まあ、そういう信長さん思いのお濃が描かれていて、とても良かったです。

そういう意味では、内田有紀さんも、お疲れしたーって感じですねー。


とにかく、今回の信長さん物語は非常に面白かったです。

存分に楽しめた感じですねー。

まあ、ありがたいって感じですねー。


ま、いずれにしろ、「知恵者」は上り詰めるってことですね。うん、自分の人生の参考になりますよ、ほんと。


さて、官兵衛の方ですが、やはり、高松城の水攻め・・・こんな表現、初めてで、うれしかったですね。

「おう、高松城が水に沈んでる・・・なるほど、こんなビジュアルだったのねー」

と、思わず、喜んじゃいましたねー。


城に水が来て、兵糧その他を城にあげてる表現とか、リアルでよかったよねー。

まあ、実際、どこまで水が来るのか・・・それも今回楽しみですねー。

つーか、あの堤とか、作るの大変だったろうな。

いやあ、皆で作業するお約束がちゃんと表現されていてよかったですね。


つーか、おむすびが普通に美味そうでした。

思わず、食べたくなりましたねー。


にしても、水攻めなんて奇想天外な発想ですよね・・・本邦初って奴ですからね。すげーなーって思いますよ。

まあ、鳥取城の兵糧攻めからの発想でしょうね。


味方は損耗させず、相手を絶対的に敗北させる「絶対の因果関係」ですよ。

ちょっと「知恵」のチカラに差がありすぎって感じですよね。


というか、官兵衛さん・・・最近、「めぢから」強くて、迫力ありますよね・・・。


ダークヒーローぶりが際立っていて、いいですよねー。

っていうか、岡田くんだけが若く見られないように、演技しているみたいですね。って言ってましたね、岡田くん自身が。

まあ、信長さん、秀吉、家康・・・みなさん、歴戦の強者の役者さんばかりですから・・・そのあたり、大変なんでしょうね。


ま、高松城水攻めに話を戻せば・・・五カ国の割譲を条件に和議成立には、清水宗治の切腹が必要・・・これが織田家の要求だったりするわけですが、

毛利とすれば、それは飲めないわけですよ。


んで、裏切りを勧める・・・でも、もちろん、清水宗治はそれを潔く断り・・・ってな流れでしたね。


しかし、宇梶剛士さん、戦国の猛将がよく似合う・・・この人も「平清盛」組ですからね。

で、後藤又兵衛も、「平清盛」組・・・もう、あれから二年・・・そう言えば「平清盛」では、7月に「平治の乱」とかやってましたねー。


そういう意味じゃあ、戦いってのは、いわゆるランキング付けなんですよね。

上位と下位を決める・・・その手続きなんですよね。


だから、日本人は納得するまで戦った後は、上位と下位が決まってからは、納得して戦を納めるんですね。


だから、喧嘩も一緒で・・・要はランキング付け・・・だから、本能的なモノと考えていい。

だから、夫婦げんかも、家庭内でのランキング決め・・・つまり、本能的に上位にいる人間が絶対に勝つ・・・そうなっているわけですよ。


だから、男性が「サル山のボス力」を保持していて、圧倒的な上位に君臨していれば、そもそも夫婦げんかなんか、起きないんですよ。

男性が「サル山のボス力」を保持していない・・・言わば「死んだ魚の目」をしているから、女性は男性にストレスを感じ、怒り出す・・・そういう事なんですね。

そういう場合、女性の方が本能的に上位にいるもんだから、喧嘩と言うより、ストレスである男性に対して、怒っている・・・そういう状況になるんですね。


だから、夫婦げんかの本質を見極める必要があるんですね。


ん?話がそれましたね・・・戦いの話だ、戦いの・・・。


ま、そういう話なので、結局、「知恵者」が勝利を得る・・・そういう話になるんですね。

ま、とにかく、今日は「本能寺の変」・・・存分に楽しませてもらいましょうか。


最後、信長さんは、どんなカタチで死ぬのか・・・どんなつぶやきを漏らすのか・・・。


しかし、今までいろいろな明智光秀さんを見てきましたが、今回の、

「敵は本能寺にあり!」

ってシーン、よかったですね。


ちゃんと京にとってかえすシーンになっていて・・・ああいう細かいこだわりがいいんだよなー。


明智光秀が、愛宕山で、おみくじを引いたら、凶ばかりだった・・・とか、見たいシーンがちゃんと描かれていてよかったです。


うーん、今日は盛り上がりそうだ・・・信長さんのラストダンス、思い切り楽しみましょう!


今週の喜び

しかし、昨日、ユキちゃんとワイン飲みながら、テレビで、ひっさしぶりに、荻野目洋子さんを見ましたが・・・完全に「八百比丘尼化」してるよね。

脚なんかもきれいで、びっくりしましたねー。


ま、その話は置いておいて・・・。


信長さんは、実際、「天下布武」が成り、日本に平和が来たら、どうしたでしょうね?

ひとつのヒントは、信長さんが大の「平清盛」フリークだと言うことでしょうね。


信長さんなら、平清盛さんがやろうとしていた事・・・つまり、貿易立国日本を実現させようとしていた事は理解していたでしょう。

であるなら・・・信長さんは欧州との貿易及び中国や朝鮮との貿易を復活させ、本格的に平清盛化を目指した・・・そうとも考えられますよね。


なにしろ、性格の良い、信長さんですから、日本の為に出来る事・・・をまず考えたと思いますからね。


例えば、信長さんって、欧州の文物に大いに興味を示しているのに対して、中国や朝鮮の文物に左程興味を示していないんですよね。

あるいはそういう表現がされないだけで、実際は示していたとも考えられます。


なにしろ、安土城の天守閣には、中国の知恵者が描かれているわけですからね。


そこから考えると・・・彼は中国こそ、政治のモデルとしていたとも考えられるわけです。

であるなら、この目で中国を見たい・・・そう思っても不思議じゃないんですよね。


であるなら、彼は中国や朝鮮に行ってみたい・・・そう考えていたとしても納得は行きますよ。

若き頃、京都や堺に出向いた彼が目をキラキラさせていたように・・・まず、諸国に出向いてから・・・どうするかを考えたと考える方が自然なような気がしますねー。


同時代にスペインには絶対王フェリペ2世がいましたから・・・この王の存在を信長さんは意識していたでしょうから、

そのやり口も研究していたんではないでしょうか。


まあ、想像は尽きませんが、まあ、でも、信長さんは本能寺の変で消失してしまいましたから・・・ある意味、無限の夢を見せてくれるオトコではありますよね。


っていうか、ある意味、大の仕事好きな男性だったって事でしょうね。

いろいろ考える事が好きなやんちゃな男性・・・それが信長さんの真実なような気がしますね。


だから、悔いはなかったような気がします。

「何、これで人生終り?ま、いいや、随分楽しい時間を過ごせたし、ヒリヒリした人生は楽しかったぜ、あーばよ!」

って、死んでいったような気がしますねー。


だって、リアル「信長の野望」を自分の人生で楽しみまくったわけだからねー。


官兵衛はそれがわかっていたんじゃないかな。

だから、秀吉程、泣くこともせず、冷静に、

「秀吉殿、天下をお取りなされ」

って、やれたんじゃないですかね。


まあ、しかし、信長がいなくなることで、俄然面白くなってきますね。

家康の狸っぷりも面白そうだし、秀吉物語が早速スタートって事で、こっちも盛り上がっていきましょう。


うん。良い夏になりそうだ。


ではでは。

今週のあれ、どうなん?
なんか、家康家臣団が中途半端に映ってた感じで・・・ま、クローズアップされるのは、まだまだ、これからでしょうね。