サンフランシスコに引っ越してきた11歳の少女ライリーのお話として、ストーリーのある物語を期待してみるととんでもなくがっかりするだろう。
それはあくまでも仮の話で、このアニメそのものはストーリーがあってないようなものだから。
喜び、怒り、嫌悪、恐れ、悲しみをディズニー式に解明するとどうなるかという結構斬新な挑戦。
それをアニメとして楽しく見せるにはどうすればいいかというさじ加減の難しさに挑戦しているのだから。
ストーリーがあんまりないと気付いた時点で、喜びと悲しみのさじ加減をきらきらしたボールの数々で表している画面の綺麗さを堪能することに集中したので、結構楽しく見ることができた。
喜びを感じるには、悲しみも大事だなんてことは、子どもより大人がしみじみ感じることだと思うが・・・・・
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少女ライリーの物語というのは、仮の姿なので、一番最初にドリカムに「ライリー♪ライリー♪」とさわやかにパワフルに歌い上げられてもちょっと困ってしまうというのが正直な感想。
私は日本語吹き替え版でなく、オリジナルバージョンを鑑賞。
吹き替え版では悲しみを大竹しのぶ女史が吹き替えているとのことだが、オリジナルバージョンを見ると、なんとなくキャスティングされたのがわかるような気がする。そのあたりはイメージの統一性があるんだなと思う。
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インサイド・ヘッド オリジナル・サウンドトラック |
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WALT DISNEY RECORDS |