私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

花様年華-人生が花になる瞬間 第7,8話

2020-05-19 20:42:19 | 花様年華-人生が花になる瞬間(韓国ドラマ)

元夫が息子の親権と引き換えにジェヒョンを脅かすような話を持ち出したので、彼との再婚を承諾することにするジス。学生時代、「一つを手に入れたなら一つを手放す事だ。二つとも手に入れようとするな・・・」と父に言われたジスがジェヒョンを守るために下した選択は再び元夫と一緒に暮らすことだった。

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検事長という地位を利用して自分を拘束しようとするジスの父に「公的な立場を利用するなんて・・・」と食って掛かったジェヒョンだが、両親にまで被害が及びそうになると結局は諦めるしか道はない。
ジスの父は彼女を信じられないと、二人を別れさせるために更に彼女を音楽留学という名目でドイツに行かせようとする。もちろん留学は名目で、同じ留学生の学生と向こうで見合いらしきものもキチンとおぜん立てしているのだ。
検事長から政界入りを目指しているジスの父にとっては、ジェヒョンとジスの未来など取るに足らないもの・・・
ジスを連れて先輩の運営する民宿に逃げ込むジスとジェヒョン。「先輩と結婚する」と無邪気に話すジスの笑顔が長くは続かない事を分かりながら見るのは切ないものだ。。。。

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ジスが親権を失いそうになっていることを知り、友人の弁護士をジスの元に送り込み彼女を助けようとするジェヒョンだが、彼女が控訴せずに元夫との再婚を受け入れたことを知り驚くジェヒョン。

「あなたの事を愛していない事を知っているのに、どうして再婚が出来るの?」と
ジスの元夫と協定を結んだジェヒョンの妻もどうしてもジスの元夫の行動が信じられない。

しかし、ジスの元夫もジェヒョンの義父も、二歩も三歩も前を見て、自分たちが損をしないように、それぞれジスとジェヒョンをコントロールしようと計画しているのだ。

そんな中、「二人が映った動画を公開する」と脅すジスの元夫に対して、「君はジスから親権を奪えばいい。僕は全部失った彼女を選ぶ。」というジェヒョン。

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学生時代の思い出の場所で偶然出会ってしまうなど、どうしても昔の思いが消せない事が切ないジスは「私たちキチンと別れられなかったからいつまでもこんな風なんだ。」と二人の関係をキッチリ終わらせることを申し出る。しかし若い頃彼女が自分の事を守るばかりで自分は何もできなかったという思いが消せないジェヒョンは「僕はただ君を守りたいだけだ。」と彼女を守ることを諦めようとはしないのだ。

組合運動から身を引いたことに引け目を感じている彼女が組合活動に参加していることで非難されないように動画を削除し、彼女のアパートの下で部屋の電気が消えるのを見守る。

更に彼女を見守りつつも、同時に義父の行った不正を暴こうと検察にすべてを明かそうとするジェヒョンだが、義父の行っていることは法の隙間をかいくぐったもので、自分も危ない橋を渡らなければならない。再び刑務所生活になりジスの元を離れなければならないことにおびえながらも、自分のやるべきことをやり遂げようとするのだ。

(ジェヒョンの差し出す手を握り返すことはしないジスも、一旦は受け入れた元夫の再婚の申し出を断るのだが・・・)

ジェヒョンの妻ソギョンは、夫が失くしてしまったものがジスとの愛であることを知り、更に自分には見せない優しい笑顔を彼女にだけは見せることに深く傷つくも、「子どものころ母に捨てられたのは私のせいじゃない。でも2度目に捨てられるのは私のせいになる。」と再び誰かに捨てられることを拒み、ジェヒョンの心が自分にない事を知りながらも彼に固執するのだ。

そして、ジスの元夫は、ジェヒョンの会社を訴えようとしている元従業員の父親の弁護士になり、彼を攻撃しようとするのだ。。。

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毎回、過去と現在の出来事が交差するこのドラマ。学生時代のジスが何とかしてジェヒョンを自分の父から守ろうとする姿が一生懸命であればあるほど、その後に起きた悲劇の大きさが想像され、切なくなる。

二人の思い出の中に印象的に出てくる映画の数々。ラブレター、欲望の翼、そして今度はあのレオンだ。