「山本文緒」について知っている二三の事柄２

「かなえられない恋のために」という
山本文緒さんが31歳のときの本を読んでいる。

彼女は現在47歳。

初めてのエッセイ集を再び文庫化するにあたって
かな～り、赤裸々というかリアルなことを書いてまして
時にミモフタも無く…「山本文緒」らしい？文ですねぇ。

文庫の著者近影には、こんな解説が…

OL生活を経て、人間関係の繊細なずれから生じる
喪失、慈しみをテーマに作家活動を続け、現在に至る。

確かに、そう。
普段、気にしないことにしている
人付き合いにおける「ノイズ」みたいなものに
非常に敏感なラジオみたいな人というか
敏感に成らざるを得ない状況の人が主人公のお話。

そんなノイズが凄く気になった時期もありましたが
今は、気にしないのではなく気にならなくなった。
情報の伝達にノイズは必然であるという
真実を悟っちゃったんでしょうね。

でも、どこか懐かしさがある
彼女の文章がとても好きです♪

自称「子豚」という容姿ですが、子豚って可愛いものですｗ