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私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

100日記念日

2006-01-21 18:06:50 | 韓国ドラマ・映画
韓国の恋人達、記念日が多くて大変 (ロイター) - goo ニュース

実際に100日記念の指輪をしているYさん(私の韓国語の先生)にこの記事を見せる。
「恋人の居ない人がカレーを食べるイエロー・デーは知らないですね?新しく出来たのかな?バラを交換するのは5月14日だったような気がするけれど・・・」こんな風に首を傾げるYさんを見て、韓国の人でさえ覚えきれない記念日の多さを実感する。

記事の一番最後は、恋人たちが節目の日を忘れないようにするためのお助けサイトまであるということで締めくくられているのだが、Yさんも「そうなんですよね~」と深く頷いている。
丁度いい機会だからと普段から気になっていることを質問してみた。

「100日とか数える時に、どんな風に今日が1日目って判断するんですか?どちらかの告白から付き合いが始まったら、告白した日が1日目なんですか?付き合うのに、ゴーサインを出した日なんですか?あとなんとなく付き合いだすカップルも居ますよね~なんとなく二人で会う機会が増えて、気が付いたら付き合っていたという・・・そういうカップルは友達として会った日からカウントするんですか?それとも恋人らしい事をした日(どんなことをした日だ!)から数えるんですか?」

「えっ?それは勿論、二人でどの日を1日目にするか話し合って決めるんですよ」とYさんは何でそんな分かりきったことを聞くのだと、とても怪訝な顔で答えてくれた。

二人で話し合って決めるという答えにもびっくりしたのだが、それをびっくりした私にびっくりしているYさんに、私もびっくりする。

何を言いたいのか分からなくなってしまった。
とにかく、二人の大事な日の1日目を話し合って決めるというのは、私にとっては想定外の答えだったのだ。
でも確かにこれだけ重要なことなら二人で話し合って決めるのが一番かもしれない。
そういえば、どの日を1日目にするカップルが多いのかYさんに聞くのを忘れてしまった。今度聞いてみないと。




THE有頂天ホテル

2006-01-21 17:43:52 | 映画鑑賞
カウントダウンまで僅か2時間というホテルの中の出来事。登場人物の誰も彼もが早口でまくし立て、登場人物が右往左往する画面でありながら、ノンビリした雰囲気も漂っている。そして誰もがその場しのぎの嘘をつくのだ。
松たか子演じる客室係は「私は中国人です」といいながら、すぐに片言の中国語はやめてしまうし、篠原涼子演じるコールガールは「あなたのダンスは誰にも見せないから~」と甘い声を出しながら結局誰にでも見せてしまう。佐藤浩市演じる悪徳政治家も「会見をやる!いや止める」と話がころころ変わるし、役所広司演じるホテルマンも「私がマン・オブ・ザ・イヤーだ!」とばればれの嘘をつく。
YOU演じる桜チェリーも「頑張る」といいながらもスイートルームから逃げ出してしまうし、西田敏行演じる演歌歌手徳川も「もう歌手はやめる!公演はやめる」と出来もしないことを口にし、マネージャーを困らせる。

こうして見ると、日常が行き当たりばったりの偶然で出来上がっていることが良く分かる。

男優ではオダギリジョーと角野卓造、女優では篠原涼子のコールガールと、YOU演じる桜チェリーが最高に面白い。
コールガールヨーコのようにあんな風にナチュラルに生きられたら、桜チェリーのようにノリノリの歌が歌えるのなら、それは有頂天に違いない。
角野卓造のダンスが見られたなら、もっと有頂天になったかもしれないのに、それがちょっと残念だ。

大晦日の出来事ということで、無意識のうちに@紅白歌合戦という単語がどこかで出てくるか気にしている自分に気が付く。勿論それどころではない話なので、最後まで出てくることはないのだが、ちょっと物足りない気がするのは何故だろう。大晦日といえば紅白歌合戦と、自分の頭の中に刷り込まれている事に気が付きびっくりする。

マイライフ

2006-01-20 22:12:13 | なんということはない日常
いつまでもどこまでも変わらないのは、ある意味才能だと思う。
今@マイライフというタイトルで本を出版する石田純一は凄いと思う。

1990年の秋、石田純一と一緒に写真に納まり、サインを貰ったことがある。仕事が終わらず、「会社の飲み会に遅れて参加だ・・・」と残業しながらがっかりしているところに、同じビルのテナントさん(スタジオ経営)が「今日は石田純一がCM撮影に来ているから、覗きに来て下さい。」とわざわざ声をかけに来てくれたのだ。
撮影の合間、休憩していた石田純一に紹介された同僚と私は「こんなに遅くまでお仕事大変ですね~」などとねぎらいの言葉をかけてもらい、その後一緒に写真を撮りサインまで貰ってしまった。

当時はドラマ@想い出にかわるまでのヒットでとても人気があった頃だったと思う。
遅れて飲み会に参加した私たちは「どうせあいつは、女たらしに決まっている」とう男性社員の言葉を聞きながらも、テレビと同じように格好いいとかなり盛り上がった記憶がある。
残業が終わらない私たちを残しさっさと飲みに行ってしまう男性社員より、社交辞令でもいいから「大変ですね~」と言ってくれる石田純一の方がポイントが高かったのだ。

彼は、バラエティなどで、色々苦労したと言っているが、苦労が身について苦節何年という雰囲気もない。更に女性関係について色々薀蓄を述べているが、よくよく聞くとそんなに立派なことも言っていない。
当時の写真と比べると、やっぱり老けたなとは思うが、軽めの雰囲気は今も昔もそんなに変わっていないと思う。
いつまで経っても、石田純一。それが石田純一のいいところだと思う。

石田純一 今カノより理恵優先 (スポーツニッポン) - goo ニュース

呉氏カムジャタン

2006-01-19 12:40:04 | なんということはない日常
寒い時はやっぱり辛いものに限る。
お腹が温まると、寒い心も温まるような気がするし、お店の中は「お前を愛しているんだってば・・・(ノル サラハンダグー)」という熱い歌詞のk-popが流れており、更に心が温まるような気がする。

お店の片隅には有名人の色紙が何枚か飾ってあり、その中に韓国人K-1選手@チェ・ホンマンのサインがあった。
サインだけでは誰だかわからないと思ったのか、小さな字でK-1、そしてハングルでホンマンと書いた下に、フェイスマークが描いてあった。
K-1の勇者とは思えないその小さな字にちょっと驚く。

黄色いバラ

2006-01-18 12:04:55 | ソン・スンホン(宋承憲)
今週の韓国語レッスン用に考えた@面白い話。

この間@韓国の恋人たちは記念日がたくさんあって大変という新聞記事を読んだ。
日本の恋人たちは苦労が少なくてよかった。
記念日が重要なのはわかっているが、普通の日も大切だと思う。
毎日、毎日記念日のように、一生懸命愛していけたらいいなと思う。

ところで、Yさん(先生のこと)の100日記念の指輪が羨ましいです。

******
Yさんはご主人が日本人にも関わらず、100日記念の指輪をしている。
どうしてかたずねると「付き合い始めたときからずっと、記念日にはプレゼントと花束が重要と言ってきかせましたから」と、笑って教えてくれた。
やっぱり花束はバラですか?と聞くと「そうなんですが・・・主人はなんと黄色いバラが綺麗だからと買って来てくれたのですが、韓国では黄色いバラは絶交という意味なんですよ!」
レッスンの合間にこんな話が聞けるのも楽しい。

しかしスンホンファンとしては一つ疑問が残る。
彼が主演のドラマ「夏の香り」では黄色いバラがとても重要なキーポイントなのだ。スンホン演じるミヌは黄色いバラが好きで、ドラマの中でもプロポーズ部屋(!)を黄色いバラの花で飾るシーンが出てくる。黄色いバラはロマンティックな恋の象徴なのだ。
真偽の程はわからないが、黄色いバラがきれいなことには変わりない。

輪舞曲(ロンド)から思い出すものpart2

2006-01-17 20:59:11 | なんということはない日常
このドラマを観て、思い出したドラマが二つある。

一つは@金城武と中山美穂の共演が話題だった@二千年の恋。
輪舞曲と共通するのは、海外が絡んだサスペンス調のドラマだということ。
これに関していうと、二千年の恋の方は存在しない某第三国からやってきた@金城武という設定に無理があったような気がする。これだったらまだ輪舞曲の方が現実味がある。

もう一つは仲間由紀恵が主演した@東京湾景。
このドラマも韓国と日本、二つの国で揺れる恋物語だったが、韓国ドラマお得意の、出生の秘密、周りから祝福されない恋、そして交通事故、記憶喪失等など、シチュエーションを真似しすぎなのが鼻について、全然面白くなかった。
輪舞曲がある映画を連想させるのは昨日も書いたとおり。

せっかく50周年記念ドラマなのだし、あれだけお金も時間もかけるのだったら、真似の先にもっと素晴らしいものがあることを期待させるドラマを希望。


周囲に合わせる健気さ

2006-01-17 20:27:02 | なんということはない日常
今日の日経新聞の朝刊のスポーツ面の記事に「誰にでも合わせる健気さ」と題した記事が掲載されていた。
どこに行っても短期間で解任される曲者サッカー監督トルシエが、なぜ日本でだけ任期満了まで務めることができたのか。
それについて、いくつもの?マークを示しながらまとめている記事だった。

筆者は受け入れた日本人の寛容、忍耐力、鈍感、意気地の無さなどを原因にあげているが、やっぱり的確な表現は回りに合わせるということだと思う。
この記事を読みながら、小学校低学年の時のことを思い出した。
先生たちは、子どもたちに5.6人の班をつくらせ、色々なことを競いながら、連帯責任や団体行動について学ばようとしていたのだと思う。
簡単にいえば、班のメンバーが一人でも宿題を忘れたら、班のメンバー全員の責任になるのだ。自分の宿題の心配もしつつ、他人の宿題の心配までしなくてはいけないのだ。本当だったら、子どもが宿題を忘れないように教育するのは、親であったり、先生であったりすべきなのに、連帯責任という名のもとに、子どもたち同士で心配しあわなくてはならなかったのだから、大変だったと思う。学芸会で、団体劇を力を合わせてやるというのだったらわかる。だけれども、宿題となると話は違ってくる。子どもだから、面白半分にわざと忘れる生徒もいたりして大変だった。子供心に「自分はキチンと宿題をやったのに、なぜ注意されるのか?」とても悩んだことを覚えている。

私は連帯責任や団体行動というよりも、周りに合わせることを覚えたと思う。宿題をキチンとするという習慣より、とにかく皆に迷惑をかけないように、周りに合わせることに、子どもなりに心血を注いでいた気がする。先生の言葉に従い、そして大人になってからは上司の言葉に従う。
トラブルがあれば、相手に変わることを求めるのでなく、自分が変わるようにする。
程度の差こそあれ、それが周囲と上手くやっていく方法だと思った。

こんな風に書いてみたものの、周りの知人からは「いつも自分のペースで生活しているじゃない。回りにあわせているとは思えない」といわれそうで怖い。

輪舞曲(ロンド)から思い出すもの・・・

2006-01-16 12:23:31 | なんということはない日常
新年会で「好きなタレントは竹野内豊です。」と言った手前、初回の放送くらいは見ようとチャンネルを合わせる。
警察官の身分を隠し、犯罪組織に潜入調査する男。(演 竹野内)警察学校を中退した彼の任務を知っているのは、直接の上司のみ。(演 石橋凌)
そしてその彼が偶然出会ってしまうのが、韓国から自分の父親を探しにきた女性。(演 チェ・ジウ)

上司とは昼間ビルの屋上で打ち合わせをし、組織には自分のことを兄のように慕う調子のいい弟分がいる。組織内部では警察の犬を探し出そうと、皆の携帯を集めてチェックする。
そして組織の事務所は、うらぶれた雑居ビルの一室。
どこかで見たような場面、設定だとおもいながら見ていた。
トニー・レオンとアンディ・ラウの共演が話題になった香港映画@インファナル・アフェアにかなり設定が似ているのだ。
トニー・レオンは自分が黒社会の出身であるが故に悪を憎み、潜入捜査の道を選ぶ。心に傷を持ちながら潜入捜査の道に入る設定もそっくりではないか。

そうしたら、チェ・ジウはケリー・チャンで、石橋凌がアンソニー・ウォンで、杉浦直樹がエリック・ツァンで、チンピラの弟分はチャップマン・トウで・・・・・
(きりがないので、この辺でやめておく。)

月曜日の準備をしながらの視聴だったので、非常にいい加減な感想しか持っていないが、本当にそっくりだった。
輪舞曲(ロンド)は日韓版インファナル・アフェア(無間道)として、私の中にインプットされてしまった。

追)
ドラマそのもの感想を一つも書いていないことに気づく。
しかしこのほかに思いつくことといったら、肝心のアンディ・ラウ役が居ないだの、私の韓国語能力は、近所のおばさん役岡本麗と同レベルか?などとますますドラマと関係ないことばかりだ。

アイルランド第6話

2006-01-15 18:03:42 | 韓国字幕つきドラマ感想
グクのもとでボディガードの訓練に臨むジェボクだが、背筋が伸びる感じはひとつもなく、ひもらしい雰囲気はそのままなのだ。がなぜか女社長に気に入られ、ためしに警備にはいったテレビ局で暴漢からグクを守るジェボク。(そうだ!ひもジェボクもやるときはやるのだ。)
怪我を治療に行った病院でジュンアの治療を受けることになり、グクとジュンアが夫婦だと知り、驚くジェボク。ジェボクに仕事を教えているのが夫のグクだと知り、同じように衝撃を受けるジュンア。
(もうこのあたりは偶然過ぎて、笑ってしまうのだが、そんなことに関係なくドラマは進む)人の良いグクは、二人の悩みなど一つも気づかず。ジェボクが良心の呵責から仕事に行くのをためらっていると、わざわざ家にまで迎えにくるのだ。何も知らないグクの人の良さに同情する。

制作会社を移ったものの、ポルノ映画の主役から脇役に格下げになり更に落ち込むシヨン。(ジェボクが仕事を始めたこともひそかにショックなのだろう。自分が養わなくては、自分の存在意義までなくなると思っているようだ。気持ちは良くわかる。)そんなシヨンに「テレビ局に行きオーディションを受けなさい」と助言するジュンア。彼女の助言で出向いたテレビ局で、偶然グクと出くわすシヨン。

今回のジュンアは不思議ちゃん度がやや低い。自分の事を必要以上に守ろうとする夫グクに向かって「私のことは放っておいて。いつまでもあなたに守られていてはダメ。一人で大人になりたいの」と宣言し、血を見ても倒れないようになるのだ。
「僕はかわいそうな人に心惹かれるんです。」というグクの愛情。
自分も一人になりたくない、そして相手にも優しくしたい、自分よりかわいそうな人に優しくし、自分も幸せになりたいと願うグク。そんな心の優しさは、相手には負担でしかなくなっていくようだ。(多分ジュンアにとっても牧師さんにとっても・・・)
が、ドラマを観ている限りはグクは非常に好青年故、応援したくなる。幸せにしたい、幸せになりたい、相手を守りたいというグクの優しさ、人の良さを素直に信じたい。

不思議ちゃんカップル ジュンアとジェボクは如何するのか?ジェボクはシヨンに本当の事を告げることが出来るのか?
(タバコとライターの話は泣かせる。どっちとも答えられず、マッチと答えるジェボクの優しさ・・・これこそ愛すべきひもの真骨頂だろう。)

そして愛に飢えているシヨンと、無意識に愛を請うているグクはどうなる?

注)誤字脱字王故、前回の感想までヒョンビン演じるグクのことをずっとクグと書いていることが分かる。(勿論自分で気づくはずもなく、友人に教えてもらったのだ。感謝!)本人はグクと入力しているつもりだったので、その辺は適当に読み飛ばしてもらえると嬉しい・・・直そうかと思ったが、更に誤字脱字が増えるような気がしたので、そのままでいくことにする。

勝負師13話

2006-01-15 16:25:27 | 韓国ドラマ さ行
病院に運ばれるも息を引き取るジュンシク。両親が死に、孤児になったと思った自分を海辺の町に迎えに来てくれた。それから兄弟二人でずっと詐欺をやってきたのに。俺は一人では何にも出来ないと落ち込むソンシグ。勿論ミンスも落ち込むのだが、ショッピングに連れ出し、お酒を飲みと、優しく癒してくれるヒジョンがいるのだ。
このシーンが非常に格好良く取れていると思う。不精髭でやつれた感じのミンスを、年上らしくリードしつつ慰めるヒジョン。他のドラマも色々あるが、ソン・スンホン(宋承憲)が演じるデートシーンの中では一押しの場面だと思う・・・

「今まで歩いてきた道に確信が持てないんだ」と弱音をはくミンスに、「ふたりで頑張れば新しい道があるわ!」と年上の女性らしく慰めるヒジョン。結局ソンシグとミンスは兄ジュンシクの遺志を継ぐべく二人で頑張ることになるのだが。

@白書(多分暴露本)出版の広告を見て、びっくりするミンス、そして同じようにあせるウギルの№1と№2・・・
ミンスは「準備していることがあるから」と暴露本の出版をしようとするヒジョンを止めるが、「出版すれば全部分かるわ」と引かないヒジョン。そんなやり取りを盗聴した№2は罠をしかけ、ミンスがヒジョンに黙って出版を差し止めたように手配。勿論二人は仲たがいし、ウギル商事の思う壺だ。ソンシグは「いつものように漢江で会って話せばいいよ。ヒジョンもお前が好きなんだから分かるさ」などと暢気な忠告をするが、ヒジョンは思いのほか頑なだ。ボディガードに「もう許すことにしたの。これからはもっとお互いに沢山話し合いましょう。いつも気になっていたんだけど、サングラスが似合うわ」などと、ミンスからボディガードに乗り換えたかのような態度だ。

昇進したコ刑事も、ヤン刑事と一緒にカフェを訪れ「ジュンシクが死んだ事故の調査を行う」などと言っている。兄ジュンシクが詐欺団は詐欺を続けることが出来るのか?

プライドと偏見

2006-01-14 14:59:10 | 映画鑑賞
21世紀の日本で暮らす私には18世紀のイギリス、たとえ娘が5人いて貧しいといわれようとも、召使までいる生活は優雅に思えてしまう。そうはいっても女性の一生に選択肢など殆どなかった時代、自分に出来る範囲でどれだけ自分の気持ちに正直に生きるかを、面白くそして綺麗に描いている映画だ。

18世紀に生きる常識の典型のような二人の女性、一人は5人の娘の母親であり、一人はダーシーのおばキャサリン夫人。娘をなんとか玉の輿にのせようと尽力する母と、身分違いの娘との結婚に横槍をいれようとするおば。今のように選択肢などたくさんない時代の女性の生き方を覗いてみるには、この二人を比較してみるのも面白いかもしれない。
キーラ・ナイトレイがとにかく綺麗だ。ただ男優が見慣れていないせいだろうか。今ひとつ華やかさにかけるような気がする。ダーシー役のマシュー・マクファディンがオーランド・ブルームだったらもっとうっとりしたかもしれない。ないものねだりだろうか?

プライドと偏見 公式サイト

アイルランド第5話

2006-01-14 00:29:48 | 韓国字幕つきドラマ感想
ジュンアと釣り合う男性になりたいと、立派なボディガードになりたいと願うジェボクだが、クグと喧嘩をするときの様子も非常に姑息な態度が目立つ。やられたと謝りながらも、後ろを向きながら舌を出して、ぞうりでクグの頭を殴るなど、喧嘩の仕方など小学生並なのだから本当に呆れる。普段はそんな姑息な態度が目立つジェボクなのに、娘を探し出し謝りたいという母親には「愚かなのも罪なんだよ」と諭したりする。更に病院で働き始めたジュンアに「凄いよ」と心の底から言えたりするのだ。ひもでありながら「馬鹿と利口は紙一重」を身をもって分からせてくれるジェボクの天然な感じにびっくりする。多分不思議ちゃんのジュンアはそのあたりのナチュラルな感じに惹かれているのだろう。

あんなに自分の事を心配してくれている夫がいるのに「私の事を信じないの?」と夫クグに冷たく言い放つジュンア。(自分が孤児だから彼女に母親の暖かさを感じさせてやりたいと思っているのに、それを口にしない、クグ。そんなお人よしだから、不思議ちゃんジュンアが付け上がるのだ。)自分の感覚だけで生きている不思議ちゃんジュンアには、夫クグの人のよさはただの負担でしかないらしい。クグは夫だからこそジュンアに不安を感じるのだが、不思議ちゃんジュンアにはそれが負担とは、世の中は上手くいかないものだ。不思議ちゃんジュンアがジェボクに感じる天然な優しさも、彼が夫でないから感じるものだと思うのだが・・・・
きっとジェボクが夫になったら、クグに感じるようにジェボクのことも負担に感じるようになるのだと思うが・・・
(ジュンアとジェボクは兄妹なので、不倫で二人の仲を語るのはちょっと?だが、本人たちはまだ知らないのだから、とりあえず二人の関係は不倫ということで話を進める・・・自分たちが兄妹だと分かったらこの二人は一体どうなるのだろう。二人とも不思議ちゃん故、想像が付かない・・・)

AV女優で家族とジェボクを養っているシヨンは、所属する制作会社が潰れ、無職に・・・・ひものジェボクはそんなことも知らずに「おれより良い奴と結婚しろ」などと格好をつけている。そんなジェボクはシヨンに一発殴られて当然だ。

しかしこのジェボク、クグに弟子入りし、立派なボディガードになろうとしているのだから驚く。しかしクグに対する態度もなんとなくひもの香りがするので、不思議だ。多分生まれながらのひも体質ということにしておこう。しかも愛すべきひもなのだから・・・面白い。

*******
お人よしのクグとひものジェボク。どちらがジュンアの愛を手に入れるのか?それとも不思議ちゃんジュンアはこのまま一人で歩いていってしまうのか?ヒョンビン演じるクグの人の良さに感動しつつ5話を見終わる。

池袋の思い出

2006-01-12 21:27:06 | たまに読んだ本
新大塚に勤務していた時は、サンシャインシティ方面までぶらぶら歩いて帰ったりしたこともあった。護国寺の方から歩いていくと、サンシャイン裏手の造幣局(多分)宿舎の側にキレイな桜並木があって、1週間の仕事を終えた春の週末、夜桜見物もすることが出来た。
これが渋谷だったりすると、目ざとい若者たちが路地たむろして桜を愛でたり(いや酒盛りか?)などとしているのだろうが、池袋ではそんなこともない。
渋谷は歩けば、表参道、代官山、目黒と若者の街、更にお洒落な雰囲気を感じさせる街が続くが、池袋は周りにそんな雰囲気もない。また渋谷の円山町が恋人達のラブホテルというイメージがあるのに、池袋のラブホテル街は何となく商売という言葉と直結しているような気がする。(これはあくまでも私のイメージ。確認したことはない)
池袋というと、今はないスナックランドという、安い食べ物屋が並ぶ一角を思い出したり、いけふくろうという冗談のような名前のついている目印を思い出したりするせいだろうか。
池袋は渋谷と違い、繁華街から一歩はずれると若者の街の香りがしないと思ったのは、私の思い違いだろうか。

私にとっては身近な街ではないが、街の香りはなんとなく知っているような気になっている街。池袋に一度も足を踏み入れたことのない人は、この本を読みながらどんな街の香りを感じるのだろう。

この本は、池袋という名前を聞いても若者を想像できなかった私に、池袋で生活する若者の存在を強烈にアピールしてくれた本だ。
総て真実ではないだろうけれど、そういうこともあるということを、突きつけてくるそんな勢いは感じる。どこまでどのように信じるかは、読み手側にゆだねる雰囲気にも好感を持った。

この本を原作にしたドラマは残念ながら未見。それはかえってよかったかも知れない。

少年計数機―池袋ウエストゲートパーク〈2〉

文藝春秋

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