私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

証人になる

2007-02-16 21:37:09 | なんということはない日常
先週、もう少しで昼休みという時間にHさんが一枚の書類を持って私のところにやってきた。
「アノ~コノ書類ガアッテイルカドウカ、ミテモラエマスカ?」
「えっ?」と思ってみると、なんと手にしているのは「婚姻届」だった。

Hさんは同じ韓国人の方と結婚することが決まっていたのだが、諸事情により結婚式が来年の秋に延期になってしまったのだった。
その後様々な理由により、結局先に入籍をするということで両親を説得したらしかった。

「こんな早い結婚は許せん!」だとか「式より先に入籍するとはどういうことだ?!」ドラマで何度も見たシーンを思い出しながら、「挙式前に入籍するので反対されなかったのですか?」と訊ねると、言葉少なく「色々問題はありましたが・・・」という。海を越えての電話のやり取りでなんとか了解を取り付けたらしかった。

港区役所から貰ったという、外国人同士が日本で入籍する場合の記入例は、アメリカ人とカナダ人が日本で入籍する時の記入例が書いてあった。
証人の二人も外国人だ。さすが国際都市六本木がある港区だ。
が、急に入籍を決めたHさんは証人の存在を忘れていたらしい。
同僚と「必要だよね・・・きっと」というと、この昼休みにどうしてもすぐに入籍したいらしいHさんの視線が痛い。
結局その同僚と二人で、「本当にいいのだろうか?」と思いながら証人欄に住所と名前を記入したのだが、二人とも俗に言うシャチハタしか会社に置いていない。
説明書にも「スタンプ印は不可」と書いてある。
シャチハタ?スタンプ印?何のことか分からないHさんに、印鑑の重要性を説明し、来週印鑑を持ってくるから、入籍は来週と説明するしかなかった。

連休明けの今週の火曜日のお昼休み、役所に行き入籍は無事に済んだという。
実は、最初Hさんが入籍をしようとした日は2月9日の「肉の日」だった。
同僚とせっかく肉の日をやめたのだから、どうせなら水曜日のバレンタインディにしたらと、翌日14日の入籍を薦めたのだが、「本当の結婚記念日は韓国で式を挙げる日」ですから関係ありませんと、13日にあっさり入籍を済ませてしまったHさん。

なんだか非常にあっさりではあるが、幸せの第一歩のお手伝いが出来たのだろうか・・・

↓思い出した映画は、こんな幸せな結婚とは全然違う話であるが、同じように婚姻届にまつわる話であることは間違いないだろう。
セシリア・チャンの演技に涙したことを思い出した。


ラブ・レター~パイランより~

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