私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

愛の不時着 第9,10話

2020-01-21 20:55:35 | 愛の不時着 韓国ドラマ

銃声とともに拉致されたソリからの通話は切れてしまい、彼女を探す術を失ってしまうジョンヒョクは、チョの部隊によって自宅も捜索される事となり、自身も拘束されることになってしまう。ジョンヒョクの部隊のメンバー達は、隊長の婚約者の母親に聞かれるがままにソリの素性などを話してしまったからだ・・・と自責の念に駆られるものの、ダンの母親が、結婚話がだめになるような話を外部に漏らすわけもない。政治局長の父親が、事が大きくなる前に事態を収束しようとして企てたことだと推測するジョンヒョク。

部隊メンバーに、自分が政治局長の息子だという噂を広めるように指示し、第三者の忖度により自分が釈放される道を選ぶのだ。
ソリが脱出計画を成功させるためには上長へのごますりが必須と考えたように、階級がピラミッド方式になっている社会で生き残るためには、忖度上手かどうかは生き残る為には大事な術だ。
釈放されたジョンヒョクは、実家へと急ぎ、自分の両親の元で過ごすソリと再会するのだ。

拉致されたソリも、息子のジョンヒョクを心配した彼の父親が計画を企てたことを知ると「彼は悪くない。私が全部悪い」と彼を全面的にかばい、逆に両親を呆れさせる。更に再会後は、自分の息子が「彼女をそのまま保全部に渡せば、政治的に利用されるかもしれないし、生命の危険もある。だから秘密裡に彼女を帰国させようとした」と必死にソリをかばう様子を見ることになる二人。

ジョンヒョクがピアニストを目指していたこと、スイスの湖畔で耳にし、彼女の慰めたあの曲は、ジョンヒョクが亡くなった兄に捧げるためにたった一度だけ演奏した曲だと知り、改めて自分たちの運命を確認する二人だが、いくら運命の出会いでも、今の体制ではこのまま一緒にいるわけにもいかない。

ジョンヒョクを差し出すことで出世を狙うチョの計画の裏をかき、再び非武装地帯そばの地域担当になるジョンヒョクの部隊。

ソリは別れを惜しみながらも歩いて北の地を後にし、そして自分の葬儀の最中に、「遺影を選んだのは誰?」と毒づきながらも、華々しく会社に復活するセリ。北にパラグライダーで降り立った事を自ら降臨と言っていたが、「復帰記念に今までやったことのなかったセールを行う」と宣言しながらの再降臨もなかなかインパクトがある。

義理の姉の社長就任を阻止し、復帰後の親族がそろった席で「(失踪中の)記憶はないけれど、失踪前に私が後継者に選ばれたことははっきり覚えている」と兄弟を前に軽いジョブを見せる事も忘れない。失踪前、「なぜお父さんに認められようと、兄弟をライバルのように考えて会社経営にまい進するの?」と母親に叱責されたことを思い出しながら、「死なずに戻ってきてがっかりしたでしょ?」と母に謝るセリ。ファッションブランドを持ちたいというセリの夢を理解できなかった母と、自分を心配する母の愛を感じることの出来なかったセリ。戻ってきたからといっても、二人の溝が埋まるわけではないのだ。
ジョンヒョクが居ないことを寂しく思いながらも、少しずつ元の世界に戻ろうと努力するセリ。

同じようにセリが居ないことに慣れないジョンヒョクの元に、兄の形見の時計を持った盗聴部員であるマンボクが訪れる。7年前、たった一人の友人だったジョンヒョクの兄の行動を上司であるチョの命令(というか、母を人質にしての脅しか・・・)により盗聴し、チョ一味の密輸の証拠を手に入れたジョンヒョクの兄の殺害に手を貸すことになってしまったマンボク。
セリが質屋から持ち出した時計と亡くなる間際の録音テープを差し出し、良心の呵責に耐えきれずに7年前の真実を語りだすマンボク。「何故今更?」と思いながらも、ジョンヒョクは時計の中に隠された資料を探しだすことに成功し、チョ達一味の悪事を罰することに成功するのだ。

これで一見落着かと思いきや、「お前が見逃していることがある!」と裁判の場で騒ぎたてたチョは、護送車の事故に紛れてなんと脱北。(チョの後ろにはもっと大物が隠れているのだ)
彼がセリの命を狙っていることを知ったジョンヒョクも、彼女を守るためになんと脱北してソウルに向かうのだ。
勿論、ジョンヒョク部隊のメンバーとジョンヒョクの兄の事故を解明するのに尽力したマンボクもジョンヒョクの父の密命を受け、国際軍人大会(そんな大会があるのか?)のメンバーとしてソウルに乗り込む。北から出ることが出来るメンバーが、ほぼ全員ソウルに集合だ。

非武装地帯にセリとジョンヒョクを送り届けたスンジュンは、セリのために命がけで彼女を帰国させようとしたジョンヒョクの話を聞かせ、ダンに結婚をあきらめるよう諭すのだ・・・詐欺師ではあるが、なかなかいいところあり。